島さとし(嶋聡)の「大風呂敷のススメ」

松下幸之助に学び、ソフトバンク社長室長3000日の後、多摩大学客員教授を務める元衆議院議員「島さとし」のブログです。

バードウォッチング的生活

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 このGWは、「奥の細道」の岩波文庫を手に岩手、宮城と東北を妻と一緒に旅をした。このところ、休暇というと海外が多かったのだが、3.11のあの日から東北がどう復興しているかを見たかったからである。

 「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。船の上に生涯を浮かべ、馬の口とらえて老いをむかふる物は日々旅にして旅を住処とす」

 「奥の細道」の冒頭を東北新幹線で読む。56歳になると、高校時代に読んだときとはまた違う感覚がある。

 仙台を越えて平泉についた。「高館」と呼ばれる義経終焉の丘陵に立って北上川を見る。

芭蕉が、弁慶の死をいたみ、奥州藤原氏百年の栄枯盛衰を思い詠んだあまりに有名な句がある。

「夏草や つわものどもが 夢のあと」

 高館を訪問するのは2度目である。私はここから見る「北上川」をどうしても見たかった。

 東北を悠然と流れる「北上川」。奥羽山脈に源を発し、岩手から宮城平野を流れる全国4番目の川。日本では珍しく、勾配がすくなくゆったりと流れて行くのでも有名である。

 「やはらかに 柳あをめる
  北上の岸辺目に見ゆ
  泣けとごとくに」
  
 石川啄木が「一握の砂」に納めたものである。

 北上の流れは今までもこれからも、東北を育んでいくであろう。そして、私も微力ながら東北の復興に尽くしたいと決意を新たにした東北の旅のスタートであった。

 ところで、お昼は妻が駅前の「芭蕉館」で「盛りだし式わんこそば」を食べたいというので行った。

 ついたのが12時30分。列車は13時24分。50分あれば、お昼は十分というのは東京の感覚。席は空いているのだが、ここもゆったりと時が流れていて、なかなか注文も取りに来ない。

 痺れを切らして、店員さんを呼び「13時24分の列車に乗りたいのだが」と言ったら、「責任が持てないので、おろしそばにされたほうがいい」と親切に言う。でもせっかくということで、妻がわんこそばを頼んだ。

 一生懸命、早くやってくれたらしく、出てきたのが13時。15分で私は24杯のわんこそばを平らげた。さすがに妻は、14杯。なんとか、平泉13時24分に間に合い、仙台に向かったのだった。





 


 

 いつごろからだろうか。私は毎朝、一人用のポットに紅茶を入れ、モーニングティーをいただきながら、朝日記を書くのが習慣になっている。

 沸騰したお湯をいれ、紅茶を入れる。ポットはガラス製なので、茶葉がジャンピングしているのを見ることができる。

 ツィッターで毎朝、「本日のモーニングティーは○○にしました」とつぶやくので、一部では「紅茶野郎」などといわれたりしているらしい(笑)。「紅茶王子」と言っていただいている人もいるので、その人には感謝である。

 月曜朝の紅茶は「ハロッズ14番」に決めている。

 ハロッズの代表的な紅茶で、14番というのはロンドン、ハロッズの前をとおるバスの番号から来ている。インド、スリランカ、ケニア産の紅茶をうまくブレンドしてあり、ミルクがよく会う。セイロン、ケニア、アッサムに加えて、ダージリンが爽快感を増している。

 このところ、細川護熙氏によくお会いする。
「細川家中興の祖、細川幽斉は生涯64度ですよ。戦いの数が。それこそ毎日、毎日が戦いでした。それでいて、源氏物語の大家であり、古今和歌集の継承者でした」と毎日新聞のインタビューに答えておられるが、まさに武家の棟梁と歴史に残る文化人の両面をもっておられる。

 品のいい話し方の中に、誇り高き武家の棟梁の迫力をときどき感じることがある。私のなかにある、「侍」の血が騒ぐ瞬間である。

 細川家は室町幕府三管領の一つとして武門の誉高い家柄で、現在の細川家は藤孝(幽斎)を初代として戦国時代に始まる。司馬遼太郎の「国盗り物語」にも出てくる。

 その細川家所蔵の貴重な文物を保蔵している「永青文庫」は、今は遠き武蔵野の面影を止める目白台の一画に、江戸時代から戦後にかけて所在した広大な細川家の屋敷跡の一隅にある。

 名称は藤孝の養家の始祖細川頼有以後8代の菩提寺である京都建仁寺塔頭永源庵の「永」と藤孝の居城青龍寺城の「青」の二字をとってつけられたという。

 私も時々、バードウォッチングの途中で立ち寄らせていただく。
 
 ここに居心地のよい、ラウンジがある。そこで出される紅茶が「ハロッズ14番」である。

 永青文庫の歴史と、少し入ったダージリンのさわやかさがよく調和している。ただ、ハロッズ14番は。「イングリッシュ・ブレックファスト」と言われるように朝にむいている。

 できたら、ダージリンも用意していただきたいところである(笑)                                                                                                                                                                                                                                                                                                      

