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広島に講演にお招きいただきました。「08年の日仏友好150周年で、モンサン・ミッシェルと宮島をならべたキャンペーン以来、フランス人観光客が多くなりました。フランスでは、京都についで広島が有名です」との説明を受けました。
フランスは世界一の観光立国で、8473万人の観光客を集めます。 「日本は世界一の観光国家になるべきだ。そのためには、自然の景観が美しいだけではいけない。すばらしい町並み、すばらしい施設、すばらしい環境を持つ国にしなければならない」
松下幸之助 日本の観光客が1400万人になったと喜んでいますが、フランスに較べるとまだまだだです。タイの2655万人にもはるかに劣ります。 平和記念講演を訪問しました。欧米人観光客が平和の祈りの前で列をなしていました。戦後70年で日本ではともすれば風化することもある「平和への祈り」が、70年立って、世界に浸透してきたようです。
外国人が「行きたい」と思う条件は「気候」「自然」「食事」「文化」といわれます。
広島は瀬戸内式気候で晴れの日が多い「気候」です。「自然」宮島に見るが如く、海と島の調和が取れています。「食事」は海の幸が豊富で「お好み焼き」もあります。そして、「文化」が70年戦争をしてこなかった「平和国家日本の象徴」と言うことなのでしょう。 日本の文化は、京都の寺社、茶道からアニメ、マンガなどありますが、「70年間戦争をしなかった平和国家日本」というイメージも重要になると思います。日本人がスイスに抱くイメージのようなものを世界に根付かせられればいいのにと考えた広島でした。 (写真は 日仏友好150周年のポスターより) |
松下幸之助に学んだ政治経営学
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ソフトバンクの社外役員でもある、柳井正さん率いるファーストリテイリングが、週休3日制を導入というニュースを聞いて思い出す松下幸之助塾長の言葉がある。昭和40年、日本で初めて週休2日制を導入したのは松下電器だった。松下塾長が、週休2日制導入を発表したのはその5年前、昭和35年の経営方針発表会でのことであった。
「海外企業との競争に勝つには能率を飛躍的に向上させなくてはいけない。そのためには、『週休2日制』にして十分な休養で心身の疲労を回復する一方、文化生活を楽しむことが必要である」
「週休2日制」導入の昭和40年は、東京オリンピックの反動で業績が悪化していた。導入延期の声もあるなか、断行する。
「うまくいかない時は、松下がつぶれるときだ。日本の扉を開く気持ちでやる」 ファーストリテイリングの週休3日制導入は、「介護や子育てのために正社員を諦める層のつなぎ留めや採用増などにつなげる」とか「人材獲得競争が激しくなる中、人手不足感が強い小売業やサービス業」の対策と報道されている。 だが、ここは一歩進んで「日本の扉を開く」という観点から進めて欲しいと思う。 週休2日制導入の昭和40年4月17日。松下氏は述べた。 「週に2日休むとそれだけコストが上がる。会社の成績が上がらなければ世の模範にはならない。週休2日になってさらに発展するよう努力願いたい」。 この言葉通り会社は成長を続け、「世界の松下」と呼ばれるまでになった。 ファーストリテイリングも週休3日制導入を機に益々発展されることを祈りたい。 |
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孫社長の後継者候補である、ニケシュ・アローラ氏が。600億円、0.6%のソフトバンク株を購入というニュースを聞いて、思いだす松下塾長の言葉がある。
「自分も株主になれば、いわばその会社の真の主人公ですからね。そういう目で会社を見、自分の仕事を見るということにもなりましょう。・・株主として会社を向上発展させる。会社としてもきわめて好ましいことですし、そしてそのことはひいては国家社会全体にプラスになるでしょうね」
ニケシュ・アローラ氏は契約の一時金が入っているとはいえ、165億円の高額報酬で知られる。NHKの報道番組に出演したとき、「報酬だけもらって、もっと高い報酬が提示されたら、会社を変わるのでは」との質問が出た。「それは、信頼関係です」と答えた。これで、長期的にニケシュ・アローラ氏がソフトバンクの経営に長期に関与することが示されたと思う。
