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25年ぶりの大学入試改革が検討されています。1点を争う受験勉強を勝ち抜いてきたブランド大学の学生は燃え尽きて勉強せず、AO入試が半数以上をしめる大衆大学では「学力の底抜け」から授業についていけず勉強しない。改革が必要です。
孫正義社長は「教育は30年後をめざして行われるべき。30年後に役に立たないなら不要」との発言をしました。今から30年後、15歳の中学生が45歳の働き盛りとなる2045年。世界は人工知能がプログラムを自ら組み立てなおす技術的特異点(テクノロジー・シンギュラリティ)を迎えます。
この技術的特異点の提唱者、レイ・カーツワイルさんをグーグルがエンジニア部門にスカウトしました。カーツワイルさんは、ビル・ゲイツが人工知能部門の第一人者と認めた科学者です。 カーツワイルさんによると大学入試改革実施予定の2020年から23年頃に人間に近い検索エンジンが登場するとのことです。長くて複雑な質問に返答し、検索しようとする資料の意味を理解し、さらに人々に役立つだろうと自らが考える情報を探し出すようになるのです。
さらに、中学生が39歳となる2029年までには検索エンジンが人間のような能力を持つようになります。記憶力重視の試験で選抜された人々は時代に対応できなくなります。 文科省は2020年から1点を争う入試センター試験からレベルわけとする進学テスト、学力の底抜け対策には高校1年レベルの学力を測る基礎テストの2本立ての改革を目指しています。 さすがに優秀な官僚が考えたものだと思います。しかし、2045年、人類は技術的特異点を迎えるというドラスティックな観点が忘れられています。孫社長が言うように「30年後に役に立たない」不要」な改革になる可能性が大です。志高い、改革が望まれます。 |
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