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小沢一郎氏が地方行脚を再開した。ニュースを見ていると各種メディアは西松建設献金問題の説明がなかった。民主党の支持率が下がっているから小沢氏は辞任すべきだの意見が強い。
小沢氏はまったく辞める必要はない。そもそも議院内閣制では、衆議院選挙の結果のみが野党の代表交代の判断基準であるべきだ。
選挙を通じた政権交代というダイナミックな変革を争うのが政治である。要するに政権交代ができたかどうかである。この議院内閣制の根本原則をマスメディアも政治評論家も理解していない。
与党を率いる麻生首相は衆議院で過半数を失わなければ辞める必要はないというのが、世界の常識である。その意味で支持率に一喜一憂しない麻生首相はさすがに吉田茂の孫であると思う。
政権交代をめざす野党代表は、全力で衆議院選挙に臨み、過半数をとれなかったときのみ責任をとる。
やれ知事選で負けた、支持率が下がったということで首相や次の首相になるかも知れない党代表を変えるというのはまさにナンセンスである。
これこそが、政権交代がなく、微調整の政治になれきっている日本の病理的状態である。マスメディアも短期的で、視野狭窄に陥っているから小さな変化が大きなことに思えるのであろう。もっと長期的、幅広い視野で発言して欲しい。日本政治にとって大事な局面なのである。
麻生内閣の支持率が26%にあがったとか、選挙の調査結果がどうとか言われるが、支持率も一瞬にして変わるし、調査結果と選挙結果は全く別物である。
2005年の郵政解散総選挙の時である。7月末の調査結果では民主党は220議席をとると言われていた。ところが、8月8日の郵政解散で「国民に郵政民営化イエスかノーかを聞いてみたい」とすごい迫力で述べた小泉首相の演説で流れは大きく変わった。民主党は惨敗し、その選挙で私も吹き飛ばされたのだ。
いつかは解散がある。小沢一郎氏の命がけの政権交代をかけた演説をきいてみたい。その結果、政権交代が出来なければ、岡田克也氏をはじめとする民主党第2世代に将来を託せばいいのである。
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