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孫正義社長が後継者候補のニケシュ・アローラ氏に165億円の年棒を払ったことが明らかになり、色々と取材を受ける。ほとんどが「報酬が多すぎるのではないか」というものである。
この質問を受けるたびに私が思い出すのは松下塾長の「指導者は人、物すべての価値を正しく知らねばならない」という言葉と、伊勢32万石、三重県津の城主であった藤堂高虎の逸話である。
藤堂高虎は卑賤から身を起こして、秀吉さらに家康にも重用された人物である。 その高虎があるとき、渡辺了(あたる)という有名な勇者を2万石という高禄で召抱えた。
他の大名は「いくら渡辺了が強くても、大勢に一度に襲われたら勝てない。一人に二万石を出すのはムダだ。私なら2百石の師を百人召抱える」と言った。 高虎の言。「それは違う。名もない武士が百人、二百人固めていても相手はそれを踏み破っていく。しかし、武名なりひびく渡辺了が守っていたら、恐れて攻めてこない。その価値は比べ物にならない」
松下塾長によると「これは、ものの価値がわかるということだと思う」となる。渡辺了の「無形の価値」というものを高虎は二万石出しても惜しくないと判断したのである。
「会社の経営であれば、人一つとっても、十万円の月給で高すぎるという人もあれば、百万円でもまだ安いという立派な人もある。その価値判断がある程度できないようでは人は使えない」 松下幸之助 孫社長もニケシュ・アローラ氏の持つ「無形の価値」を評価したのではないかと思う。 |
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7月5日(日)発行の日経ヴェリタス「けいざいを読み解〜く、この一冊」で「孫正義の参謀」(東洋経済)を取り上げていただきました。
一文を紹介いたします。
書名『孫正義の参謀』が示すとおり、世界を狙うソフトバンクグループの孫社長と一緒に駆け抜けた、8年間の記録だ。著者の嶋聡氏が社長室長に就任した場面もドラマチックだ・・・(中略)・・ 松下政経塾出身の著者は松下幸之助の薫陶を受けた世代。・・議員時代には後に首相となる菅直人氏らの補佐役もつとめた・・ |
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6月25日(木曜日)11時30分から、NHK「ニュースWEB」に出演させていただきました。
番組自体は役員の高額報酬を取り上げたものでした。私が申し上げたのは、世界的な人材はお金では動かないこと。例えばソフトバンク副社長になった「ニケシュ・アローラ」は、報酬でなく「高き志」に共鳴して来てくれたと話しました。
グーグルの「エリック・シュミット」は「我々の目標は、世界を変えることだ。カネを稼ぐのはその費用を手に入れるための手段にすぎない」と言っています。おそらく「ニケシュ・アローラ」もソフトバンクで「世界を変えたい」と思っているのではないでしょうか。事前の打ち合わせで旧知のNHK副部長から「嶋さん、もっと話し方を優しく。政治討論番組ではないのですから(笑)」とのアドバイス。
下記、URLの「深知り」コーナーで私が10分ほど出演した放送を「優しく」なっているかどうか是非ご覧ください。
画面を下にスクロール → [ 木 6月25日]をクリック、左上の「深知り」の動画画面でご覧いただけます。 |
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6月10日にBSスカパー、ニュースザップの午後6時から8時までの生放送に出演しました。
下記、YouTubeに公開中です。是非、ご覧ください。
話したことは「孫正義後継指名」(26分頃)「憲法解釈、政治家と学者」(56分頃)「EMBAが担う中国経済」(1:52頃)の3つ。
その他に、拙著「大風呂敷経営進化論」の解説で「普通の人をビッグにする方法」を語っています。(1:19頃)
1.目標は高く明確に。逆算方式で行動せよ
2.時代に乗って実現力を手に入れよ
3.リーダーとしての職人芸を磨くべし
4.唯一つの「成功のコツ」を心得よ
5.「大風呂敷」は思想から始まる
松下幸之助塾長、孫正義社長から学んだ「大風呂敷のススメ」をコンパクトに語っています。
「大風呂敷経営進化論」(PHP出版)は台湾でも翻訳出版予定です。
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拙著「孫正義の参謀」(東洋経済)がプレジデントオンラインの書評に取り上げられました。 「やはり、著者の経歴は“華麗”と書くしかないだろう。(中略)自ら選んだのが、ソフトバンクである。当時、グループ全体の売上高は約1兆円。民主党のシャドウキャビネット(次の内閣)では総務大臣に擬され、政界ではIT通として知られていた嶋氏は、国政での経験を、この世界で活かしてみようと考えたという。彼を迎えた孫正義社長が「一緒にやりましょう。嶋さんが来てくれたら万人力だ」と手を差し出したところから、社長室長3000日の物語がはじまった。」 続きは是非、下記よりお読みください。 |



