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「物の是非を見て、而して大体の是非を問わず。
一時の利害にこだわりて、而して久遠の利害を察せず。
為政かくのごとき国は危うし」
佐藤一斉 言志録
国の方向性を考える時、全体を見ずして財務省という一つの省の言うことばかりを聞くと、結局、消費税増税しかないことになる。これでは、国は危うい。
12月15日、野田総理の師匠に当たる細川元総理が、公邸を訪ねた。
「消費税増税だけが内閣の使命だと考えたら大変な事になる」と忠告する細川氏に、野田総理が言い返した。
「他の事を考える余裕がない」
国のことを考える場合に、我々は思考の上に3つの大きな原則をもたなくてはならない。
一、できるだけ長い目で見て、目先にとらわれない
一、できるだけ多面的、全面的に見て一面にこだわらない
一、できるだけ根本的に見て、枝葉末節に走らない
この、長期的、多面的、根本的な思考が必要なのである。
今、消費税増税だけが、日本の重要な問題とは私には到底思えないのである。
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