島さとし(嶋聡)の「大風呂敷のススメ」

松下幸之助に学び、ソフトバンク社長室長3000日の後、多摩大学客員教授を務める元衆議院議員「島さとし」のブログです。

政治家の品格

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前略 麻生太郎様 

 昨日は、また失言をなされたとか。

「(老人は)働くことしか才能がない。80過ぎて遊びを覚えても遅い」

 マスコミがそこばかり報道するとおっしゃるでしょうが、今はマスコミは失言をねらっているのは分かり切っているのですから、注意深く発言するのが当然です。

 たびたびの失言をとりあげるのに疲れてきました。

 本日は、勝利の神父と呼ばれたスペインの「バルタサル・グラシアンの「成功の哲学」の一節をお届けします。

「冗談を言うのもほどほどにせよ。賢明なものはその真面目さで名を知られている。真面目な人間の方がウィットに富む人よりも尊敬されるものだ。
 
 冗談ばかり話している人は、いつ良識ある話をしているのか誰にもわからない。ということは良識など無いとも同じだ」


                              草々

前略 麻生太郎様 あなたの右腕である細田幹事長が「国民の程度が低い」と発言しました。人間は追い込まれると本音がでるといいます。やはり、これが長い間、政権にいた政党の本音なのでしょうか。

 「役員人事だろうが、閣僚人事だろうがどうでもいいことだ。その方がみんな面白いのだから。それは程度を表している。国民の程度かも知れない」

 細田幹事長は、「国民のことでなく、マスメディアのことだ」と修正されました。確かに、テレビのワイドショー政治には私も辟易するとことがあります。しかし、知名度を高めるためにテレビにでることに奔走するタレント政治家ならぬ、「政治家タレント」もいますから、あまりメディアを批判も出来ないでしょう。

 麻生太郎様。細田幹事長はなによりも政治の根本を間違えておられます。

 太公望の著書と言われる六韜三略。周の武王が太公望呂尚に訪ねます。
「願わくは国をおさむるの大務を聞かん」
 大公曰く。
「民を愛するのみ」

 国民を愛するのでなく、蔑んでいるようではその政党は見捨てられます。

 もう一度、政治の大務を熟考されることを進言いたします。

                                草々

 

前略 麻生太郎様

 医師会、建設業、農協などの集票組織がじわりと自民離れをはじめ、首相自らが各種団体を訪問なさっているとお聞きします。首相自らの訪問というのはきわめて異例とのことです。

 最初の訪問先であるJA(農協)全中では「昭和30年の結党以来、農家を守ってきたのは自民党だ。今回の選挙でもJAグループに協力をお願いしたい」ち20分にわたって述べられたそうですね。職員らは「今回はよほど厳しいようだ」とささやきあったと聞いております。

 右肩上がりで増えた富を、集票組織ともなる農協などを使って上手く配分してきたのが自民党のビジネスモデルでした。農協などは、農民のことよりも「農協組織」を考えるようになってきました。

 民主党が、農協を通さず「個別農家に保障を」といった政策が先の参院選で支持を得れたのは、農民が集票組織に成り下がった「農協」に反発を感じているからでしょう。

 小泉氏の「構造改革」は今や批判の的ですが、低成長時代の日本の「国の形」を模索したことは評価できると思います。

 麻生太郎様。遊説にお呼びがないということで、団体まわりをしておられるのだと思います。しかし、「涙目、お詫び」で国民からの同情が少しは起きてきたところです。

 ここでまた、利益団体周り、古い自民党のままの選挙戦を戦われるようでは本当に国民は離れます。

 農協などの集票組織に「バラマキ」をするのではない、新しい「国の形」を模索する選挙戦をなされてはいかがでしょうか、

                                    草々
 

前略 麻生太郎様

 中川秀直さんらが行った両院議員総会開催の署名が不備で3分の1に達しなかったことが原因で、両院総会見送りになったとお聞きします。

 首相が解散権を行使しようとすると、選挙が弱い政治家達が右往左往して首相を引きずり下ろすという悪例を残すことにならなかったことはよかったと思います。

 結局、今回署名した政治家達が考えていることは「選挙」だけです。信念をもって署名したわけではありません。だから、選挙で「公認」がもらえないよとか、「公認料」という1000万円程度のお金が出ないよと言われると、一挙に切り崩されるのです。

 選挙しか考えないあまりに情けない、信念無き政治家達だと麻生さんは思っておられるのではないでしょうか。


 松下政経塾の時、加藤寛慶応大学名誉教授から「政治家は選挙に落ちることを恐れてはいけない。選挙だけを考えると堕落する」と言われました。

 私はこの言葉を刻みました。日本経済の発展のためには健全な競争が必要との信念で、競争的な情報通信政策を唱えていました。この結果、NTTの労働組合などには推薦はもらえず選挙では苦労しました。しかし、この信念を貫いたことが、「政から民へのトップランナー」になれた理由だと思っています。

 堂々と国民に信を問い、過半数をとれなかったら下野する。その際に、与党にいたときは現実の処理である小政治に追われ、できなかった長期的な政策を考え、提起し、次の総選挙で政権奪回をめざす。そんな堂々たる政治を目指していただきたいと思います。

 21日、堂々と解散されることを願います。

                              草々

 
 

 

前略 麻生太郎様

 森元首相が本当は解散は7月14日の予定だったと話されました。7月14日と言えば、1789年パリの民衆がバスティーユ牢獄を襲撃し、フランス革命が勃発した日です。

 さすがに、その日に政権交代があるかもしれない総選挙を打てないと思われたのか、自民党内に大変な反対があったのかわかりません。森さんが話してしまったということは結果としてなくなったということなのでしょう。

 清朝の末期、イギリスとアヘン戦争を闘った曾国藩は、亡国の兆しとして、その国の指導的地位にあるものが明確なる決定を行う勇気に欠け、部下からその軽重をとわれることだと述べました。

 麻生降ろしなどがある状況は、麻生さん本人の不幸だけでなく国家を衰亡に追いやる道なのです。

 できるだけ早い時期の決断を進言します。

                         草々

追伸・・なお、7月14日は岡田克也民主党幹事長の誕生日でもあります。解散総選挙は最高のプレゼントだったかも知れないのに、残念に思います。




 


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