|
「身も心も豊かでなければ、真の幸福、真の繁栄はありえない」
松下幸之助
本日はいつもと違い、ちょっと深刻な話です。
ある有名雑誌の記者と昼食をともにしました。
「今、『介護婚』というのがはやっているのです。高学歴で独身の40代ぐらいの女性が介護が必要とされるような高齢の男性と結婚する。ご主人の最後を介護しながら見送るという物です」
「何か、美談のようですがそうではありません。ねらいは遺族年金です。日本は遺族年金というのは充実していてご主人がお亡くなりになっても受け取れます。介護を1年から2年して、ご主人がお亡くなりになった後、その遺族年金をもらって一生生活するというものです」
「平均寿命まで生きるとして40年、安心して生活できます。もらう額は平均すると1億近くになるのではないでしょうか。生活保護と違って自分が働いて収入を得ることも出来ます。」
ちょっとショックな話でした。もちろん、「介護婚」は一部で、多くの人はそうではないと思います。しかし、こんなことが有名雑誌記者の取材対象になるのは「長生きすることがリスク」だからです。
政府の基本方針である「骨太の方針」がしめされました。財政再建の目標である2011年度までにプライマリーバランス達成は先送りされ、かわりに11年度から消費税率を1%ずつ引き上げ、17年度に12%にするとしました。多くの国民が生活不安を感じている今、なにか変だと思います。
消費税が、消費税12%で老後の不安が解消されるのか。浪費癖になれきった官僚機構ではいずれまたお金が足りないと言って上げ続けるのではないか。生活への不安、長生きへの不安が『介護婚』という現象を生むのでしょう。人々の長生きへの不安というどうしようもない「人情」を理解した政策でなければ、支持されません。
「長生きはリスク」でなく「長生きすることが幸福」という社会をつくるにはどうすればいいのか。やはり、生活を最低限安心しなければ、心も豊かにするのはなかなか難しいでしょう。真剣に考えて行きたいと思います。
難しい問題ですが皆さんの衆知をお聞かせください。
|