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孫社長も松下塾長も戦国時代と明治維新が好きである。人間がたぎって行動しているからであろう。
孫社長はよく織田信長と武田信玄、勝頼を比較する。
「武田信玄は、自分の領土から360度に戦いをしている。東西南北全部の相手と戦っている。信長は、自分の尾張の国から京都までの一直線のところにある敵としかほとんど戦っていない。
・・天下をとる、天下布武というビジョンに志をもったのか、それとも自分の領土を安全に拡大するということに志を持ったのか、それの決定的違いです」
「事を成す」 井上篤夫 P112
限られた自分の人生の中で、目標を決めたら一直線に進む。それ以外のことは、戦いを避けていく。もっと言えば、「何をやらないかを決める」。これが、孫社長の成功の要諦の一つだと思う。
ジャック・ウェルチがGEのCEOに就任した。GEの将来を徹底的に分析、考えた。GEは世界一をめざす。目標達成のために必要なことは、自分がやりたかった事業の海外展開ではなかった。
利益は上がっているが、世界で1位あるいは2位になる可能性のない事業から手を引くことであった。
撤退は進出より難しい。撤退を決めることができるのはトップだけである。現場に聞けば、継続というに決まっている。
人生でも同じである。何か一つに集中する。ほかの事はやらない。それが、仕事を早く完遂する成功の要諦である。
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