バンド話

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新メンバー?汗

「シンさん。バンドをはじめたんだって!?」
 
職場にて・・。
 
誰に聞いたのか、セリにそう言われます。
 
「ああ。知り合いのドラマーと、フユとユウ君の4人でね」
 
隠すことでもないので、そう答えると。
 
「じゃあ、ここはアタシがヴォーカルってとこかなっ!!」
 
と、セリ。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
 
「・・・・・・寝言?」
 
「しっかり目覚めてるよっっっっ!!!」
 
セリが怒ります。
 
「アタシ、今、歌いたい曲があるんだよね!!それをやろうーよ!!」
 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
 
「・・・・どうせ練習途中で歌い飽きるんだろ?」
 
「否定的すぎっっっ!!!!」
 
セリがさらに怒ります。
 
「・・・・つーか、ヴォーカルはユウ君なんだよ。足りてるんだって」
 
俺が言うと。
 
「でも、たまには女性ヴォーカルの曲とかやりたくなるかもしれないじゃん!!!そんときアタシがいたら便利だよ!!」
 
・・・・・どんなセールスだよ・・・。汗
 
「ちなみに、今やりたい歌は何なんだ?」
 
尋ねると。
 
「ええとね、いきものがかりの“ありがとう”だよ!!」
 
・・・・・・・・・・・そうきたか・・・。
 
この曲、多分この職場で悪い印象を持っている人は居ません。
 
何故なら・・・・。
 
過酷な夜勤の終了直前に・・・。
 
ゲゲゲの女房の主題歌に使われているこの曲は、爽やかにテレビから流れてくるからです。
 
まさに夜勤の終了を予感させる曲。
 
 
「いい曲だよね!?だからやろーよ!!」
 
・・・・・・・・・・・・・・。
 
「ってもなぁ・・・。すでに練習曲は2曲決めてやってるからなぁ・・」
 
考え込む俺は、続けて言いました。
 
「まぁ、次のスタジオ集合の時にでも、話題に出してみるよ。それ次第で」
 
「そかー。今ここで、はっきりしないのはヤだけど、まぁ、仕方ないから待ってあげるよ!!」
 
「・・・・・・・・・・何様だ。汗」
 
 
・・・・・・・・・・・。
 
その場は、そう言ったものの・・・。
 
実はフユはセリと高校からの腐れ縁。そして新人のユウ君は立場や性格的に断ったりしないでしょうし・・。
 
なんだかこの提案、通ってしまいそうな気がしている俺です・・・。

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バンドクエスト4

前回記事参照な感じで、とりあえずやれる曲をやってみようという話になったのですが・・・。
 
「・・・やべぇ・・」
 
俺が言います。
 
「どした・・・?」
 
ツトーに尋ねられ、俺は遠い目で答えました。
 
「バンドスコア的なもの、あらかた持ってくるの忘れた・・・。予備の熱さまシートを持ってくることに集中しすぎて、見事に忘れた・・・」
 
熱があると、そんな初歩的な忘れ物するものなんだなぁと、変に実感する俺です。
 
「バックに入れっぱなしだった、東京事変系のスコアしかないわ・・・」
 
「・・・・さすがに東京事変は・・・歌えないかもです・・・」
 
と、ユウ君。
 
まぁ、「東京事変なら任せてくださいっっ!!」と言われ、男4人で事変のコピーバンド発足しても困りますけど・・・。汗
 
「参ったね。スコア無いと、俺達が演奏できたとしてもユウ君が歌えないよね。歌詞無いし・・」
 
・・・・・・・・・・・・・・・。
 
「じゃあ・・・・・」
 
ツトーがしばらくの思考後、口を開きました。
 
「今日はもう、割り切って会議。楽器は置いて、スタジオの真ん中で座ってバンド会議」
 
どんなだ・・・・。汗
 
前代未聞のスタジオ会議、開始です。
 
「この1分1秒に、きっちり料金かかってるからね。集中して話すぜ」
 
贅沢な会議です。
 
「では、自分の一番好きなバンドを答えてくれ。まず、そこから確認!」
 
ツトーが言います。
 
「せーの!!」
 
掛け声と共に、4人がそれぞれに言います。
 
「BUMP」
「BUMPです」
「BUMPだね」
「RAD!!」
 
・・・・・・・・・・・・・。
 
「・・・・なんだ、みんなBUMPなんじゃん。ならBUMPの曲でいいね」
 
「いやいやいやいや!俺、RADなんスけどっっっ!!??」
 
きっちりあぶれた(?)フユが言いますが・・・・。
 
「ビバ☆民主主義」
 
ツトーは聞く耳持ちません・・・。汗
 
そしてBUMPの曲の中でまずどの曲をやりたいか、2曲くらい選曲しようという事になり・・・。
 
ああだこうだ話し合った結果。
 
選曲されたのは・・・・。
 
1・ラフメイカー
 
2・飴玉の唄
 
という事になりました。
 
この2曲をこのバンドでは練習していく事になりそうです。
 
特にラフメイカーは、なかなか面白いベースラインの曲なので・・・頑張ってみたいと思います。
 
・・・・・こうして一回分のスタジオを無駄(?)にはしたものの。
 
バンドはゆっくりと活動をはじめました。
 
 
 
