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久しぶりに国会本会議を前議員として傍聴した。ソフトバンク顧問となり、時間に自由度も増したのと東洋大学やサイバー大学で講義を担当しているので、実際の国会を見ようと思ったのだ。
午後三時頃、本会議場に入った。維新の江田代表が代表質問をしていた。
昨年の参議院選挙でねじれ国会が解消した。その結果、与党内の事前の合意だけで事足れりとなり、国会は形骸化している。これが,本会議を見た結論である。
本会議場の「前議員席」からみると、自公の与党が三分の二を制している。勢い、江田代表へのヤジは厳しい。集団的自衛権の質問でも「そんなことはない」「もっと、勉強してよ」とのヤジが飛び、江田氏の質問がよく聞こえないほどだ。
これに対し安倍総理の答弁へのヤジは少ない。「よくわかった」「わかりやすい」などの応援ヤジが目立った。
唯一、議場が沸いたのは「シーレーン防衛のための機雷掃海は閣議決定で可能になる。自民党と公明党の違いはあるか」の質問に連立の公明党、大田国土交通大臣が「シーレーン防衛のための機雷掃海は実際に発生した個別具体的な状況に即して判断する」と延べ、連立内不統一かと思わせたところだけである。
これも、与党内の合意が崩れるときにだけ、政治が動くということであろう。
安倍総理が道州制、大阪都構想について前向きな答弁をした。これに野党である維新の最前列付近から拍手が出ていた。
「維新の分断工作なのにな・・」と前議員席からつぶやかざるをえなかった。
国会論戦がよみがえって欲しいなと思いながら、本会議場を後にした。
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