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前略 麻生太郎様
昨日、自民党の古賀選対委員長が宮崎県の東国原知事に総選挙への出馬を求めました。東国原知事は「出るなら自分を自民党総裁に」と要求したとのことです。
昭和21年5月、公職追放になってしまった鳩山一郎氏の後任の自由党総裁としてあなたの祖父である吉田茂さんが要請を受けました。まるで、そのときの再現かと思いました。
ただ、外務大臣もつとめていた吉田茂氏と東国原氏では、私は国家運営への安心感が違うと思います。自民党総裁は総理になる可能性も高く、日本国を代表して外交、防衛もつかさどります。これにはそうとうの見識、胆識が必要です。
自民党大島国対委員長が「国政におけるさまざまな経験、見識をふまえた上でそういう発言をすべきだ」と不快感を示したとのことです。同感です。
よく、タレントが国会議員になって現実に直面し、すぐ辞める人がいます。政策は民主的な手続きのもと、じっくり説得するというプロセスが必要です。テレビの政治番組では言えばいいだけです。テレビ出演で、知名度が高いため「勘違い」をするのです。今回もそれに近いのではと思います。
吉田茂氏は、閣僚の人事は一任すること、金策については責任を負わないこと、嫌になったら何時でも投げ出すことという三条件をつけました。傲慢とも言える三条件を呑ませて「戦争で負けて外交で勝った歴史はある」と自らの政治理念実現に邁進したのです。
麻生太郎様。友党であるはずの公明党でさえ「自民党も焦っている、ここまで落ちぶれたのかという感じだ」と述べました。
今度は、大阪の橋本知事に出馬要請するのでしょうか。首相の最終的な権力である解散権を品格を持って行使していただきたいと思います。
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