島さとし(嶋聡)の「大風呂敷のススメ」

松下幸之助に学び、ソフトバンク社長室長3000日の後、多摩大学客員教授を務める元衆議院議員「島さとし」のブログです。

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 皆既月食の日に「はやぶさ帰還」のプロジェクトリーダー川口淳一郎博士の話を聞く機会を得た。

  川口先生の話を紹介する。宇宙開発を見ていると人間をロケットというミサイルに縛って打ち上げているようなものである。だが、近い将来飛行機とロケットの融合がおきる。光速の20倍で、高度3万メートルを飛ぶ、宇宙機なるものをアメリカは開発している。高度3万メートルの空は星でいっぱいである。下を見ると真っ青な地球が広がっている。

 アメリカだけではない。中国も20年後に光速の5倍の宇宙機を作ろうとしている。このままでいくと日本人は将来、中国製の宇宙機で移動するしかなくなるというのだ。

 日本は研究計画の確率を執拗に求められるようになり、大風呂敷の研究計画をしなくなっている。だいたい、出口の見えるイノベーションなどないと言われた。
 
 「せんべいは耳を残して」ともいわれた。せんべいを焼くとき、耳を残さないように注ぎ込む粉に気ばかり使っていると、コストは削減できるがせんべいはどんどん貧相になってしまう。少しぐらい無駄があったほうが美味しいのだそうで研究も似ているという。

 川口先生に「ケネディのアポロ計画のように、日本が挑戦できるプロジェクトで実現可能性の高いものがありますか。たとえば、火星に人を送り込むとか・・」と聞いた。

 「私は実現可能性という言葉は嫌いです。やれる理由をみつけて挑戦していけば何でもできます」と言われてしまった。まだまだ、私も大風呂敷度が足らないようだ。

 本日、皆既月食だそうだ。宇宙のことを大風呂敷で考えてみたい。

 





 

 参議院予算委員会で安倍総理と福山元官房副長官の討論があった。安倍総理は「原発は100%安全でない」と言ってしまった。

 討論は、消費税増税のタイミング、アベノミクスの話からスタートした。安倍総理は民主党政権時代、円高になすすべもなく、暗い雰囲気だったと厳しい口調で言った。

 福山さんもなかなか質問巧者である。テレビカメラの前で、安倍総理を諭すように「すでに総理になられて一年十ヶ月、民主党の三年三ヶ月を口汚くののしるのはやめたほうがいいです。格好悪い。総理なんですから」と言った。もちろん、安倍総理が「カチン」とくるのを計算しての発言である。

 次が、原発再稼動における安全性の問題である。参考人として民主党が呼んでいない、田中原子力規制委員会委員長が予算委員長の要請で来ていた。ここでも、質問巧者で、「最初は田中委員長は呼んでいない」と拒否しながら、発言を認められてしまうと、田中委員長と安倍総理の発言の矛盾をついてきた。

 安倍総理は「世界最高水準の安全新基準により規制委員会が安全と認めたのだから、安全。したがって、その判断に従って再稼動する」というロジックである。
 ところが、田中委員長は「技術的に新基準に適合しているかどうかを判断しただけで、再稼動して安全かどうかは判断していない」という。

 この「ズレ」を福山議員はしつこく追及した。安倍総理もイラついてきて「ヤジ」にも反応してきた。

 そして、とうとう「(原発は)100%安全と言ったことはない」と言ってしまった。

 原発再稼動をするというのが、安倍内閣の基本方針である。それ以外に選択肢はないと考えているのであろう。問題は、かつての安全神話は否定され、危険性がある以上だれの責任で再稼動したかが明確にしなくてはならないということである。

 政治家は決断し、責任をとるためにいる。安倍総理が、自らの責任で原発再稼動を決断し、何か起きた場合は歴史の法廷で裁かれることを覚悟してゴーサインをだすならそれはそれで評価する。

 そうでは、なくて「原子力規制委員会が安全といったから・・」などと責任を曖昧にされたのでは委員もたまらないだろう。田中委員長は福山議員の質問に「再稼動の判断はしていない」と答えている。

 責任があいまいなままで、原発再稼動に走る安倍政権。このままでいいのでしょうか?



