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ご無沙汰しております。
楽しい連休をお過ごしでしょうか?
あたくしは先日インドネシアから帰国し、日本の寒さを実感しております。
1週間空けていただけなのに、急に冬になってるよ(;´Д`)
来月仕事でプーケットへ行くことになり、そのことを
プーケット在住の友人に知らせようと思ったあたくし。
FACEBOOK(MIXIのようなSNS)の彼のページからメッセージを
送ろうと、9ヶ月ぶりにアクセスしました。
彼はかなりのイケメン。
甘いマスクを活かしてモデルや俳優の仕事をしたり、
またDJとしてクラブイベントに参加したり、
はたまたホテルを経営するビジネスマンでもあるという、
女性に大変モテモテな30代男子です。
ふと彼のページへの投稿文を見てみたら、
「I miss you.....I really do」
「you are always in my heart, I always love you」
「I wish if you were here......」
といったメッセージがいろいろな人から入っておりました。
こ〜の色男めぇ〜( ̄ー ̄)
と思いつつ、下の方にスクロールすると、そうしたメッセージの中に
「rest in peace(安らかに眠れ)」
というメッセージを多数見つけました。
( ̄‥ ̄)。。。。。○
え?
rest in peace。
これは慣用句です。
誰かが死んだときの。
ここであたくしは初めて、彼が亡くなったことを知りました。
膨大な数のお悔やみの言葉から古い投稿をさかのぼり、
なにがどうしてどうなったのか探ろうとしました。
今年の2月21日まで戻ってみると、彼の恋人と思しき女性からの投稿が。
「2日前に彼は息を引き取りました。
最後までお父さんに会いたいと言いながら……。
お願いです、どなたか彼のお父様に伝えてください。
タイに来てください。息子さんが待っています」
2月21日の2日前というと、2月19日。
その日は彼の誕生日で、彼女の21日の投稿の前には
彼への誕生日を祝うメッセージがたくさん入っていました。
いろいろな投稿を見てわかったのは、どうやら彼は誕生日のその日に
何者かによって殺害されたようで、すでに犯人は捕まっているとのこと。
彼には3歳の娘がいました。
子どもの母親とはとうに離婚しており、泥沼の裁判の末、
娘を引き取ったといっていました。
あの子はどうなったんだろう。。。
実はあたくし、彼との共通の知人がひとりもおらず、事件の詳細から
その後のことなどなにもかもわからずじまいでした。
迷った末、彼のFACEBOOK上の“友人”の何人かに事件の詳細を聞いてみることに。
面識もないのにメッセージを送ることができるFACEBOOKはすごいです。
ちゃんと返事をくれ、すこし事実を知ることができました。
“その日”
彼は新しくできた恋人と娘を連れ、誕生日を祝うためにでかけるところでした。
レストランの前で車を降り、娘を降ろそうと後ろのドアに手をかけたところで
何者かが近寄ってきて至近距離から11発の弾丸を彼の顔から胸にかけて浴びせかけ、
すべてが命中してその場で彼はこと切れたのだそう。
娘と恋人にはケガはありませんでした。
後日逮捕された犯人は、彼とは面識はなく、雇われた“殺し屋”。
雇い主は数日前に彼に解雇された、彼の持つホテルの従業員だったとか。
娘は彼の母親に引き取られ、今は彼の実家のあるカナダに住んでいるそうです。
信じられない、こんな結末。
彼とは本当にいろいろ話しました。
とても気が合い、いつまでも話していられた。
ぶらぶら散歩しながら、とめどもなく話をしたことを思い出しました。
とあることから疎遠になり、昨年末くらいからまた連絡をとるようになって、
その間に生まれたあたくしの娘に会うのを楽しみにしてくれていました。
最後に彼からメールがきたのが、今年の2月10日。
彼が亡くなる9日前でした。
「when you come down to Phuket, don't forget to give me a shout!」
特に返事の必要を感じなかったので、返事をしなかったあたくし。
せめて一言、「OK!」とかお返事をすればよかったと悔やまれます。
メールなんてどちらかの側で終わるのが普通だし、
あたくしたちのこのやりとりだって特に返事をしなくても不義理ではない。
でも、あのメールのあとすぐに彼が亡くなったと知って、
もっとちゃんと話をすればよかったと後悔するのです。
プーケットに行ったときにいろいろ話せばいいや。
と思っていた。
もうそれもままならない。
彼とはもう話すことはできない。
頭にくることが一度はあったけれど、一緒にいるとすごく楽しい人だった。
FACEBOOKとメールで知った彼の死は、まだピンとこないけれど
メールをしても返事がこない。
彼の携帯電話はつながらない。
もうタイに行っても彼とは会えないんだなぁ。
そんな事実がじわじわと彼の“不在”を感じさせる。
そう。
ホアヒンのバーで彼と初めて会ったとき、前世や来世の存在について話したんだっけ。
彼はこの世に“不在”なだけで、いまは“あの世”とか、“来世”にいるのかもしれない。
いろいろ思い出す。
話し足りないことがないほど、本当にいろいろ話したけれど、
会えばきっとあんなことやこんなことやそんなことも話しただろうな〜とも思う。
とはいえ、いろいろ話してよかったな。
彼との友情のなかで、後悔することがあるとすれば
最後のメールに返信しなかったことだけだから。
生まれたということは、どんな人とも必ず別れがあるもの。
自分が残される側になるのか、先に逝く側になるのか。
いずれにせよ、誰とでも後悔しない別れがしたい。
家族や友人、大切な人であればあるほど、心残りがあるまま別れると
後悔は大きく重たく心に突き刺さってしまう。
話したいことはなるべくじっくり話をして、
楽しい時間を思う存分過ごして、
思い出すことは楽しいことだけ、というのがいいな。
あたくしは今回、残された側としてそう思いました。
生前はビジネスマンとしていろいろ心配ごとのあった彼だから、
今彼にかけるとしたらやっぱりこの“慣用句”だな。
Thank you Frank for everything,
rest in peace.
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