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我が畏友、打越あかしが挑んだ鹿児島2区の衆院補選。自民の金子万寿夫(67)が6万6千票をとり、4万4千票の打越候補を打ち負かした。政経塾の同期であり、がんばっている姿が目に浮かぶので、残念でもある。
民主党の馬渕選対委員長が「野党がまとまらなければ勝てない」とのコメントを残した。野党各党は、もっと真剣にこの現実を見るべきと思う。その意味で、維新、結いの新党構想が実現することを期待したい。
もともと、保守地盤のつよいところであり、与党自民党としては「勝てる選挙区」と読んでいた。しかし、選挙戦終盤では「生データで3%差まで、打越候補が迫っている」との情報が流れ、かなりあわてたようだ。
TPPは合意したのだが、牛肉畜産農家の多い鹿児島2区選挙を考えて「合意せず」としたのではという観測さえ流れていた。
形だけでも、4党統一候補としたのがよかったのだろう。
旧海軍大学校のテキストによれば、艦隊10隻対6隻で真正面からぶつかった場合、優勢な10の勢力は8隻が残り、劣勢な6隻は壊滅するという。「戦力は実力の自乗に比例する」のがポイントで、100マイナス36は8の自乗の64。つまり8隻が残ることになる。
まさに、「勝は大兵にあり」「大兵に戦術なし」なのだる。
小勢力の勝利は実際の戦いでは成立しない。奇跡的な勝利をいくつかやったとしても、長期戦となれば、衰亡は避けられない。
これを回避するてだては、春秋戦国の昔から「合従策」しかない。巨大国秦の宰相となった蘇秦が成した策である。現代の経営では、アライアンスを組むか、もっと進めたM&Aによるシェア拡大ということになろう。
ソフトバンクが巨大独占企業NTTに対峙し、飛躍できたのもこの「合従策」を世界的に展開してきたからである。また、私は議員時代、小沢一郎氏率いる自由党と民主党の合併を推進してきたのも、すこしでも自民党に対抗できる「大兵」を集めようとしたからである。
その意味で、維新の橋下代表が「結いの党」との合併を進めようとする姿勢は理解できる。天下をねらうなら、「寄せ集め」とか「理念がない」などという批判を知りながらも、まずは「大兵」をあつめるしかないのである。
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