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9月の自民党総裁選における安倍総理の無投票再選の可能性高しとの報道が流れているのを見て、思い出す松下幸之助塾長の言葉がある。「謙虚である・・指導者は地位が高くなればなるほど謙虚でありたい」
安倍総理の70年談話は当初の予想より穏健なものであった。中国は「実際の行動で信頼を得るように促す」としたが、中国経済の不振もあり、日本との関係を悪化させたくないとして様子見。韓国は「我々にとって残念な課題が残っていても新しい未来に向かって共に進む」とした。
安倍政権の支持率低下に対処するための「政治的妥協」の産物と言われるが、国民の声に謙虚に耳を傾けた結果、アジア各国との関係もすこし融解したのではないかとおもう。 安倍総理の在職日数は祖父の岸信介内閣の1241日を抜いて歴代9位となった。長期政権である。それもあってか、国会審議を見ていると「謙虚」さが足りないのではないかと思うことが多く危うさを感じる。
加賀百万石の祖、前田利家のところにあるとき、福島正則から鯉を2匹送ってきた。利家の家来が礼状を書かせたところ、利家のほうがはるかに先輩である胡あり、形式的なものを出した。
それを見た利家は「このような手紙はできるだけ先方を敬い、 丁重に書くものだ。特に目下の人への手紙は丁重に書けば書くほど先方は嬉しく思うものだ。目下だからと言って、見下した書き方をすれば、いかにも自分とお前は位が違うといわんばかりで、そんなことは愚か者のすることだ」と言って、書き直させたという。この謙虚な態度が、加賀百万石の太守となり、明治維新まで続いた原因だと思う。 そうえいば、孫正義社長も社長室長である私を呼ぶときは、最後まで「嶋さん」と「さん」づけであった。何かを依頼するときも非常に丁寧な言い方あった。
日々の経営でも、社長、上司は部下、目下の人に接するときに謙虚さを忘れないようにしたい。そうすれば、「あの人は丁寧だ。偉い人だ」と人々も心から敬服し、衆知も集まってくる。これが「長期政権」の鍵であると思うのだが、いかがだろうか。 |
松下幸之助に学んだ政治経営学
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