島さとし(嶋聡)の「大風呂敷のススメ」

松下幸之助に学び、ソフトバンク社長室長3000日の後、多摩大学客員教授を務める元衆議院議員「島さとし」のブログです。

ブログ「みんなの政治学」

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 ウクライナ情勢によって停滞していた日露関係が動き出しそうなので喜んでいる。安倍首相は、プーチン大統領と電話協議し、11月の北京で開催されるAPECで会談することに合意したとされる。

 もちろん、クリミアを編入するなどの「力による現状変更」は絶対にゆるされるものではないし、モスクワとワシントンとの関係が冷え込んでいることは十分、考慮されなくてはならない。だが、中国は極めてしたたかであり、日本もこれを見習う必要があると思うからだ。

 中国は、米欧と対立するロシアを見て、接近を試みている。長年の交渉であったロシア産天然ガスの供給を合意させただけでなく、ロシア市場へのアクセスの強化、ロシアからの軍事技術の供与も手中に収めようとしている。

 議員時代にドイツのシュミット元首相と話した。そのときに「ドイツはアメリカとの友好関係を維持しながら、ロシアとの関係も強めてアメリカをけん制している。日本もロシアをもっと利用すべきだ」という趣旨のアドバイスをいただいた。慧眼であると思う。

 九月三日から六日まで、サハリンに行った。ロシアはサハリンの火力発電、シベリアの水力発電を日本に輸出する「エネルギーブリッジ構想」を持っている。プーチン肝いりの政策ということで、サハリン州政府も乗り気であった。

 安全保障上の問題を考えても、電力は巨額投資して発電所をつくってしまえば、電力を発電し、売り続けなければロシアとしても回収はできない。シベリア、サハリン経営を考えれば、そんな簡単に輸出ストップとはならないと考えられる。日本として輸入量を5%以下に抑えておけば問題ないであろう。

 安倍、プーチン会談では北方領土問題と同様にロシアからのエネルギー輸出問題もアジェンダに乗るだろう。ロシアからの電力輸出、日本にとっては電力輸入が提案されたなら安倍首相はどう答えるだろうか。

 


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