島さとし(嶋聡)の「大風呂敷のススメ」

松下幸之助に学び、ソフトバンク社長室長3000日の後、多摩大学客員教授を務める元衆議院議員「島さとし」のブログです。

松下幸之助に学んだ政治経営学

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 「大風呂敷経営進化論・・松下幸之助から孫正義へ」が思いのほか、多くの人たちに読んでいただいていることに驚いている。

 八重洲ブックセンター本店で総合1位、全体でもビジネス部門1位。三省堂神保町店でもビジネス書1位。丸善丸の内店で6位。紀伊国屋書店で7位と出版社の方から報告いただいた。

 本の題は、基本的に編集者が決めるのだが「松下幸之助から孫正義へ」というのがよかったというのが大方の見方である。松下政経塾で松下幸之助の薫陶を受け、孫正義社長を8年3000日補佐したというのは「嶋しかいない」。したがって「これは嶋しかかけない」というのが、政経塾同期生の言葉である。

 そもそも「大風呂敷経営進化論」は社長室長3000日の「卒論」として書いた。今後、当面はソフトバンク顧問として電気通信事業法の改正、電気事業法の改正などにとりくんでいくが、時間的には前よりも余裕がある。また、いぜんよりも発言は自由にできる。そこで、松下幸之助塾長と孫正義社長の成功の秘訣、企業を飛躍させた秘密などを比較研究をしてみようかと思っている。

 日本の復活に必要なのは、松下幸之助塾長や孫正義社長のような、壮大な夢を持ち、それを実現して行く企業家である。誰もが、松下幸之助塾長や孫正義社長になれるわけではないが、高い目標をかかげれば、より遠くまで進めると思うからである。

 そんなわけで、調べ始めたら松下塾長が松下電器器具製作所を創業したのが1917年、23歳のときであり、孫社長が1981年、福岡県大野城市に日本ソフトバンクを設立したのも23歳のときであることがわかった。

 孫社長は20歳のときに「Unison World」を設立、松下塾長は22歳のときソケットの製造販売をスタートしているが、本格的なスタートは23歳のときであった。

 大きな志があるのなら、躊躇なくスタートしたほうがいい。それも若いときから。その年齢は23歳ということなのであろうか。

「ぼくはね、じっと考えてみたら、いちばん素直な人は太閤秀吉やと思うな。・・(信長が殺されたとき、光秀と)・・光秀は不倶戴天の敵であるから、一時でも一秒でも早く、わしが死ぬか相手を倒すか、やらないといかんと」

「戦略とか戦術とか、そういうもの以上にそのときの道徳に従うということ。これが大事やな」

                             松下幸之助

1980年8月26日の松下政経塾での講義である。戦略、戦術以上に大事なものがある。
「何が正しいかということによって決行することである」

この言葉を聴いた若き塾生たちが「政治を正さなければ、日本はよくならない」と選挙に挑戦した。

その中に、野田前総理も私もいたのである。

額に汗すること

 額に汗する人の仕事は尊い。私は議員時代、トヨタの労働組合の応援をいただいていたこともありそれは常に根本にある。

 しかし、ソフトバンク社長室長として孫社長の仕事を身近にみてくると、経営者はそれだけでは足らないのではないかと思ってきている。

 「人より1時間、余計に働くことは尊い、努力である。勤勉である。だが今までよりも一時間少なく働いて、今まで以上の成果をあげることもまた尊い。そこに人間の働き方の進歩があるのではなかろうか」
 
 「働くことは尊いが、その働きに工夫がほしいのである。創意がほしいのである。額に汗することを称えるのもいいが、額に汗のない涼しい姿もたたえるべきであろう」


 額に汗する姿は尊い。しかし、額に汗せずして、同じ成果を挙げることはもっと尊い。経営者の仕事とはそこにあるのではないだろうか。
 


    
                           松下幸之助

「小事は是非損得をもって判断してよい。

しかし、大事は利害を超越した正義において判断しなくてはいけない」 松下幸之助


 最も大きな大義とは「国としてどうあるべきか」であろう。「大学」にいう。
「此れ国は利を以て利となさず、義をもって利となすをいうなり」
 国の大きな方向性というものは、私利をもって国益と為さず、公儀をもって国家の利益となすべきと言ったものである。

 会社経営でも同じで、本当の利益というものは、いかにすることが義であるか、正しいかということを集積してゆくことから生まれるのである。

 「左伝」にも「義は利の本なり」とあり、ここから「義利」という言葉が生まれた。

 経営でも政治でも、利益を追求し、「生き馬の目を抜く」ような動きもあるし、「権謀術数」もある。利益を上げなければ、企業は社会に対して責任を果たせないし、政治は過半数をとらなければ「無力」である。

 だが、大きな決断は常に、長期的、多面的、抜本的に考えなくてはならない。その、判断のもっとも基盤となるのは、「正義」である。

 「義をもって利となす」を判断基準の根本としたいものである。
                                 

「政治家はむずかしい理屈をこねくりまわしたり、口角泡を飛ばしてののしり騒ぐよりも、人情を解し、国民が腹の底から納得する情理を尽くした政治を行うべきである」松下幸之助

本日、菅直人総理と小沢一郎氏の会談が予定されている。今の執行部のやり方は理屈だけが走りすぎていないか。少なくとも、国民が納得していないやり方だから党内がもめる。

外交の場合、国家を怒りに駆り立てるほど痛めつけてはならないが基本である。徹底的に痛めつけられたと思う者は反撃や復讐に出る。両院総会をもとめる小沢氏支持はの動きがこれ。離党勧告までちらつかされたら、立ち上がらざるをえないだろう。

議院内閣制には、数々の政治的修羅場をくぐりぬけた人間に、国のトップリーダーとして外交を任せるという機能がある。つまり、内政の経験が外交にも活かせるという事だ。

菅直人政権が外交が下手な理由はよくわかる。党内でさえ、宥和を保てず、最終局面まで突っ込ませてしまうのだ。この政権に任せていては、東アジアの緊張はさらにまし、最終局面にまでいくのではないかと危惧する。

党内の争いの失敗ならまだいいが、該胡言うの失敗は国家にとって致命的である。

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