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サッチャー回顧録を久しぶりに読み直している。
サッチャーが登場した頃のイギリスは、衰えゆく老大国といわれ「秩序ある衰退」にむかっていた。現在の日本に似ていると言える。
「私は官僚機構の中の高官人事に強い関心を持った。なぜなら、彼らは省全体の士気と効率に影響を与えるからである」
「事務次官の中には、自分の任務をもっぱら政策に関する助言だと考え、省の効率的な運営にも責任があることを忘れているものがいたからだ」
日本の官僚もサッチャー時代のように、と「政治家のような官僚」である。法律を通すこと、予算を取ることに血道をあげる。
官僚の本来の任務である政策をいかに効率的に遂行するかという省の経営に気を回してこなかったように思える。
民主党の「政治主導」というのは官僚のエネルギーを「政策の効率的な執行」に向けることなのだと思う。ぜひ、がんばってほしい。
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