島さとし(嶋聡)の「大風呂敷のススメ」

松下幸之助に学び、ソフトバンク社長室長3000日の後、多摩大学客員教授を務める元衆議院議員「島さとし」のブログです。

松下幸之助に学んだ政治経営学

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

イメージ 1

「批判しようと思えば、どんないいことでも批判できる。いいところをつとめて見ようとするところに、人間の成長がある」
                       松下幸之助

 自民党内は麻生首相への批判の嵐、民主党鳩山代表にも献金処理への批判と、このところニュースを見ているとなにか寂しさを感じます。

 よく冗談半分に「今の国会議員は何をやっているんだ」と言うのですが、心からそう思うようになってきました。

 日本をこれからどうするのか。「あなたの政策のここはいいけど、私の政策のここはもっといい」というようなマニフェスト議論を期待したいと思います。

 本日は、休日。すこし、心を洗う意味で松下塾長の本を読み返していたら、目についたのが「いいところを見るに成長がある」というものです。

 孫正義社長も社員が新しいことを提案するときの第一声は「いいねぇ」です。
 

 写真は明治神宮にあった「さざれ石」。悪いところだけ見れば、「何か石や砂利が集まったようで美しくない」となります。いいところを見れば、「石が集まって巌(いわお)となっている。さすがに国歌に歌われる石だ」ということになります。

 本日もなにかいいところを見つけるための1日にしたいと思います。

 
 
 

 松下幸之助塾長が独立し、会社を創業して25年目のこと。松下電器の「第一回創業記念式」が開催されました。ときに、1932年5月5日。この年を松下電器の使命を知った日として、「命知元年」とし、新たな出発の年としたのです。

 そのとき、「生産性を向上し、すべての製品を水道の水のように安く供給し、人類の繁栄幸福に貢献する」という「水道哲学」と「250年計画」を発表しました。

 今週、行われたソフトバンクの株主総会。孫正義社長が「ソフトバンク創業30年となる来年、これから30年のソフトバンクグループのビジョン、30年ビジョンを発表する」と宣言しました。ちょっとはにかみながら「30年にいちどくらい、大風呂敷をひろげさせてもらいたい」と話した姿が印象的でした。

 日本国家が揺れています。ニュース番組を見ると、首長連合の動きが大々的に報道されています。彼らの地方分権の志は私も同感です。

 しかし、今の日本に必要なのは100年に1度の世界恐慌の中で、新たに再構築される世界の中で日本をいかに位置づけてゆくかという国家戦略です。

 それこそ、30年先、250年先を見据えた国家ビジョンが必要です。一企業でも30年先をみすえて考えようとしているのですから、政治はぜひとも30年先、250年先をみすえながら進むべきです。

 本日は、東京は梅雨の晴れ間です。朝食後にはウォーキングに出かけます。ウォーキングは座禅と同じように無心に考える時間ともなります。自然を楽しみながらも日本の30年先、250年先を考えてゆきたいと思います。

 

前略 松下幸之助様

 昨日、ソフトバンクの株主総会が開催されました。百年に一度の経済危機の中、おかげさまで売上高2.7兆円、営業利益3591億円を達成しました。

 これは、一部上場企業の中で、12位の営業利益です。4年前、私が入社した当時、ソフトバンクの営業利益が赤字だったことを思うと隔世の感があります。

 もちろん私がなにをやったというわけでなく、孫社長をはじめ社員皆の力です。ただ、松下塾長にお墨付きをいただいた私の「運の良さ」をソフトバンクに運んでこれたかなと思っております。

 忘れてならないのは、この営業利益は1円、2円という乾いたぞうきんをしぼるようなコスト削減の結果できたということです。商品がどれだけ売れるかは景気に影響を受けます。しかし、経費をいかに下げるかということは経営者の決断と、社員の努力によってできます。

 今、予算の組み替えや補助金改革9.1兆円の経費削減で財源を捻出するという民主党の方針に対し、「できるわけがない」という反論がされます。自分の実家(?)だから身びいきがあるかもしれませんが、民間経営から考えたら2割、3割の経費削減は普通です。

