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「正しいことだけでは、人を納得させることはできないこともある」
松下幸之助
総務省でICT国際競争力会議が開催され孫社長と共に出かけました。1時45分頃についたら、ちょうど鳩山前大臣が職員に見送られ,総務省を去るところでした。総務省1階は多くの職員が集まっています。鳩山前大臣が出てきます。マスコミのシャッター音と職員の拍手が響きます。
鳩山前大臣の持ち歌は「こうとしか生きようのない人生がある」で始まる堀内孝雄の「遥かな轍(わだち)」です。西郷隆盛の西南の役を描いた「田原坂」の主題歌です。議員を集めて「轍の会」というのをつくっていました。
遠巻きに見ていた人が「何に対する拍手なのだろう?」というのが聞こえました。私も同様の疑問を持ちました。
さて、国際競争力会議です。小林伊藤忠商事社長、篠塚沖電気社長、広瀬民放連会長、福地NHK会長などが議論します。日本の国際競争力強化のための真剣な議論が闘わされた・・・と日記には書いておこうという感じでした。
会議は非公開ということですので、詳細は書けませんが、孫社長の発言を少しだけ紹介します。
「国際競争力を国が考えるなら、小さな物の積み重ねでなく、大きなビッグバンを起こすような物を考えたい。産業界でできるものではなく、国でやらざるを得ない物にとり組んでもらいたい」
「19世紀のイギリスは、蒸気機関の鉄道を整備して国際競争力を得ました。20世紀のアメリカは、道路を整備して自動車産業で世界を席巻しました。
世界一早くて安いブロードバンドを整備した日本です。21世紀の日本は情報通信インフラ、光ファイバーを整備して国際競争力を取り戻すべきです」
このICT国際競争力会議は、大臣の諮問機関という位置づけです。本来、出席すべき鳩山大臣は見送られ、去っていかれたので、もちろん出席はかないませんでした。
鳩山大臣の行動はいろいろと評価があるでしょうが「轍」は総務省に残したようです。堀内孝雄の歌は「せめて、消えない、轍を残そうか」で終わります。
ちなみに私も好きな歌です。
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