島さとし(嶋聡)の「大風呂敷のススメ」

松下幸之助に学び、ソフトバンク社長室長3000日の後、多摩大学客員教授を務める元衆議院議員「島さとし」のブログです。

政権交代の品格

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前略 麻生太郎様

 江戸城に12日、火の手が上がったようです。東京都議選で、民主が第一党に、自民公明は過半数を割りました。民意がはげしくは伝わらない中選挙区制でこうですから、小選挙区制の衆議院では地滑り的な民主勝利があるかも知れません。

  衆院選では「大政」が動く予感がします。

 江戸城無血開城は、ある意味「品格ある政権交代」でした。しかし、世界の歴史を見ると長く権力にあった側が、必死で権力維持を図ると思われます。自民党だけでなく、長く一体であった官僚勢力も同調するでしょう。

 民主党は政権交代後、「行政刷新会議」を創るなどと宣言しているので、官僚機構の攻撃はすさまじいでしょう。

 むき出しの実力行使、反対派の逮捕、疑獄、スキャンダル攻撃、買収、切り崩しなどなど。解散を遅くした時間だけ、国民にはあさましい姿がうつります。

 写真は江戸城北はね橋門。天守閣、大奥につながる重要拠点だったので、かつてははね橋でした。跳ね橋をあげてしまえば、堅固な堀と石垣に阻まれました。明治以降、はね橋ではなくなり今は、だれでも歩いて渡れます。

 「政権交代」というのは国家の新陳代謝を促すシステムとして、世界的に見ればふつうです。麻生さんも堂々と民意を問い、選挙で敗北すればそこからまた復活するという王道、「品格ある政権交代」を歩むべきです。

 江戸城の開祖とされる太田道灌、辞世の句です。
「かかる時さこそ命の惜しからめ  かねて無き身と思い知らずば」

 麻生太郎様、潔さが求められる局面かと思います。
                              草々





 


 

 

 
 

前略 麻生太郎様


 東京都議選の結果。民主党第一党が確実になりました。おそらく、麻生さんにとって望ましい形ではないでしょう。

 13日は麻生さんにとって長い1日になりそうですね。

 明日は、内閣不信任案が提出され、衆議院では否決。参議院で出された問責決議案は可決となります。その後、民主党は問責が可決された首相の下では審議できないとして、選挙区に帰ってみな運動を始めるでしょう。

 さあ、そろそろ政局には決着をつけ、日本の未来を語るときです。100年に一度の危機ということは、百年に一度の構造転換をなさなくてはいけないときです。

 外需依存型から内需中心に構造転換をすべきという意見があります。介護、医療、教育、農業、都市開発などの政府介入を排除し、新しい日本の産業構造を創るべきだというものです。

 それに対し、自動車産業依存から医療・介護依存に転換する構想には無理があるという意見もあります。日本の全労働者が就業時間の2割をけずって家族の介護にあてるとのと同じことなので、GDPはふくらむが豊かさは2割減少するという意見です。


 都議選は終わりました。そろそろ日本の未来を語るときが来ました。

 麻生太郎様。あなたは日本国の総理なのですから、まずは国民の職と生活を保障する日本経済の未来についてしっかり語っていただきたいと思います。

                                草々

 

 

前略 麻生太郎様

 静岡県知事選の敗北は麻生さんにとって誤算だったと思います。元副知事の参議院議員女性候補をたて、民主党は分裂選挙。選挙のプロから言えば、勝てる選挙だったはずです。

 現に、元民主党参議院議員の海野徹氏は33万票をとっています。当選された川勝平太氏は72.8万票、自民・公明推薦の坂本さんは71.4万票その差は1.4万票しかありません。

