島さとし(嶋聡)の「大風呂敷のススメ」

松下幸之助に学び、ソフトバンク社長室長3000日の後、多摩大学客員教授を務める元衆議院議員「島さとし」のブログです。

政治家の品格

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 政経塾の後輩である玄葉衆議院議員が「海江田おろし」の発言をしたと各誌が報道している。野党である民主党の代表選挙などほとんど関心がないだろうが、実家でもあるので思うところを発言する。

 率直に言って「またか」という感じである。だいたい、民主党規約には代表リコールの規定はない。民主党規約の基本は私が主要メンバーとして作ったものである。(1999年ころ)

 労働党に政権交代したばかりのイギリスを研究した。野党は社会から注目されにくい。だから、少しでもニュースに出る「内部抗争」に発展しやすい。そこで「目立ちたがり屋」の政治家が派手に発言すると、それが支持率低下につながる負のスパイラルにおちいる。

 したがって、代表に安定した地位を与えるために「代表リコール」の規定をおかなかったのである。

 閣僚人事の「権力」もなく、予算の配分権もない野党代表の党内統治は総理総裁よりも難しい。これが、三代代表を支えた私の結論である。その中で、海江田代表はよくやっておられると思う。

 ビジネスの世界に入って思ったが、民間企業における「統治」「経営」は政治と比べるとはるけき容易である。人事権も予算配分権もあるからだ。ときおり、民間企業経営者が「政治にリーダーシップがない」というのは政治の実質をしらないからである。

 日経新聞調査では、自民党支持率42%。維新、結い、みんなは1%。民主は7%である。どうしようもないとみるか、民主が最後は残ると見るかである。

 「自民党に対抗できる政党は必要だと思いますか」との朝日新聞調査。必要だが79%である。そして「自民党に対抗できる政党」としてどの政党に期待しますかでは、民主17%、維新5%となっている。

 党規約にないことをやろうとしたら、代表にじわじわ圧力をかけて「辞任」を促すしかない。そんな陰湿な動きを国民は評価するだろうか。負のスパイラルになることを恐れるものである。

 今、日本の政治は「政権交代可能な2大政党政治」が存続できるかいなかの瀬戸際にある。不毛な争いをしているときではない。

 

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