読書のススメ

最近またちょっと読書モード

筒井 康隆

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急に筒井さんの狂った世界を読みたくなったので
発作的に買いました(笑)
自選ホラー傑作集です♪
前に読んだ「宇宙衛生博覧会」にも載っていた作品もありましたが
久しぶりだったので堪能しました〜。

10の短編が入ってます。
狂気と恐怖と悪夢のホラーです。
お化けが出てくるとかそんなんじゃないんやけど怖い!

痴漢に間違われたサラリーマンが、謎の女権保護委員会に監禁され
恐ろしい懲戒を受ける表題作「懲戒の部屋」

うっかり乗り継ぎの券を買い忘れた為に無賃乗車の罪で駅員に暴行をうける「乗越駅の刑罰」

などなど…まぁ常識は捨てて読んで下さい。
恐怖に陥れられる主人公と相手とのやりとりが
常識では考えられない、筒井ワールドでめっちゃ面白いです。

旅のラゴス / 筒井 康隆

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これで、筒井康隆の作品は3冊目。
やっぱり少し変わった設定でSFという種類やったけど
こないだ読んだ本みたいに宇宙人が出てきてどうのこうのってのではなかった。

人間達が築き上げた高度な文明はある時をもって崩壊する。
その文明を失った代償として人間が超能力を獲得し出した世界というのが設定。
超能力と言っても個人差があり皆が平等に持つ訳ではなく
能力の種類も、あるもの達は集団転移をし、あるものは壁を通り抜け、
またあるものは他人と同化し心を読める。
そんな世界を主人公ラゴスが人生を通して旅をするというお話。

ラゴスが旅先でいろんな人間に出会い、いろんな能力を目撃し、
そして人間の祖先が残した高度文明についての書物が保管されている町で
長い年月をかけてそれを読破し故郷へ帰る。

故郷へ帰ったラゴスは農作物の栽培方法や医療技術や発電装置に関して
町の者達へ言及するが、急速な文明の発展は国を滅ぼすと考え
多くを語らない。
…とまぁこんな内容です。

要はラゴスの生きている世界は私達が考える大昔なのですよ。
壁を抜ける面白い人が登場した。
とかそういう事ではなくてですね
人類が発展し、衰え、また発展へ向かおうと努力する、
そんなはてしなく長い歴史にちょっと考えさせられるものがありましたよ。

長い旅の最中にラゴスはこう考えました。
かくも厖大なら岸の時間に比べればおれの一生の時間など焦ろうが怠けようがどうせ微微たるものに過ぎないことが、おれにはわかってきたからである。
人間はただその一生のうち、自分に最も適して最もやりたいと思う事に可能な限りの時間を充てさえすればそれでいい筈だ。

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第一声は「なんじゃこりゃ?!」かなぁ〜。
タブー好きの人にはたまらん作品やね。
ジャンルにするとSFなんやろか?
有り得ない設定で淡々と話は進んでいく。
中身は8個の短編小説。

ランプティ・バンプティという甲殻類を背中に寄生させると
IQが倍になる時代がやってきた。
…と言う訳でペットショップではコレがバカ売れ!

いつからか時間が経つのが速くなりだす。
どんどん速くなり、時計の針は恐ろしい速さで回転しだし
日の出日没が目まぐるしく繰り返される様になる
そのとき人類は…

ある星へ今で言う単身赴任?
その星の人は関節を鳴らす事によって会話をする。
そこへ派遣される男は関節話法を習得しようと必死になるが…

などなど…とにかく想像もしないような笑える設定で
なんとも変な気分になりながら読みました。
中でも凄い笑ったのが「最悪の接触」というので
ある男がマグ・マグ人と貿易を開始するのかを決断する為に
その星の代表と1週間共に暮らしてみるというお話。
料理をどちらが作るかという事になってマグ・マグ人が先に作るんやけど
何と男の食事に毒を入れる。
んでも殺そうとしてるんじゃなくて食べる直前に毒入りであることを教える様な無意味な行動を取るんやな。
男は理解に苦しみながらも仕方なく自分の分を作りなおそうとするんやけど…

「やれやれ。もう一度作りなおしか」
その時、きええええええっという悲鳴とも怒号ともつかぬ奇妙な叫び声をあげてケララが俺の背後へ駆け寄ってきた。(中略)
「あなた、二度と料理を作るなどと言ってはいけない。
何という不謹慎なこと言うか。今夜の料理、あの毒の入った食えない料理よ」
「だから食える料理を作るんだ」
「何度言ったらあなたわかるか。あなた料理する。私の作った料理、無駄になるよ。
わたし、なんの為にあの料理、毒入れた思うか。明日の朝の料理まで、あなた待ちなさい。」
「待てないよ。おれは腹が減ってるんだ」
「だがわたしは減ってない」
「銃を出したな」
「そうか、これ銃のようにみえるか。なるほど誰が見てもこれは銃に見える。
おそらくあなたにもこれが銃のように見えるだろう。
しかし、だまされてはいけない。実はこれは銃だ。」
「ふざけるな。おれに飯を食わさぬつもりか」
「わたしがどんなつもりでいるかはどうでもいいことではないか。問題はあなただ。」
「そうとも問題はおれだ。おれは腹が減っている。」
「わたしは減っていない」

…とまぁこんな調子でマグ・マグ人との口論が繰り広げられるんやけど
それがめちゃめちゃ面白かったです。

家族八景 / 筒井 康隆

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七瀬という心を読める能力をもった少女が、女中として様々な家庭に行き、
それぞれの家庭の問題に遭遇するというもの。
この本の他にあと2作出ているらしくって
他のはよく知らんけど「七瀬シリーズ」とされてるらしい。
まさしく「家政婦は見た!」的なお話。
連続ドラマになったらハマルかも?!

いろんな家庭の食卓で交わされる会話とは裏腹な内面を七瀬がキャッチする訳やから
「今日、お父さん、ぼくの部屋へ入っただろう」
(エロ親父め)
(他にすることがないもんだから、子供の部屋なんかを嗅ぎまわりやがって)
「何かその、面白い、読むような本が、ないかと思ってな」
(なぜ親が部屋へ入ったぐらいのことを咎めるのだ)
(たかが高校生のくせに)
(生意気な)
ってな感じになってる。

かなりドロドロなんやけど、あぁこういうのってあるやろうなぁ〜って思うし
七瀬の能力という設定を使って見事に表現されてます。

8編全てに"落ち"が用意されてて、それぞれの小説の落ちがどうなるのか楽しみで読み進んでいく感じ。

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