 というより、民主が1本化されたなら100万対70万の差だったのを分裂選挙だからこれだけの僅差になったのだと言えます。

 分裂選挙なら勝てると考えた、プロの判断が「一度変えてみたい」という時代の流れに押し流されたと言えます。

 都議選は小選挙区でなく、中選挙区だから結構、自民党、公明党が善戦するというのがプロの判断です。ひょっとしたら、「都議選は善戦するから、その結果を見てから解散すべき」と進言されているのかも知れません。しかし、そうは行かない気がします。

 麻生太郎様。おそらく大多数の人が、もう持たないと考えておられると思います。ここであえて、マキャベリの「フィレンツェ史」(悪魔の書と言われた君主論ではありません)の一節を贈らせていただきます。

「必要に迫られた際に大胆果敢であることは、思慮に富むことと同じと言ってよい」

 

                                 草々

 

鳩山由起夫代表から、メールマガジンで政治献金についての説明が送られてきました。

  政治献金の問題はわかりにくいので、少し説明します。

 民主主義にはコストがかかりますが、そのコストは高い志に支えられた浄財によってなされるのが理想です。しかし、なかなか集まらないというのが現実です。

 企業献金を考えてみると、「何も考えずに企業が献金をすれば株主に対する背任になる。献金によって何かを成就すれば、贈収賄」になりますから本来、問題がある制度です。また、アメリカと違い日本では個人献金の習慣がありませんから、個人献金にたよることはできません。

 政治活動の不足分は、政治家自身が出すことになります。現に私自身もいただいている歳費(給料)から政治活動費を出していました。これは法律上は「政党支部への本人寄付」ということになります。

 かつて政治を行うと、自分の財産を切り売りするしかなく、井戸と塀しか残らないので「井戸塀政治家」と言われました。

 いつのまにか、政治家が私腹を肥やすといわれるようになりましたが、本来は国事のために財産を投げ出す政治家が多かったのです。

 それではいけないということもあったのかどうか。政治資金規正法上では、本人が出す寄付を「1000万円まで」と決めました。それ以上は、政党支部への貸し付けにするのが適法な処理です。(現実には返ってきません。私も政から民に転じるとき、自分の政党支部に相当額の貸し付けがありました)

 今回の場合、鳩山さんが政党支部に1000万円以上の寄付をしていた。それ以上は「貸し付け」とすればよかったのですが、担当の秘書がそれを個人から集めたような形で処理していたということが問題になっているのです。

 要は、鳩山さんは「井戸塀政治家」のように自分のお金で政治活動をしていたのですが、それが法律の処理上問題があるということなのです。

 なんとなく矛盾を感じても法律は法律ですので、きちんと対処しなくてはなりません。ちょっと長くなりますが、以下が鳩山由紀夫さんのメールマガジンです。

 忌憚ない、コメントをいただければと思います。

以下、鳩山由紀夫メールマガジンです。

「みなさん、こんにちは。

 私の資金管理団体「友愛政経懇話会」に事実ではない寄付者のお名前を記載
していた問題で、国民のみなさま、特に関係者のみなさまにご迷惑をお掛けし
てしまいましたことに対して、心よりお詫びを申し上げます。

 正直を申し上げれば、私の資金管理団体に亡くなった方からの献金があると
報道で指摘されたときには「ご遺族の方が献金を続けてくださっているのだろ
う、有り難いことだ」というくらいにしか感じていませんでした。ところが、
会計責任者や経理担当の秘書に問い質しましたところ、そんな簡単な話ではな
いことが判明しました。それはいけないと、しっかりとした調査が必要だと思
い、弁護士に正確な調査を依頼いたしました。二週間近く掛かってしまいまし
たが、調査結果が出ましたので、その日のうちに記者会見をし、国民のみなさ
まにお詫びをしつつ、事実を公表いたした次第です。

 実際に、平成17年頃あるいはその暫く前から、亡くなった方々を含め、事
実ではない寄付者が毎年数十件記載されていました。その総額は年間400万
円から700万円になることが判明しました。この行為は経理担当の秘書が独
断で行い、会計責任者にも報告していなかったのです。そして、事実でない寄
付に相当する資金は、私が当該秘書を信頼して預けていましたお金の中から拠
出されていました。その事実は弁護士とともに、私も確認したところです。貰
ってはいけないお金とか、隠さなければならないお金ではなかったことがせめ
てもの救いでした。

