島さとし(嶋聡)の「大風呂敷のススメ」

松下幸之助に学び、ソフトバンク社長室長3000日の後、多摩大学客員教授を務める元衆議院議員「島さとし」のブログです。

政権交代の品格

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 ロンドンオリンピックが始まった。私のモーニングティーの習慣はイギリスに倣ったものである。欧州大陸の周辺国家でありながら、パックスブリタニカを実現したイギリスは好きな国である。

 政権交代によって、大胆に政治を変革し、時代に合わせてきたことが、イギリスが今でも繁栄を続けている理由だと私には思える。そして、そのイギリスの首相はサッチャー元首相が11年6カ月、ブレア前首相が10年1カ月というように長期に首相をつとめる。

 民主党代表選挙が九月二一日に実施を軸に調整されているという。鳩山元総理、管前総理、そして今の野田総理と、あまりに短命政権が続いたため、「総理がコロコロ変わるべきでない」と野田総理の「無投票再選」が囁かれているという。

 しかし、私は、民主党代表選は複数の候補が立候補し、今後の政治の在り方、日本の在り方を国民の前で議論すべきだと思う。

 イギリスが長期政権なのは、短命政権だとリーダーシップがとれないとか、中長期視点からの政権運営ができないなどの理由がある。基本的に首相は総選挙で敗北しない限り、その座に留まる。

 ただ、ここで忘れてならないことがある。選挙から選挙までやらないと「首相が有権者に対する責任」を果たせないからだということに最大の理由があるのだ。

 野田さんは政経塾の先輩であるので、どうしても見方が好意的になるが、それでも「野田政権および現在の執行部を構成する人たちは有権者のマンデートを受けていない」ということが明白である。何といっても、参議院をはじめ、国政選挙に勝ったことがないのである。

 消費税増税、原発再稼働そしてこのところのオスプレイの配備などを見ても、あまりに「国民の声」を無視している運営をしているように見える。何か、「国民は何も知らない、すべてを知っていて判断しているのは私たちだけ」というまるで、ケインズのハーベイロードの前提で政治を運営しているように見える。これでは、国民から遊離する。

 野田総理とその周辺の考えている事を代表選で明確にいえばいい。そして、複数の候補が代表選に出馬し、堂々と政策を論じればいい。

 その際、重要なのは3つあると思う。第一に国論を二分する「エネルギー政策」。第二は自民、公明との連立を視野に入れた「ねじれ政治」における日本政治をどうするか。第三は、外交、安全保障における「集団的自衛権」をどうするかであろう。

 民主党代表選を無投票にしてはいけない。与党の代表は総理であり、民主党代表選は総理を決める選挙である。国民の前で堂々たる議論をされることを期待する。

 



 

 

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