島さとし(嶋聡)の「大風呂敷のススメ」

松下幸之助に学び、ソフトバンク社長室長3000日の後、多摩大学客員教授を務める元衆議院議員「島さとし」のブログです。

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 漫画「美味しんぼ」が福島における「低線量被爆」「鼻血」問題を扱い、議論がさかんである。

 いわゆる「鼻血」がでることが「低線量被爆」が原因なのかそうでないのかは意見が分かれることであろう。だが、原発事故後の福島で「鼻血」が出る人が見られることは、国会の審議でも当時の野党であった自民党議員も取り上げているのだから、事実としてあるのだろう。

 安倍内閣の一員である森まさこ少子化担当大臣は、平成24年6月14日の復興特別委員会で「たとえば、具体的にこんな心配の声をお寄せいただいています。子供が鼻血を出した、これは被爆の影響じゃないかと心配なんだけれども・・」。

 また、第一次安倍内閣で首相補佐官をつとめた山谷えりこ参議院政策審議会長は、「美味しんぼ」にも書かれている井戸川前町長の発言を24年4月25日の憲法調査会で「私は脱毛していますし、毎日鼻血が出ています」と言う発言をとりあげている。

  J.s.ミルの「自由論」を読み返している。「意見の自由と意見の発表の自由が、人類の精神的幸福にとって必要である」というのは真理であり、私の政治信条である。

 菅官房長官を含む閣僚の苦言があり、メディアを含め「沈黙を強いられる」状況になりつつある。しかし、ミルがいうように「もし、ある意見が沈黙を強いられるとしても、ことによったらその意見は正しいかもしれない」し「沈黙された意見がたとえ誤謬であるとしても、それは真理の一部を含んでいるかもしれない」のである。

 私は野党時代の自民党が民主党を攻撃する手段として「鼻血」問題をとりあげ、今は違うのかという主張に組するものではない。政治とはそういうものだという思いもあるからだ。

 しかし、森まさこ大臣も、山谷えりこ政策審議会長が沈黙を守っているとしたら、それは自分の発言に責任をもっていないことになり、「政治家の品格」にかけると思う。もういちど、発言の原点を思い出し、この問題に取り組んでもらいたい。

 ニュース・ステーションを見ていたら、高校生がインタビューに答えて「このところ、原発問題が風化しかけていた。(美味しんぼ問題が)もう一度見直すきっかけになればと答えていた。同感である。原発問題をきちんと考えなくてならないのは、実は「これから」なのである。



 

 

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