 

 衆議院予算委員会、維新の党の松野頼久議員が質問に立った。民主党議員からも拍手が出た。こんなことなら、最初から分裂しなければ衆議院であれほど大敗しなかっただろうに・・と思ったものだ。

 「消費税の引き上げはいつになるかが、近々の最大課題。総理は十二月に判断されるとの事ですが、この臨時国会会期は11月30日まで。しっかりと国会で審議した上で、判断して欲しい」

 松野議員の主張は正論である。四月に消費税が上がったことで、4月ー6月のGDPはマイナス7.1%下がった。東日本大震災のときがマイナス6・1%である。消費税をあげるかどうかは、国会の場で十分に審議すべきである。

 安倍総理は「数字が出で来ないと判断できない」とあっさりかわしていた。

 「消費税を上げる前に身を切る改革をしなくてはならない。衆議院の定数削減はどうなったのか」と松野議員。

 安倍総理は、「定数削減は行政でなく、国会できめてもらうのが三権分立」という趣旨の主張をしようとした。その説明の中で安倍総理の本音が出た。

「行政は国会が小さくなれば、小さいほど都合がいいんです」

「今、総理はたいへんな答弁をされましたよ」と松野議員。あきらかに国会軽視。国権の最高機関という憲法41条を無視している。私が予算委員会理事なら、完全に飛び出して委員長席に行っただろう。

 安倍総理、焦ったせいかさらに言った。

「行政の立場からすればチェックされないほうがいいわけですから、国会は小さいほうがいいんです」

 総理がこの考えである以上、行政である官僚が国会を軽視するようになるのは当然である。

 このままでいいのでしょうか?

 鳩山会館で開催された世界友愛フォーラムの勉強会で、村松剛琉球新報社編集局次長の「沖縄からの真実」というお話を聞いた。
 印象的だったのは次の知事選挙は「沖縄た受け入れてきた補償型安全保障政策の総決算」という指摘だった。

 米軍嘉手納基地からの早朝3時から飛び立つ訓練機の騒音の話。オスプレイ配備で、ハワイではカメハメハ大王の遺跡から1.6キロの地でも訓練を原則撤回したのに、沖縄普天間では住民民家が160メートルしか離れていないに配備強行された。明らかにダブルスタンダードだという話。
 同じ第二次大戦の敗戦国でもイタリアやドイツはアメリカ政府に対し、毅然と主張するのに日本はいいなりだという話。どれもうなずくことが多かった。

 沖縄の保守政界、経済界は基本的に沖縄は「基地がないと食えない」として「補償型安全保障政策」を受け入れてきたといえる。現在の仲居真知事は「お上にさからって何になる」と話しているのだそうだ。

 守屋元防衛事務次官は「沖縄は基地に反対し、抗議のこぶしを上げているふりをして、手のひらを上に
向けて金を要求している」と述べている。「お上」からお金をたくさん持ってくるのがいい知事なのだろう。

 この状況は、どこか原発の地元が補助金を得てお上に従う姿に似ているなと思った。保守政界、経済界は「原発がないと食えない」として、アメをもらい、それを住民にばらまく。住民は危険であることをしっているのだが、生活が重要と沈黙をしてしまっていた。ようは「補償型原子力政策」なのである。

 九月二十日、辺古野移転強行反対の集会に集まった5500人の沖縄の人々は「尊厳と誇りをかけ」「沖縄のアイデンティティー発揮を」と次々と訴えたという。

 十一月十六日の沖縄県知事選が問うのは、仲井真知事の「埋め立て承認」イエスかノーかを超えて、「天とムチ」、補償型安全保障政策を沖縄県民がどう総決算するかに注目したい。これは、原発の地元にも大きな影響を与えるに違いない。


 

 

 馬渕澄夫議員の「次世代を創る会」に参加した。真淵議員は私が財務金融委員会筆頭理事をとして「戦う財金」を率いていた頃、国会にデビューされた。「栴檀は二葉より香し」というが、そのころから将来を期待されていた。

 以下、真淵氏の発言を記す。
「安倍内閣は本当に経済最優先なのだろうか」
「滋賀県知事選敗北のショックが『地方』と『女性』重視に官邸の舵をきらせた」
「消費税アップは臨時国会終了後の十二月に決定されるだろう。見送りのためには『凍結法案』が必要であり、それはできない」
「マミープロブレムに取り組みたい。私も6人子供がいる。『三年育休より三年時短』『小一の壁、小四の壁』にも取り組みたい」などなど

 うなずくことが多かった。

 ただ、選挙対策委員長でもある真淵議員が「次回総選挙の目標は三桁、百を超すこと。54議席から一挙に過半数の238を目指すことはできない」との発言には疑問があった。
 民主党への逆風が続く中苦労されておられるのだろう。定数削減で295となる小選挙区のうち133選挙区に候補者を立て、プラス20はするので150は確定とのことだった。

 次回選挙では政権交代はない。政権交代への本当の目標は2018年ころにある次々回の総選挙。五年計画と言われるとなんとなく現実的ではある。

 だが、政権交代ある二大政党政治を理想としてきたものとしては、「次回総選挙で政権交代はない」といいわれてしまうとがっくりしてしまう。

 475となる過半数の238を目指すために、届かなければ「はしご」を使う。新兵器の「飛び道具」を考える。執念をもって考えていけば経営の経験もある真淵議員ならいい戦略を考え付く筈である。

 ただ、真淵議員が与党を油断させるために「次回の政権交代はない」といわれている可能性もある。もしそうだとすると、「将来、おそるべし」である。

 


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