|
鳩山由起夫代表から、メールマガジンで政治献金についての説明が送られてきました。
政治献金の問題はわかりにくいので、少し説明します。
民主主義にはコストがかかりますが、そのコストは高い志に支えられた浄財によってなされるのが理想です。しかし、なかなか集まらないというのが現実です。
企業献金を考えてみると、「何も考えずに企業が献金をすれば株主に対する背任になる。献金によって何かを成就すれば、贈収賄」になりますから本来、問題がある制度です。また、アメリカと違い日本では個人献金の習慣がありませんから、個人献金にたよることはできません。
政治活動の不足分は、政治家自身が出すことになります。現に私自身もいただいている歳費(給料)から政治活動費を出していました。これは法律上は「政党支部への本人寄付」ということになります。
かつて政治を行うと、自分の財産を切り売りするしかなく、井戸と塀しか残らないので「井戸塀政治家」と言われました。
いつのまにか、政治家が私腹を肥やすといわれるようになりましたが、本来は国事のために財産を投げ出す政治家が多かったのです。
それではいけないということもあったのかどうか。政治資金規正法上では、本人が出す寄付を「1000万円まで」と決めました。それ以上は、政党支部への貸し付けにするのが適法な処理です。(現実には返ってきません。私も政から民に転じるとき、自分の政党支部に相当額の貸し付けがありました)
今回の場合、鳩山さんが政党支部に1000万円以上の寄付をしていた。それ以上は「貸し付け」とすればよかったのですが、担当の秘書がそれを個人から集めたような形で処理していたということが問題になっているのです。
要は、鳩山さんは「井戸塀政治家」のように自分のお金で政治活動をしていたのですが、それが法律の処理上問題があるということなのです。
なんとなく矛盾を感じても法律は法律ですので、きちんと対処しなくてはなりません。ちょっと長くなりますが、以下が鳩山由紀夫さんのメールマガジンです。
忌憚ない、コメントをいただければと思います。
以下、鳩山由紀夫メールマガジンです。
「みなさん、こんにちは。
私の資金管理団体「友愛政経懇話会」に事実ではない寄付者のお名前を記載
していた問題で、国民のみなさま、特に関係者のみなさまにご迷惑をお掛けし
てしまいましたことに対して、心よりお詫びを申し上げます。
正直を申し上げれば、私の資金管理団体に亡くなった方からの献金があると
報道で指摘されたときには「ご遺族の方が献金を続けてくださっているのだろ
う、有り難いことだ」というくらいにしか感じていませんでした。ところが、
会計責任者や経理担当の秘書に問い質しましたところ、そんな簡単な話ではな
いことが判明しました。それはいけないと、しっかりとした調査が必要だと思
い、弁護士に正確な調査を依頼いたしました。二週間近く掛かってしまいまし
たが、調査結果が出ましたので、その日のうちに記者会見をし、国民のみなさ
まにお詫びをしつつ、事実を公表いたした次第です。
実際に、平成17年頃あるいはその暫く前から、亡くなった方々を含め、事
実ではない寄付者が毎年数十件記載されていました。その総額は年間400万
円から700万円になることが判明しました。この行為は経理担当の秘書が独
断で行い、会計責任者にも報告していなかったのです。そして、事実でない寄
付に相当する資金は、私が当該秘書を信頼して預けていましたお金の中から拠
出されていました。その事実は弁護士とともに、私も確認したところです。貰
ってはいけないお金とか、隠さなければならないお金ではなかったことがせめ
てもの救いでした。
ただ、なぜ当該秘書がこんなことを行なってしまったのかですが、当該秘書
は弁護士に対して、本来ならば寄付をお願いすべき方々に対してそれを怠った
ことから、事実でない記載をし、それを繰り返してしまったと述べたようです。
本人からの寄付には1000万円の上限がありますが、本人が資金管理団体に
貸し付けるという方法をとれば上限はありません。したがって、収入の不足分
を私が預けたお金を貸付の形にすれば問題がなかったのですが、既に過去の私
の貸付総額が8000万円を超えていたので、これ以上借りられないと思った
のかもしれません。弁護士は当該秘書の行為は保身のためだろうと記者会見で
は述べていました。その通りかと存じます。
結果として事実ではない記載がそのまま放置されてはいけませんので、収支
報告書を法的に修正できる年次については修正を終えたところです。また、資
産報告も早急に訂正をいたします。
今回の件について、当該秘書は永年の同志ではありましたが公設秘書を解任
いたしましたし、会計責任者についても然るべき処分をいたします。私自身も
監督責任を痛感しています。ただ、誠に有り難いことに、多くの方々から頑張
れよとご声援を戴いています。このご声援にお応えするためにも、求心力を完
全に失った麻生政権に代わり、政権交代によって国民のみなさまに信頼してい
ただける政権を樹立せずにはいられません。至らぬところは反省しつつ、前進
あるのみと頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。
|
政治は一人では何も出来ない訳で、政策秘書、金庫番と言われる資金管理秘書、選挙区での冠婚葬祭や陳情の御当地秘書等、まともな政治活動を仕様としたら最低10名程度の秘書は必要です。
勿論、最終的な責任は政治家に有りますが、政治資金に関しては、信頼できる秘書を金庫番として登用します。
選挙資金や事務所の維持費(人件費を含む)に掛かる費用は膨大です。いくら派閥の力が弱くなったと言え、年間数億から十数億の政治資金の調達が必要でしょう?
田中派が権力の中枢にいた頃は、年間200億以上の派閥の維持費が係ったと言われています。
金庫番は集めた資金の1割を懐に入れても良いのは暗黙の了解事項です。彼らはその資金をプールして、国政や地方議会への転身の為の選挙資金とします。その代りに政治資金に係る一切の責任を負います。この信頼関係が崩れているのが現代の政治家と金庫番の関係です。
折角のザル法を、処理の段階で無駄(違法?)にしている金庫番。
2009/7/4(土) 午前 8:46 [ 髭さん ]