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ニューオータニで開かれた細野豪志議員の自誓会発足式に行ってきた。政治家のパーティに私自身が出席することはあまり多くないのだが、細野氏の政治のスタートが私の事務所だったこともあり、ずっと支援しているので、出席することにしたのだ。
新聞では「細野派」の発足などと書かれている。政権からおり、野党になってのスタートだから、枯れ木も山のにぎわいだろうと思ったのだが、会場は1600名の参加者であふれかえっていた。
来賓で出席した高木民主党代表代行が「ひさしぶりにこんなたくさんの人が集まったパーティにでた」と挨拶されたほどだ。
細野議員の挨拶は、政策から自分の人生観まで多岐にわたり気合の入ったものだったが、注目したのは「民主党の過去と決別」するというところでの話だった。
「民主党は自由闊達な議論をしてきたが、消費増税に直面して分裂した。自誓会で政策を作り、人間関係を強化して団結し、民主党を戦う集団に変えて行く」
自誓会は民主党内のグループの掛け持ちは認めず、政治団体「自誓会」として集めた政治資金は落選者を含めたメンバーで分配する。「派閥」である。
自民党の派閥政治は、かつて古い政治体制の象徴として批判された。「脱派閥」が政治改革の旗印となったこともある。小選挙区制度が導入されたこともあって、派閥が意味を成さなくなったこともあり、解消へと向かった。しかし、それが現在の安部政権にも見られるように政党内の意見の多様性を失わせたことも事実である。
「派閥というものが、あらゆる方面に存在して、いろいろ問題を起こしていますね。しかし、これはいわば人間の本性ではないでしょうか。聖徳太子も十七条の憲法の中で、”人、みな党(たむら)あり”と言っておられます。それで、平和を望んでお互い、協調しなくてはならない。つまり、和を持って貴しとなすといわれているんです。
・・つまり、派閥はむしろいいことであるというと御幣がありますけれど、必要なことなんですね」
松下幸之助
政党とは政権奪取のための機関である。したがって、政党内でも常に戦いがなければならない。細野派である自誓会が、政権交代可能な政党の再生に進めば幸いに思う。
ひとつ気になることがある。せっかくの細野派結成なのに、みんなの党の渡辺代表の辞任によりニュースの扱いがちいさくなってしまったことだ。政治家には「運」がきわめて重要だからである。
ただ、渡辺代表が辞任をこの日にぶつけたのは、細野派が大いに喧伝され「維新」や「結い」の野党結集に弾みがつくのを防ぐためだったかもしれない。現に、維新の松野幹事長、結いの江田代表が会場でなにやら話しておられた。
だとすると、これから始まる「権力闘争」のスタートだという考え方もできるのである、
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