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参議院選挙が終わり、日本の政治に「真性ねじれ」が生じました。憲法59条、60条に衆参の議決が異なったときという規定はあります。しかし、今の状態はあきらかに憲法は想定していなかったでしょう。
ある経営者との会話です。
「これで、日本の政治は停滞しますね」
「憲法が想定していなかった状況です」
「つまり、システムエラーということですか」
東洋大学の皆さんへ
明日の講義は直近の参議院選挙結果も踏まえ、以下の講義を行います。
第12講義 日本の政治、イギリスの政治・・マニフェストサイクルと議院内閣制
1、 参議院選挙結果の「ねじれ政治」を見る
・衆議院は民主党が多数、参議院は野党が多数
・予算は通過するが、予算関連法案、法律が通らない
・憲法59条、60条
2、政党本位、政策本位の選挙
・マニフェストとは→スローガンではなく、期限と目標を定め、工程表と財政的裏づけ
・個人名でなく、×印をつけるだけの投票用紙
・増税=福祉の充実と考えるイギリス
3、地盤、看板、かばんなしで政治家に
・「優秀な若者がイギリスでは政界に、ドイツでは官界に行く」マックス・ウェーバー
・きびしく制限される選挙費用
・だれでも気軽に立候補
・ネット選挙はあたりまえ
・戸別訪問が主力→日本では禁止
4、議院内閣制下、強いイギリスの首相
・任期のない首相 総選挙から総選挙まで
・中長期視点からの政権運営可能
・権限の強い下院、弱い上院でマニフェスト政治が可能
・内閣改造のたびに省庁再編
・政治任用としての政策室と特別補佐官
・「鉄の女」サッチャー元首相にあったこと
5、議院内閣制下、弱い日本の首相
・任期わずか1年で交代が4代続く
・成長戦略、財政戦略がたてれない
・強い参議院でマニフェスト政治不可能
・津用官僚組織で、省庁再編不可能
・政治任用の仕組みなし
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