 ただ、なぜ当該秘書がこんなことを行なってしまったのかですが、当該秘書
は弁護士に対して、本来ならば寄付をお願いすべき方々に対してそれを怠った
ことから、事実でない記載をし、それを繰り返してしまったと述べたようです。
本人からの寄付には1000万円の上限がありますが、本人が資金管理団体に
貸し付けるという方法をとれば上限はありません。したがって、収入の不足分
を私が預けたお金を貸付の形にすれば問題がなかったのですが、既に過去の私
の貸付総額が8000万円を超えていたので、これ以上借りられないと思った
のかもしれません。弁護士は当該秘書の行為は保身のためだろうと記者会見で
は述べていました。その通りかと存じます。

 結果として事実ではない記載がそのまま放置されてはいけませんので、収支
報告書を法的に修正できる年次については修正を終えたところです。また、資
産報告も早急に訂正をいたします。

 今回の件について、当該秘書は永年の同志ではありましたが公設秘書を解任
いたしましたし、会計責任者についても然るべき処分をいたします。私自身も
監督責任を痛感しています。ただ、誠に有り難いことに、多くの方々から頑張
れよとご声援を戴いています。このご声援にお応えするためにも、求心力を完
全に失った麻生政権に代わり、政権交代によって国民のみなさまに信頼してい
ただける政権を樹立せずにはいられません。至らぬところは反省しつつ、前進
あるのみと頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。

前略 麻生太郎様

 総理の究極の権力は解散権と内閣・党役員の人事権です。今回、党役員の人事権を行使することを阻まれてしまったこと、極めて残念に思っておられると思います。

お二人の閣僚を申し訳程度に改造されましたが、サプライズもありません。

 タレント出身の東国原知事など昨日の集会で、「知事がいきなり大臣になるなどいままではありません。歴史をつくらなくては」と言っていたそうです。総務大臣に指名がかかると思いこんでおられたようです。

 森元首相と1時間半にわたって会談され、説得されたとのことです。閣僚は国民のために仕事をしなくてはなりません。衆議院任期70日前に人気とりのために閣僚交代をするのは品格ある政治ではないと思います。

 一つ気になることがあります。森元首相は、自民党が下野した細川政権の時の幹事長でした。月刊自由民主05年3月号に、森さんと当時は自民党だった亀井さんの対談が掲載されています。

亀井「こうなったら、こちらから城中にしのびこんで殿(細川首相)の首を取る以外にない。私は森幹事長から密命を受けた」

森「そう、この際、何でもやってくれと・・・」

亀井「森先生は太っ腹なんだ。党の金をいくらでも自由に使えと言ってくれた。それで勢いづいて打倒細川連立政権へと猛然と突っ走った」

森「警察官僚出身の亀井先生は、細川首相自身にかかわる、いわゆる佐川急便などの疑惑を調べ上げるとともに、社会党左派を取り込む工作に骨を折ってくださったが、本当に見事な物でしたよ」

 麻生太郎様。森元首相から「この際、何でもやるべきだ」という進言を受けられたのではないでしょうか。そういえば、昨日、元国家公安委員長の村田さんをリーダーにした鳩山さん糾弾のチームが出来たとか聞きます。

 森元首相から細川政権の時のように「密命」があったのでしょうか。村田さんが、元国家公安委員長で、警察に抑えが効くのも気になります。


「何でもやる」という路線に走るのは品格ある行動と思えません。まずは、解散総選挙をして民意を確かめる。過半数がとれなかったら、下野して、そのなかで再生を図るのが王道です。

 すみやかな解散総選挙を求めます。といっても、すでにそれも行使できない状況なのかも知れませんが・・。

                             草々

 

 
 


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