 6月のクーラーシーズンになりますと、30年近く前、ナショナルショップ(電器販売店)で店員研修をしていたことを思い出します。

「諸君には小売り屋さんの実習にいってもらう。小売り屋さんはどんな辛い思いで仕事をしているか、金を儲けるのにどんなに困っているか。税金というものに対してどれだけ苦痛を感じているかということがわかるはずや。
 
 そうすると、税金というのはこういう取り方でいかんとか、国費を減じなくてはいけないとかそういった政治家の仕事やな。そういうものが身にしみてわかる。身にしみてわからないことには実用化しない」

「小売り屋さんが1円、2円という利益をだすのにいかに苦労しているかを身をもって知って欲しい」

 恥ずかしながら、衆議院議員9年、ソフトバンク社長室長3年半でやっと塾長の言葉が「身にしみて」わかったような気がします。

消費税増税に安易に走ろうとする日本が心配です。

                            草々



 

 

 


 

イメージ 1

 「まずは思うことである。それが正しい思いであればかならず成就する」
 
 松下政経塾のとき、松下幸之助塾長から聞いたこの言葉が今までの私の人生を支えてきたように思います。

 衆議院議員を志した、30代の頃も。「政から民へのトップランナーになりたい」と孫社長にお願いし、ソフトバンク社長室長に就任したときも、まずは「思い」がありました。

 「みなさんがこういうことをやりたいという思いやな、その思いは98%成就する。しかし、思わないことは成就しない。それは無理や。(中略)
 けれども、かならずこれはやってみせる、やれるにちがいないという信念があったら、ほとんどかなうということや。思いは必ずかなう。
 それは僕の人生を振り返ってみて、みなさんに力強く申し上げることが出来る」

          1981年4月30日 政経塾2期生として聞いた塾長講話より

 土日に、古いアルバムからこの写真を見つけました。松下政経塾でのものです。松下塾長と、政経塾前の階段を下りてくるところだと思います。
 松下塾長の視線が下なのは、階段をみているからです。私はカメラ目線(笑)。同期の長浜参議院議員もいます。ふたりとも、まだ若い!
 
 最近、また新たな「思い」がふつふつと沸いています。新たな「思い」を抱いて、進んでゆきたいと思います。

 「身も心も豊かでなければ、真の幸福、真の繁栄はありえない」

                          松下幸之助

 本日はいつもと違い、ちょっと深刻な話です。

 ある有名雑誌の記者と昼食をともにしました。
「今、『介護婚』というのがはやっているのです。高学歴で独身の40代ぐらいの女性が介護が必要とされるような高齢の男性と結婚する。ご主人の最後を介護しながら見送るという物です」

「何か、美談のようですがそうではありません。ねらいは遺族年金です。日本は遺族年金というのは充実していてご主人がお亡くなりになっても受け取れます。介護を1年から2年して、ご主人がお亡くなりになった後、その遺族年金をもらって一生生活するというものです」

「平均寿命まで生きるとして40年、安心して生活できます。もらう額は平均すると1億近くになるのではないでしょうか。生活保護と違って自分が働いて収入を得ることも出来ます。」

 ちょっとショックな話でした。もちろん、「介護婚」は一部で、多くの人はそうではないと思います。しかし、こんなことが有名雑誌記者の取材対象になるのは「長生きすることがリスク」だからです。

 政府の基本方針である「骨太の方針」がしめされました。財政再建の目標である2011年度までにプライマリーバランス達成は先送りされ、かわりに11年度から消費税率を1%ずつ引き上げ、17年度に12%にするとしました。多くの国民が生活不安を感じている今、なにか変だと思います。

 消費税が、消費税12%で老後の不安が解消されるのか。浪費癖になれきった官僚機構ではいずれまたお金が足りないと言って上げ続けるのではないか。生活への不安、長生きへの不安が『介護婚』という現象を生むのでしょう。人々の長生きへの不安というどうしようもない「人情」を理解した政策でなければ、支持されません。

 
 「長生きはリスク」でなく「長生きすることが幸福」という社会をつくるにはどうすればいいのか。やはり、生活を最低限安心しなければ、心も豊かにするのはなかなか難しいでしょう。真剣に考えて行きたいと思います。

 難しい問題ですが皆さんの衆知をお聞かせください。

 

 

 
 


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事