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戦後70周年の本日に当たり思い出す松下幸之助塾長の言葉がある。「調和共栄・・指導者は人間みな兄弟の思いをもたなくてはならない」
「四方の海 みなはらからと思ふ世に など波風のたちさわぐらむ」明治天皇の有名な御製である。天皇がこれを詠まれたのは明治37年、日露戦争のときと知って松下塾長は言った。
「明治天皇のお気持ちとしてはやむにやまれぬ理由で敵味方に分かれて一戦を交えているとはいえ、本当はお互いに人間として調和共栄していこうとの思いを現されたものと思う」 安全保障法制の議論で中国脅威論が強調される。だが、実際の安全保障政策では中国へのそなえは多くない。集団的自衛権行使の方便として中国脅威論を唱え、それが東アジアに緊張をもたらしている。
中国のGDPは10年に日本経済を追い抜き、昨年は2倍となり、再来年には3倍となる。本来は相互依存を強め、互いにどうメリットを享受するかに知恵を絞るときである。財界は沈黙を決め込まず、一歩先の世界認識を示すときである。 安倍第一次政権の二千六年頃も東アジアは緊張していた。その頃の孫社長の言葉である。
「政治的にはいろいろたいへんなのでしょうが、日本の姿、日本人の生活をたくさんのアジアの国の人々がインターネットを通して見られるようにしたい。顔を見て、生活を見て親近感を覚えている国にミサイルを撃ち込もうなんて考えないでしょう」 平和戦略としての「相互依存」を進めて行きたい。9月には中国で講演をさせていただく。
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松下幸之助に学んだ政治経営学
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