アメリカを中心に、世界のCEO,COOの報酬は高額になり、経済格差を拡大させる原因であるとの批判もある。
だが、CEOたちへの評価も厳しい。報酬は、毎年、自社の株価と連動して決定されている。株価が判断基準なのだ。 当然、実績が悪く時価総額が下がると、報酬額の引き下げ、あるいは解任というペナルティが課される。たいへんな実績主義なのである。日本でもいずれ同じことになるだろう。 自社株を買うという今回のニケシュ氏の決断は、ある意味、みずからの意志で「株価が判断基準」という厳しい評価の中においたことになる。ニケシュCOOの頑張りに期待したい。 |
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9月の自民党総裁選における安倍総理の無投票再選の可能性高しとの報道が流れているのを見て、思い出す松下幸之助塾長の言葉がある。「謙虚である・・指導者は地位が高くなればなるほど謙虚でありたい」
安倍総理の70年談話は当初の予想より穏健なものであった。中国は「実際の行動で信頼を得るように促す」としたが、中国経済の不振もあり、日本との関係を悪化させたくないとして様子見。韓国は「我々にとって残念な課題が残っていても新しい未来に向かって共に進む」とした。
安倍政権の支持率低下に対処するための「政治的妥協」の産物と言われるが、国民の声に謙虚に耳を傾けた結果、アジア各国との関係もすこし融解したのではないかとおもう。 安倍総理の在職日数は祖父の岸信介内閣の1241日を抜いて歴代9位となった。長期政権である。それもあってか、国会審議を見ていると「謙虚」さが足りないのではないかと思うことが多く危うさを感じる。
加賀百万石の祖、前田利家のところにあるとき、福島正則から鯉を2匹送ってきた。利家の家来が礼状を書かせたところ、利家のほうがはるかに先輩である胡あり、形式的なものを出した。
それを見た利家は「このような手紙はできるだけ先方を敬い、 丁重に書くものだ。特に目下の人への手紙は丁重に書けば書くほど先方は嬉しく思うものだ。目下だからと言って、見下した書き方をすれば、いかにも自分とお前は位が違うといわんばかりで、そんなことは愚か者のすることだ」と言って、書き直させたという。この謙虚な態度が、加賀百万石の太守となり、明治維新まで続いた原因だと思う。 そうえいば、孫正義社長も社長室長である私を呼ぶときは、最後まで「嶋さん」と「さん」づけであった。何かを依頼するときも非常に丁寧な言い方あった。
日々の経営でも、社長、上司は部下、目下の人に接するときに謙虚さを忘れないようにしたい。そうすれば、「あの人は丁寧だ。偉い人だ」と人々も心から敬服し、衆知も集まってくる。これが「長期政権」の鍵であると思うのだが、いかがだろうか。 |
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桜島が警戒レベル4というニュースを見て思い出す松下幸之助塾長の言葉がある。「天地自然の理・・指導者は天地自然の理を知り、これに従うことが大切である」
東日本大震災は貞観地震(869年)から1000年ぶりの大地震だった。日本は1000年ぶりの火山大変動期に入ったという学者もいる。こんなときに桜島から50キロの川内原発を再稼動させるのは、天地自然の理にかなっているのだろうか。
百年前の大正三年(1914年)、桜島は写真のように大噴火をした。この大正大噴火で大隅半島が陸続きになった。先日、川内原発が再稼動したが、このような大噴火が起きれば、軽石が海をおおい、原子炉に必要な冷却水の取水もできなくなる可能性もあるという。
桜島が落ち着くことを祈りながらも、最悪に備える準備も同時に必要であると思う。 日本国内には火山が110ある。国土は世界の0.25%なのに、世界の7%が集中している。それゆえに、温泉も豊富で人々は健康のためにあるいは観光資源として利用してきた。しかし、おおいなる被害をもたらしたことも事実である。この火山国でふるさとを失わせるような原子力発電を続けることが自然の理にかなっているとは思えない。
「私はできるだけ早く原発ゼロをめざす、原発ミニマム論者です」
孫正義 写真は「桜島大正大噴火」(鹿児島県立博物館蔵)と2015年8月15日の桜島 |



