島さとし(嶋聡)の「大風呂敷のススメ」

松下幸之助に学び、ソフトバンク社長室長3000日の後、多摩大学客員教授を務める元衆議院議員「島さとし」のブログです。

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 民主党代表選挙が行われている。NHKの討論番組である候補が、首相が政権交代以後3人目だが、こんなにころころ変わっていてはおかしいのではと質問した。ある候補が、「総理は4年は続けるべきだ」と発言していた。私は理想はそうだが、この発言は「お月さまをとってくれろと泣くく子かな」の類だと思った。

 日本の総理がころころ変わるのは今始まったことではない。私が目標とする瀬島龍三氏が97年発行の「祖国再生」の中で「日本政治の安定神話は崩れ、竹下内閣以来の7年の間に7人の総理が出ています」と嘆いている。その後、森内閣まで、10年で10人の総理となった。
 5年続いた中曽根内閣と小泉内閣が言わば極めて異例であり、小泉内閣後も安部総理以来、5年で5人。ようは、日本の総理は1年しかもたないと考えて政治を考えた方が現実的であると私は思う。


 すでに一昨年の事である。民主党が政権交代をして鳩山総理誕生となった。300を超す議席を獲得した鳩山氏周辺は4年の長期政権を考え、参議院選挙まで安全運転と言っていた。それが、あの状況である。次期総理は、任期は1年と考え、企業のように3か月ごとの目標とスケジュールを立てるべきである。

 現実的な事を言えば、代表任期は来年9月であり、来年の今頃は選挙の顔となる代表選挙が行われているのである。

 歴史学者トインビーの言うが如く、指導者たるものは大きな方向を指し示し、厳密に限定された目標を迷わず追及することにつきる。この方向性と目標の設定こそ、総理の仕事である。そして、菅直人総理のように言いっぱなしでなく、民主主義のプロセスを踏んで、立法化、予算化できるような人材を活用することである。それこそが政権運営である。

 いつまでも、総理の椅子に執着するのでなく、任期は1年だと思って、スピード感をもって政治課題を処理する。そのために必要なら、悪も善もつかいこなす。それぐらいのしたたかさと権力意思を次の総理にはもっていただきたい。

 蓮如上人は「明日はござなくそうろう」というの思いですごせという。人の一生などちっぽけなものである。限られた短い一生を、思いっきり生きる。「明日はござなくそうろう」の思いで1年をすごせば、相当のことができるはずである。
 
 

 
 

 
 
 

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