読書のススメ

最近またちょっと読書モード

町田 康

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待ちに待った町田さんの長編小説です。
私はどちらかというとエッセイより小説が好きなんで、めっちゃ嬉しいです。

執筆七年。
と書かれてるだけあってかなり分厚い。
ほんと、枕になるくらい。

主の命令によって大権現へ大刀を奉納する為に旅に出た
主人公、鋤名彦名は謎のくにゅくにゅの皮に呑み込まれ
「偽」の世界にはまり込んでしまう。
いったい何が真実で何が嘘なのか。
何が正しい行いで何が間違った行いなのか。
彼は自ら嘘にまみれながら真実を求めて旅を続ける。

ってあらすじ書いても全然何の事やらわからへんもんね。
もぉ読んで下さいとしか言えません。

くにゅくにゅの皮に呑み込まれたり
突然浮遊術が使えるようになったり
指先から炎が出せたり
体を伸縮させたりともぉそれはそれはぐしゃぐしゃな
時代劇アドベンチャー???

ただ、ただ、「本当のことって何なの?」
その答えを追い求めて、突き詰めて、迷って、悩んで
エライ事になってしまう。
読み応えのある1冊です。
自分自身は正直に生きてるのかなぁって…。

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まあ、はっきり言ってみんな羨ましがる。いいなぁ、なんて言う。でも山羊で人間の手なんていいことはひとつもない。というか面倒くさいことだらけだ。なにがめんどうくさいかと言って、日に何度も手を洗わなければならないのがもっとも面倒くさい。通常の山羊の手であれば、地面についていてもなんとも思わない。でもなまじ人間の手をしているものだから、手が泥だらけになっているとなんとなく気分がすっきりしないし……

という本です。
どういう分類かよくわからんけど、
写真1枚1枚に作者の勝手な想像が爆発。

私自身、写真とか挿絵とか見て勝手に想像して一人で吹き出してる人間なんで
結構ツボにはまりました。
欲を言えば、もうちょっと写真が種類の富んでた方が良かったなぁ〜っというところです。
飛躍した想像がお得意の町田さんならではの試みですね〜。
これはこれで良かったです。
どっちがいいかと聞かれたらやっぱ小説が好きですけどね。
梅雨時の陰鬱な気分にちょっとした笑いを…って本です。

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め〜っちゃ久しぶりに町田さんです。
川端康成文学賞をとった本です。
ずっとこれを読みたいなぁと思っててんけどなかなかなくって
こないだやっと購入。しかも100円。
嬉しい気分もそこそこに「価値のわからん店員やなぁ」とムッときたり…

・鶴の壷
・矢細君のストーン
・工夫の減さん
・権現の踊り子
・ふくみ笑い
・逆水戸
6つの短編集です。
久しぶりの町田さん面白かったですよ〜ほんまに。

一番好きなのは「逆水戸」かな。
時代劇大好きの町田さんらしい作品です。
時代ものは「パンク侍斬られて候」なんかもそうやけど
今も昔も変わらぬ人間関係が正直に綴られていて
そりゃ〜助さんも覚さんもそんなふうに思うてたやろうなぁ〜と
水戸黄門の裏を垣間見たような作品でした(笑)

まぁどの作品も基本的にはそんなことはありえないという
かなり狂人、妄想バリバリの主人公なんやけど
なぜか、身近な所で共通点を見つけられてしまう
不思議な内容ですよ。

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最近珍しく忙しくってじっくり読書ができないので
ちょっと軽いエッセイなんかを…って事でこれ読みました。
町田康の初エッセイ集です。
売れないパンク歌手時代に見聞きした事、感じた事なんかを
いつもの町田節でリズミカルに面白く書いてあります。

感想を書こうにも、何と言うか…まぁ全体的にCDが売れないので
金がなく、朝から時代劇を見て、酒を飲んで寝る。
んでたまに知人に連れられてペンキ塗りの仕事に行ったりと
そんなていたらくな日常が書かれてる訳でして
「あぁ〜こんな生活送ってたらいかんいかん」
なんて悩んでる人、読んでみたら勇気が湧いて出るやもしれません。

今回はさすがに全部家の中で読んで、外では読まぬ様にしたんやけど
思い出してしまって体変困った箇所があるので紹介。
しばらく電車に乗るのが辛かった…
駅のホームの案内アナウンス。これが気になって仕方ない。
          <中略>
「ただいま二番ホームに上り電車が参ります」と言う。その文言のうち、参ります、というところが気になって仕方ない。いてもたってもいられなくなる。
すなわち、参る、というのは、「行く・来る」の謙遜語であって、そのアナウンスを聞く度、自分には非人間的なスピードで疾走する巨大な列車が、謙遜しながら、もじもじホームに入ってくる姿が想像せられて、気色悪くてしようがないのである。
そこで、じゃあ、考え方を変えて、参るのは列車ではなく、それを運転している人間、すなわち運転士が、「すいません、すいません、急いでやってきたんですけど、遅かったでしょうか?すいません、すいません、お待たせしてすいません。」というへりくだった態度で参るのか、と、運転席を凝視してみたりするのだけれども、そんな様子は微塵もなく、運転士、みな一様に無言で、傲然と身を反らして運転しているのである。
参るというのはいったいどういうことだ。自分はすっかり参ってしまい、車中の人になってからも、そのことばかり考えているものだから、カバンを置き忘れたり、待ち合わせの場所を失念したりして、商売をしくじるのである。参る。

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主人公、掛十之進がいきなり巡礼の父娘に斬りかかる
父親を盲目の娘の前で無残にも袈裟懸けに斬りつけた。
通りかかった長岡主馬に斬った理由というのを問い詰められ掛が答えたのは
「腹ふり党」の撲滅であった。

腹ふり党って・・・何やねん。
凄いシリアスな場面やのに「はらを振って踊り狂う信者の撲滅」に関して
真顔で語り始める主人公がいきなり笑えるし、
その腹ふり党の思想自体が普通でなく「ちょっと町田さぁん・・・」感じ。

時代小説って言っても語り口調が難しい訳でもなく、
何となく時代設定が昔ってだけで現代社会にも置き換えられる、
っていうか現代社会を昔に置き換えてみたって言う方が正しいかなぁ〜そんなお話。
サラリーマンの縦社会とか、そもそも世の中の仕組とか
時代は変わっても根本的に変わらない人間の何かが書かれてるんとちゃうかな、と思うわけです。

後半「腹ふり党」と藩との戦いはもぉこりゃあ映像にはできひんなっ
ってくらいめちゃくちゃで、想像するのもきしょくわるいねんけど
案外野放しにしたら人間ってこんなもんかもなあ・・・

で、やっぱ最後に女は怖い生き物ですよ。おほほほほ・・・
というのが感想。

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