島さとし(嶋聡)の「大風呂敷のススメ」

松下幸之助に学び、ソフトバンク社長室長3000日の後、多摩大学客員教授を務める元衆議院議員「島さとし」のブログです。

政治家の品格

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「愛のない経営者が好ましくないように、愛なり慈悲の少ない政治は許されるはずがない」               松下幸之助 

 麻生首相対鳩山代表の党首討論が行われました。鳩山代表は、自らの政治理念として「友愛」を述べました。麻生首相は「友愛は昭和30年代に、聞いたことがある」と述べ、抽象論でなく、具体的な施策が必要と返しました。

  小泉時代の改革路線が市場経済の中で進むところまで進んでしまい、「利」だけを重んじる政治になってしまいました。

 NHK大河ドラマは「直江兼続」をとりあげています。兼続の旗印は「愛」。関ヶ原の戦いで、石高4分の1にされた上杉藩を家臣のリストラすることなく、存続させたのは、基本に「愛」の政治があったからです。

 破壊型政治から「慈愛をもった政治」が必要な時代だと思います。

 ところで、私は1999年から2002年までの第一期鳩山代表時代に、代表室次長として党首討論の補佐を担当していました。

 最初は小渕首相、次に森首相。率直に言って、ここまではかなり有利に進めていました。しかし、小泉首相となり、かなり苦戦したことを思い出します。

 今回の党首討論を見て、麻生首相の答弁ぶりは森首相を思い出させました。

 総選挙まであと100日程度。どちらが次の首相にふさわしいかを判断するためにも、党首討論をもっと行って欲しいと思います。

 

 

 



  

「人々に理念と目標と理想を提示できない指導者は指導者を名乗る資格はない」
                      松下幸之助

 「総理、本日は何を食べてきましたか。私は熱いピザを食べてきました」1999年11月10日、日本初の党首討論はこの言葉から始まりました。

 当時の小渕首相が「冷めたピザ」と外国紙に皮肉られたのを意識し、さらにイギリスの党首討論が「本日の首相の予定は・・」からはじまることを参考にしての質問でした。歴史的なクエッションタイム第一声が、ピザ論争から始まったことには賛否両論がありました。

 実は、このころ私は代表室次長で、党首討論の担当でした。(ピザ論争を提案したのは私ではありません)

 あれから10年もたったのかと感慨深いものがあります。当時のテーマは政治献金問題と、介護保険問題でした。10年たっても日本の政治は変わっていないのですね。

 今週、水曜日に麻生首相と鳩山代表の党首討論が行われます。間近にせまる政権選択選挙にむけて、それぞれの「理念、目標、理想」をぶつかり合わせる党首討論であることを望みます。

 

鳩山由紀夫と愛嬌

 「人の上に立つものには愛嬌がなければならない。人が近づきやすい表情でなければ人が集まらない。人が集まらなければ、どうやって生きた知恵を集めようというのか」松下幸之助の言葉です。

 鳩山由紀夫さんの代表補佐役として、つかえた私はこの松下塾長の言葉を思い出しました。なんとなく「愛嬌」があって、「この人のためなら」と思わせるのです。

 「政治は愛」だとか「友愛」というのも、鳩山さんだからこそ似合うのでしょう。

 ただ、そこが「ソフトクリームのよう」と中曽根元総理に批判されるところでもあるのですが・・・ 

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 「政党をつぶしてでも、官僚制をつぶしてでも『国家国民のためならば』という発想と実行力のある政治家が育ってほしい」松下幸之助塾長の言葉です。これと連動するような言葉を鳩山由起夫代表から聞いたことがあります。

 私は衆議院時代、菅直人、鳩山由紀夫、岡田克也三代表の補佐役をつとめました。菅直人さんのときには、代表室のヒラ、鳩山さんの時は代表室次長、岡田さんの時は役員室長代理と肩書きは変わりましたが、代表質問、党首討論の政策的調整と党内調整という仕事は全く変わりませんでした。そんなこともあって、私のことを「三代代表の知恵袋」と称したマスメディアもありました。

 三人の中で、一番、働きやすかったのは劉邦のように、人を信頼して任せてしまう鳩山由起夫代表でした。私はいくつかの著書で、鳩山さんは野党の党首よりも総理大臣にふさわしい人と述べています。近くで見ていたからこそわかることもありますが、鳩山さんを一言で言えば「徳の人」です。

 そんな鳩山さんが「嶋さん、私は民主党という一つの政党のために政治をやっているわけではない。国家国民のためにやっている。そのためには民主党をぶっつぶしてもかまわない」との趣旨のことを述べられたことがあります。

 一党の代表が民主党をつぶしてでもとは乱暴な話ですが、2002年、鳩山由起夫氏率いる民主党と小沢一郎氏率いる自由党が合併し、一つの政党になろうとした動きの時といえばわかっていただけるでしょう。

 結果として、このときは党内の反発にあい、挫折し、鳩山代表も辞任に追い込まれます。しかし、小沢一郎氏との連携という構想が現在の政権交代をめざす民主党をつくりあげたもとになったともいえます。ちょっと長い目で見れば、2003年の自由党と民主党の合併が「平成の薩長連合」だったように思えます。

 ともあれ、民主党は鳩山由紀夫代表の下、政権交代を目指します。日本のため、政権交代のために期待します。



 

 

 

 連休明けに、民主党のベテラン・中堅が小沢一郎氏に辞任を迫る署名を集めるとのことだ。政治家の品格もここまで落ちたかと思う。

 政治家が「署名」として共同責任で自分の責任を分散させようとするなどはなんとなく情けない。政治家は責任をとるために存在する。小沢氏が辞めるべきだと思うなら、政治家として、唯一人、小沢一郎氏にはっきりと告げるべきだ。

 直言したとしても、昔と違って首をはねられることはない。秦王を暗殺しようとした荊珂は「凡蕭々として易水寒し 壮士ひとたび去ってまた還らず」と歌った。これから比べれば一人で渡り合うなどなんのことはない。

 さらには、署名を渡すのが小沢一郎氏本人でなく菅直人代表代行や鳩山由起夫幹事長を想定というのではなにをかいわんやである。

 もちろん、これは産経新聞の将来への憶測記事である。したがって、戯れ言が記事になったのかも知れないし、そう信じたい。かつて民主党の衆議院議員だったものとして、ここまで政治家が品格を無くしたとは思いたくないからだ。


 小沢一郎氏が昨日のメーデーで、政権交代への決意をあらためて述べたという。

 凡そ遭う所の患難変故や、屈辱讒謗、払逆(合点が行かない)の事などは、皆、民主党にこの国の運命を託せるかどうかを天が試しているとの思いで進むべきである。


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