島さとし(嶋聡)の「大風呂敷のススメ」

松下幸之助に学び、ソフトバンク社長室長3000日の後、多摩大学客員教授を務める元衆議院議員「島さとし」のブログです。

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 民主党で鳩山由紀夫、菅直人、小沢一郎のトロイカが、求心力低下を招いていると報じられた。10月14日に行われた鳩山グループの福島での研修会の参加者は10人だったという。私も参加した昨年の軽井沢、鳩山別荘の研修会が100人を超えたのと比較して、10分の1以下になったと日経は報じている。

 このまま、鳩山、小沢、菅の民主党創業者トリオの求心力は低下するのだろうか。また、それは民主党にとって、日本の政治にとって望ましいのだろうか。

 先日、ある閣僚経験者と話した。「鳩山さん、菅さん、小沢さんと私たちとはちょっと違うと思っていた。だけど、野田さんが総理になったことで、誰でも総理になれると思うようになった」と言っていた。

 今、野田総理の低姿勢作戦が功を奏し、まあ四海波静かである。しかし、これから消費税、社会保障の一体改革などの先を見通せない海に野田さんは突っ込んでいく。ねじれ国会では、どうしようもなくなり、総理の首と引き換えに、消費税法案を通すというのが来年6月頃の光景だと思う。

 つまり、来年は確率9割で民主党代表選挙は行われ、そのときは党員、サポーターも入れた代表選挙になると予測される。その代表選挙は、今回の4人のように乱立気味の代表選挙になるに違いない。衆議院議員選挙の1年前であるから、よけいである。

 その代表選挙でわずかとはいえ、逆境でも鳩山、菅、小沢を離れなかったグループを率いた3人はもう一度、復権を果たすに違いない。また、野党第一党の自民党と再び政権を争う衆議院選挙に向けて、実際に総選挙に勝ち抜き、政権交代を果たした3人の力が必要である。現執行部は選挙に勝ったことがないというのは厳然たる事実である。

 私は、長期的な視点で見ると、ぎりぎりでもいいから民主党が過半数をとり、政権を維持することが「政権交代可能な政治」を日本に定着させることが重要と思っている。その意味で、三人の復権を望むものである。

 鳩山グループの研修会が10人というニュースを聞いて、私は既視感を覚え、日記を読み返した。03年。鳩山氏が、02年の代表選挙に勝ちながら、辞任した翌年、03年5月5日の軽井沢鳩山別荘の研修会(?)。出席者は、大畠議員、中山議員、小泉としあき議員、と私の4人だけだったと記してある。鳩山氏が、そこから復活し、総理にまで上り詰めたのは御存じのとおりである。

 中国、春秋時代、食客三千人で有名な孟嘗君が不遇となった時、周囲にいた人たちも去っていったのを怒った。しかし、一人の食客から「世の中とはそういうもの」と言われ、大人としてふるまったところ、また人々が周囲に集まり、復活した。

 鳩山氏、管氏、小沢氏が、孟嘗君にならい、行動してくれることを望みたい。

 

 




 

 

 

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