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29日の昭和の日にも東洋大学「政策デザイン」の講義があった。今の学生さんたちはまじめで、250名の受講者のうち、おそらく200名は出席していたように思う。
講義はどの経済学でそうなように、アダム・スミスから始まった。アダム・スミスの国富論は1776年、道徳感情論は1759年に出版されている。18世紀のことである。
国富論は後に「産業革命」と呼ばれる生産技術のイノベーションが振興しつつある時代に書かれた。「分業」と「自由競争」をよしとする「思想」は産業革命の理論的支柱であった。
18世紀はまた、啓蒙の時代でもあった。1688年の名誉革命に始まり、権利の章典によって議会の権利が確立される。議院内閣制がスタートし、上院と下院に分けられた議会の中で、下院の発言力が徐々に伸びてくる。「国王は君臨すれど統治せず」となり政治の民主化が進んだのが18世紀であった。
17世紀末、ロック(1632−1704)が「人間知性論」「統治論」を書き自然権、抵抗権を主張し、「名誉革命」の理論的支柱になった。18世紀にはいると、ルソー(1712−78)に「人間不平等起源論」「社会契約論」を、モンテスキュー(1689−1755)が「法の精神」を書いた。
「すべては思想から始まる」。1997年にサッチャー首相に会ったとき言われた言葉である。サッチャー革命が「ハイエク」の思想から始まったことを示したものである。18世紀のイギリス史をみても、やはり「思想」から始まっているようである。
ところで、祝日に東洋大学に行ったので学生食堂で昼食をとることにした。学生諸君も「日本一なんです」と誇らしげだった。 一品500円という安さ。しかもボリュームたっぷり。「日本一」にふさわしかった。ただ、若い人向きでカロリーは私の年には少しオーバーだったような・・
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