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「小事は是非損得をもって判断してよい。
しかし、大事は利害を超越した正義において判断しなくてはいけない」 松下幸之助
最も大きな大義とは「国としてどうあるべきか」であろう。「大学」にいう。
「此れ国は利を以て利となさず、義をもって利となすをいうなり」
国の大きな方向性というものは、私利をもって国益と為さず、公儀をもって国家の利益となすべきと言ったものである。
会社経営でも同じで、本当の利益というものは、いかにすることが義であるか、正しいかということを集積してゆくことから生まれるのである。
「左伝」にも「義は利の本なり」とあり、ここから「義利」という言葉が生まれた。
経営でも政治でも、利益を追求し、「生き馬の目を抜く」ような動きもあるし、「権謀術数」もある。利益を上げなければ、企業は社会に対して責任を果たせないし、政治は過半数をとらなければ「無力」である。
だが、大きな決断は常に、長期的、多面的、抜本的に考えなくてはならない。その、判断のもっとも基盤となるのは、「正義」である。
「義をもって利となす」を判断基準の根本としたいものである。
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