島さとし(嶋聡)の「大風呂敷のススメ」

松下幸之助に学び、ソフトバンク社長室長3000日の後、多摩大学客員教授を務める元衆議院議員「島さとし」のブログです。

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 本日の東京は蒸し暑かった。私のマンションの横は運河なのだが、そこを財務大臣も務めている候補者が船にのって高層マンションに呼びかけていた。

 妻が「大変そうね」というので、「いや、船の方が少しは涼しいからそうしたのだろう。この暑さで、路上で街頭演説をしたら、熱中症で倒れてしまう」と答えた。

 この暑い夏に、街頭演説車をとめて演説しようものならアスファルトの照り返しで体感温度は40度を超す。まだ、水の上の方がいいのだろう。

 妻からは「さすがに経験者ね」という答えが返ってきた。
 
 この暑さである。たいへんな戦いの中で、倒れる候補が出ても不思議はないと思う。スタッフは十分に候補者の体調管理に注意してあげて欲しいと思う。

 さて、毎日新聞で総選挙に対してOBとしての私の意見が取り上げられた。
以下の記事なので、ご覧いただければ幸いである。

http://mainichi.jp/chubu/kiro/news/20090820ddh041010004000c.html

岐路の夏:09衆院選 私も一言・OBから/2 ソフトバンク社長室長・嶋聡さん

嶋聡さん ◇政界にも「決算報告」を−−嶋聡さん(51)
 −−政権選択と言われる今回選挙をどうみますか。

 ◆前回の選挙後はもうだめだと思った、民主党が政権を取るなどということは。あと10年はかかると思った。でも、次は政権交代するかもしれない。私も政権交代のため、国会で9年頑張ってきたので感無量です。

 −−民主政権が言われるようにまでになった最大の要因は?

 ◆財界に転じて4年、自民党と民主党の政策を見ていますが、最近まで自民党の政策に安定感と信頼感があり、民主党は成熟さに欠けていた。だが先日の両党のマニフェスト説明会も聞いたが、民主党が上だった。企業はいつまでに、誰の責任で、どうするかを明確にする、まさにマニフェスト政治ですが、その部分で明快だったのは民主党だった。

 −−政界から経済界に転じ、政治の見方について。

 ◆変わりましたね。思っていたより、財界は政治に注目している。誰がこういう質問したとか、誰がこういう法律を作ったか、財界は見ている。法律というのは経済界を動かすんだけど、あまり意識をせずに政治の世界は作っている。あと、一番思ったのはスピードのなさ。アメリカの学者のアルビン・トフラーが本で、ビジネスは時速100キロ、行政は25キロ、立法は3キロで動いていると書いている。だがアメリカは経済界と政界が密接で、同じ速度で動く。日本はそれがない。政界と経済界が、もっとうまく手を取り合い、国際競争力を高めた方がいい。

 −−政界への注文はありますか。

 ◆政界は4年に1回の選挙でいいんだけど、企業は3カ月に1回、決算を報告しなくてはならない。政界もやればいい。マニフェストの達成度を。説明責任が果たせるし、政治も分かりやすくなる。

 −−民主党に対する提言を。

 マニフェストはいいが、達成するまでの手順がない。戦略は細部に宿るという。大きな構想はいいが、具体的にどうやるかが大切。うちの社長はものすごく細かい指示をする。誰でもできるように、と。政策を実現したいなら、細部にこだわって練らないと。

 −−議員時代と今と忙しいのはどちらですか?

 ◆今は週末が休めますから、余裕がありますね。私は今の方が日本と世界の将来のことを考えています。議員時代は忙しくて、土日に古典を読んで政治家とはどうあるべきかなどと考える余裕はなかった。政治家は休むときは休むべきだと思いますよ。【聞き手・月足寛樹】=つづく

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 ■人物略歴

 ◇しま・さとし
 岐阜県海津市生まれ。名古屋大卒業後、松下政経塾に入塾。96年、新進党から愛知13区で出馬し初当選、その後民主党に合流。05年の総選挙に落選、同年11月からソフトバンク社長室長。

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 民主党への政権交代が現実味を帯びてきた。これにより日本の新しい政治が出来ることを期待するし、自分も4年前まで民主党の代表室で、あるいは次の内閣で日本の改革を考えてきたものとして大変嬉しく思っている。

 しかし、私も政から民に転じて4年たち、経済界でそれなりの仕事もしてきた。その目から見ると社会の久しい因襲を打破して、革新政治を断行し成功するのは本当に難しいと思う。

 江戸時代の松平定信の「寛政の改革」水野忠邦の「天保の改革」、北宋の名臣、王安石の改革など最初は期待されるが、徐々に苦しくなり、人々の反感を買い、失敗に帰することが多い。

 先日、報道ステーションで岡田克也幹事長のインタビューを見た。公務員改革などで大阪橋本知事の例などをあげ「厳しい改革でも公けの仕事をしていると考えれば耐えれる」というような話をしていた。

 私は最初の岡田幹事長時代に総務局長、岡田代表時代に役員室長代理として岡田氏を補佐してきた。そのときもあまりの純粋さに「白河清き流れに耐えかねて・・」の川柳を思い出したが、今回も同じ危うさを感じた。


 写真は、信州松代藩で人情の機微をよく理解しながら改革を成功させた恩田木工の象である。出張時に友人が案内してくれた。
 
 役人一同を集めて申し渡したのは
一、いくら緊縮策をしても松代藩10万石相当のことはしなくてはならない
二、俸給の天引きはしない。そのかわり勤務は厳格にして、断じていい加減なことはしない
三、厳格に勤務する余暇は銘々好きなことをして楽しめばよい。おのおの相応な娯楽がなければ務めも出来ないとしたものだった。

 そして、「自分は今後、一切嘘は言わぬ。同時に命令したことは改変しない」としたという。

 宿弊を救おうとする政治の革新ほど難しいものはない。多くの改革者はみな、新進気鋭である。松平定信、水野忠邦もそうであり、王安石もそうであった。
 改革を進めるには、医者が患者に対するような最新の用意がいることを留意していただきたい。


 

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