ツィッターをはじめて元の同僚である議員や、新人議員の方のフォローをしていると日本の政治家は本当に「一所懸命」だなと思う。GW中に閣僚、ベテラン議員は外国(外遊)に、新人議員はメーデーや祭りに走り回っている。

かくいう私も、政治家時代のビフォーGWは忙しかった。代表補佐をしていたので、だいたいGW中は代表随行で海外へ行っていた。民主党結党最初の年に菅直人代表とアメリカにいったのを皮切りに鳩山代表と中国、羽田幹事長と英国。このときは自由党党首だった小沢一郎氏とも一緒。その他、岡田代表と韓国、中国には毎年行ったし、現在のタイ、アシピット首相が官房長官のとき一緒に会ったなどなど。あまり外国に行き過ぎて批判をいただいたほどだ。

もちろん、地元活動もある。メーデーに出て、外国へ。帰ってきたら何カ所かお祭りに出る。そのときの挨拶は「このお祭りの為に、○○から帰ってきました」という。GW最終日はだいたい組合主催の家族サービスデーに参加して「やきそば」「フライドポテト」「焼き鳥」などをもらったものだで。それはそれで楽しかったのだが、やはり忙しすぎたように思える。

GWにしっかり、休養し、日本と世界の将来を考えるレスト&リクリエーションも必要かと思う。ちなみに欧米の政治家は休むときにはしっかり休む。

私も民に転じてからGWはしっかり充電の期間にしている。いわゆるアフターである。好きな中国史を読み、しばらく聴いていなかったクラシックをしっかり楽しみ、妻の誕生日近くには小旅行をするというのが、このところの過ごし方である。

不思議なもので少し休むと新しい発想と闘志がふつふつとわいてくる。

今回は、伊豆半島に小旅行した。私は下田が目当て。国文学出身の妻は川端康成がめあてだったが、そのときつくった漢詩である。

緑陰深処一渓流
首夏薫風此共遊
看瀑忽驚臨水座
悠々仰見忘千憂

緑陰深き処、一渓流る。
首夏薫風此処に共に遊ぶ
看瀑忽ち驚き水に臨んで座す。
悠々と仰ぎ見れば千憂を忘る。

伊豆の緑陰ふかい場所に清流が流れている。
初夏の風が薫るGWに、妻とともに旅行に来た。
谷に降りて行ったら滝が突然に現れ、滝に臨んで坐った。
心を悠々ともって仰ぎ見れば千の憂いも忘れ去り、また明日からの闘志がわいてくる。


お花見へと、満開の千鳥ヶ淵から靖国神社に出かけました。日本武道館では法政大学の入学式が行われていました。江戸城のお堀端を桜がめぐります。

靖国神社に、中国や韓国からの観光客が訪問され、記念写真をとっていました。何となく不思議な感じを持つ方が変なのかも知れません。素直に桜を楽しんでおられました。

義理の母のお兄さん達が戦死されておりますので、それも偲んでつくった漢詩です。

看桜

万桜、郭を巡る古城の東
九段祠園、樹樹紅なり
恰も武人に似て、花、涙を帯ぶ
芳魂薄命、天風に散ず


万桜巡郭古城東
九段祠園樹樹紅
恰似武人花帯涙
芳魂薄命散天風

(一東)

 政治家は選挙に出るとき、「趣味は?」と聞かれます。細川護煕元首相は趣味の欄に「バードウォッチング」と書いておられました。それが私がバードウォッチングに興味を持った始めです。

 1910年、アメリカのセオドア・ルーズベルト大統領がイギリスを訪問し、外務大臣グレー卿と野鳥保護区で鳥のさえずりを聞きながら世界を語りました。欧米ではバードウォッチングが趣味として確立されているとのことでした。

 10年ほど前、軽井沢の鳩山由紀夫総理の別荘に招待いただいたときに、野鳥図鑑を持って行きました。そうしたら、鳩山総理が「鳥が趣味なのですか。この庭にはよく小鳥がくるんです」と話してくださいました。

 鳩山一郎総理と中西悟堂氏が、オオルリやキビタキの鳴き声を聞きながら会談したのをNHKが放送しました。1955年五月10日のことで、これがバードデーの事始めだったと後で知りました。

 その後、家族で軽井沢に行ったとき軽井沢野鳥の森に行きました。ビギナーズラックはあるもので、そのときにオオルリや水浴びをしているコルリというまさに「青い鳥」に会ってしまったのです。

 政治からビジネス界に転じてから、原則、土日が休みになったので私のバードウォッチングへの傾斜はどんどん進みました。明治神宮御苑にオオタカを見たり、イギリスにはロビン(こまどり)がわりと身近にいるのに喜んだり、自分の住むマンションでメジロやイソヒヨドリにあったりして毎日、楽しんでいます。

 葉が茂りすぎては鳥は見えません。したがって、秋から冬、春がベストシーズンです、寒い中、鳥が現れるのを待っているのを家族は「何が面白いのかわからない」と言います。ですが、自然の中に鳥を待って、一人でいると普段は気にしない、葉がゆっくりと落ちてゆく音が聞こえたり、空を行く雲が本当に悠々としている事に気づかされます。バードウォッチングの時間は私にとって「人が人に帰る時間」のように思えます。



 

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