島さとし(嶋聡)の「大風呂敷のススメ」

松下幸之助に学び、ソフトバンク社長室長3000日の後、多摩大学客員教授を務める元衆議院議員「島さとし」のブログです。

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 菅直人元総理が脱原発新党について言及した。以下、ブログである

 「久しぶりに河村名古屋市長と懇談。脱原発・再生可能エネルギーの推進では意見が一致。河村さんは「減税日本」という政党の党首でもある。

 私はドイツの緑の党を例を挙げて、日本でも脱原発党(仮称)といったワンイシュー政党が国政に登場できるかどうか意見交換した。

 みんな、維新、結いなど、この2,3年の間に登場した政党も脱原発と安全保障政策ではバラバラ。民主党もこれらの問題について曖昧な姿勢。できれば民主党を脱原発と、安倍政権の解釈改憲による集団自衛権容認に明確に反対する政党にしたい。

 それがどうしてもできないとなれば脱原発党(仮称)も考えなくてはならない」

 実は、最近、菅直人元総理から電話をいただいたり、話したりしている。10年以上前になるが、民主党代表室で菅直人代表を補佐したり、近くは再生エネルギー法成立の時にはいろいろご指導をいただいたりしていた。有名な奥様とも親しくさせていただいている。

 そのときの電話でも、原発ゼロへの今後の取り組み方の話をしておられた。総理経験者が自らのブログで書かれるのだから、かなり構想は進んでいると思っていいだろう。

 菅直人元総理はいまのところ「評判」はよくない。これは無理はない。そもそも、統治する政治家としてはあまり向いていない。元補佐役である私にはよくわかっている。失礼ながら、本人に直接そう申し上げたこともある。

 
 菅元総理が力を発揮するのは「世の中を変えるとき」である。一種の革命家的才能を持っている天才と考えればよい。

 そもそも社民連という小さな政党からスタートして、民主党を結党、政権交代までなしとげた。この力量は事実として見なければならない。

 菅元総理は、原発ゼロのエネルギー革命をおこすための歴史的配役としてはピッタリなのではないかと思う。まだまだ、気力を失ってはいない。

 ところで、菅直人元総理は高杉晋作のファンである。

「面白きこともなき世を面白く」  高杉の時世の句である。

 私も特別顧問となり、時間的余裕もできたので、「面白く」人生を送って見たいと思う。
 
 

 5月7日の自然エネルギー推進会議発足式、小泉元総理の言葉が印象的だった。

「一緒にできることがあれば一緒にやる。別々にやることがあれば、別々にやる」

  私は、今まで大きな圧力の中で脱原発運動に携わってきた人に敬意をもっている。くらぶべくもない小さな経験だが、私も同じような経験をしているからだ。

 30代前半、松下政経塾研究所長のときに私は「長良川河口堰反対」を提言した。「長良川河口堰大洪水」という本も出版したし、松下政経塾報で特集を組んだりもした。

 私のふるさとは岐阜県貝津町。河口堰推進をする自治体であった。妻にも圧力の電話が入り、精神的にもずいぶん疲れたし、「政治家には絶対なれない」と威嚇されたりした。

 「力なき正義は無力なり」を悟った私は、政経塾の研究所長という安定した職を捨て、政治家を目指した。その後、愛知13区で小選挙区で勝利し、衆議院議員となった。

 地元選挙区では類似の「矢作川河口堰」計画があった。当時の菅直人代表にも視察に来てもらい、国会の建設委員会でも質問にとりあげた。時の建設大臣は亀井静香氏だった。

 結果として、矢作川河口堰は中止になった。矢作川のある地元愛知13区で小選挙区で勝っていたのが大きかったと思う。その後、この流れは民主党の公共事業見直しの機運を作っていく。

 選挙は一種の戦争である。戦争は政治目的を達成するために成される。原発ゼロを争点とする選挙で「勝利」しなければ、目標は達成されないのは当然である。

 「原発ゼロ」を実現するためには、選挙に勝たなくてはならない。そのためには、今までの「脱原発」運動に携わってきた人にプラスして、中小企業経営者や、一般のビジネスマン、主婦、学生までにウィングを広げていかなければならない。

 「一緒にできることがあれば、一緒にやる。別々にやることがあれば、別々にやる」この精神で、大きな勢力をつくれるといいと考えている。

 
 

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