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日本にとって、原発の選択は本当に不可避なのか。自然エネルギーは本当に原発の代替にならないのか。この問題に日本国民が直面している。いままで、真剣に問われてきたことがなかっただけに余計である。
代替エネルギーとしての太陽光、風力、地熱などの自然エネルギーの開発は、原発が合理的という理由で抑えられてきた。誤解を呼ぶかもしれないが、電力会社ではCSRの一環として扱われ、組織図でも端っこにある。これでは、自然エネルギーが推進されるはずがない。
ある政府要人と話した。「嶋さん。どこかの小さな島で自然エネルギーだけで自立できることを証明されてはどうですか」と言われた。実験的にやる場所としては、北海道奥尻島などがいいと推薦された。なるほどと思った。
しかし、良く考えてみるとそれではスケール感が小さく、日本全体の原発代替策にはなりにくい。北海道の地図を見ながら考えていた。そのとき、ふと気付いたのは、「世界地図から見ると、北海道も島である」ということである。
それならば、北海道を「島」と考えて、北海道で「自然エネルギーで原発が代替できる」ことを証明してはどうだろうか。これが私の結論である。
もちろん、当分の間、日本は新しく、安全な原発は合理的に運転していかざるをえないことは認める。私は現実主義者であって、夢想主義者ではない。
だが、原発代替の挑戦は必要である。北海道泊原発は札幌に近い。いったん、事故ある時の北海道全体にあたえる被害は計り知れない。
最初に、太陽光発電を手掛ける。次に、ポテンシャルは5億4千万キロワットもある風力発電に挑戦する。この段階で、北本連携線などを強化し、東京に余剰電力を送ることによって、北海道を自然エネルギーの供給基地にする。
最後に、原発の最大のライバルであったため、押さえ込まれていた地熱発電を開発し、原発にかわるベース電源として確立する。地熱は調査などは国が行い、民間資本を導入することが望ましい。
こんなことを北海道新聞のインタビューで答えました。
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