・・・・ちなみにフユは・・・。
 
「二曲とも・・・全く知らないっス・・・・・」
 
・・・・・・だそうです・・。

バンドクエスト3

というわけで(前回記事参照)俺、フユ、ツトー、ユウ君の四人でスタジオ入りとなったわけですが・・・。
 
「今更気がついたけど・・・。すごく重大な事を・・・忘れていたよね・・・」
 
ベースを構えつつ、俺が静かに言いました。
 
「・・・そうっスよね・・」
 
ギターを構え、フユが頷きます。
 
「・・・・・・・はい」
 
マイクの前に、ギターを構えて立ちながらユウ君も頷きます。
 
「・・・・・・・・・?」
 
一人理解していない様子のツトーが、ドラムの調整をしながらこちらを見ます。
 
 
「・・・・・・まだ、四人揃ってやれる曲・・・・何にも無いよね?俺達・・・。汗」
 
 
勢いでスタジオ入りしたものの・・・・です・・・。汗
 
「まぁ、俺とシンならいくらかやれる曲あるし、そん中からユウ君が歌えそうな曲を選べば良いんじゃね?」
 
と、ツトー。
 
「・・・・・ええと、その場合、俺は?」
 
フユが聞いてきます。
 
「・・・・・部屋の隅で見学?」
「ひどっっ!!??」
 
「なら、何ならできるん?」
 
ツトーの的確な質問に。
 
「え、ええと。コード弾き?」
 
フユが答えますが・・・・。
 
ヴォーカルのユウ君もギター持ってるのに、ギターのみのお前がコード弾きって・・・。(遠い目
 
「・・・・・・つーかね・・・」
 
ツトーが言います。
 
「俺的には、そんなことよりも、もっと気になることがあるんだが・・・・」
 
同感です。とばかりに頷くフユとユウ君。
 
「・・・・・・・・・・シン、お前今日のその姿は・・・何・・・?」
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
 
「・・・・・・俺の姿?」
 
「ああ。おでこと首の後ろに熱さまシート貼って、顔の大半を覆うマスクつけてるその姿は何?」
 
ツトーが的確に俺の姿を説明してくれます。
 
「・・・・・ば・・バレたか・・・」
 
「バレるわっっ!!汗」
 
「・・・・・・・・・・いやー・・・このタイミングで体調崩してさー・・。朝に熱が38度越えてて・・・」
 
「ボロボロっスね・・・普段、仕事とかまったく休んだこと無いのに・・・」
 
フユが言います。
 
「うん。遠足当日に熱出すタイプなんだよねえ・・。俺。ま、解熱剤飲んできたからしばらくは大丈夫」
 
 
 
 
そしてともかく、俺とツトーがやれる曲でユウ君的に歌える曲をやってみよう。となったわけなのですが・・。
 
 
つづく。

バンドクエスト2

というわけで(前回記事参照)職場の新人ユウ君をバンドに巻き込もうと画策した俺とフユは・・。
 
休憩時間が被った日に、早速作戦を決行しました。
 
「・・・・・・・・・・」
 
まだ職場に馴染めてないのか、休憩室で携帯をずっと触っているユウ君。
 
俺とフユは目配せし合うと・・・。
 
「「ところでユウ君」」
 
声をかけます。
 
「・・・・・な、なんですか?汗」
 
突然2方向から同時に声をかけられたユウ君。驚いた顔で俺達を交互に見ます。
 
作戦内容は“とにかくたたみ込む”だったので、早速本題へ。
 
「俺達と一緒にバンド組まないかい?今なら、ヴォーカル、ギター、キーボード、ドラムのパートが空いているんだけど、どれがいい?」
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
 
「・・・・それって言い方変えれば、ベース以外すべて空いてるって事じゃないスか・・・・?汗」
 
フユが的確なツッコミをしてきます。
 
「駄目だろっ!!その言い方じゃ、まったくメンバー居ないのバレバレじゃん!!ある程度は居ると思わせないと・・・入ってくれないかもしれないだろっ!!??汗」
 
俺が言いますが・・・。
 
「というか、ギターは俺じゃないですかっ!!??何で空いてることになってるんスかっっ!!汗」
 
とフユ。
 
「いや、ギターは二人とか居ても問題ないし・・・・」
 
「だからって、まず空いてるとこから埋めていかないと、他にアテがあんまり無いんスからっ!!!」
 
「ギターしかやりたいパート無くて、断られたら元もこもないじゃんよっっ!!!」
 
「だったらベースも選べるようにしてくださいよっ!!ベースやりたかったらどうするんスかっっ!!!」
 
「べ、ベースは譲る気ないしっっ!!!」
 
 
「・・・・・・・・・・・・・・あ、あの・・・」
 
俺達の言い合いに、このバンドの内部事情はあらかた理解できたであろうユウ君。
 
確実に断ってくるだろうと思いきや・・・・。
 
奇跡が起きました。
 
「ヴォーカルやれますよ・・・ギター、コード弾きしながら位なら・・・」
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
 
「「へ?」」
 
唖然とする俺達二人に、ユウ君は続けました。
 
「高校卒業まで、バンド組んでてヴォーカルやってたんで。一人がすごい才能ある奴で、そいつだけがテレビ出演とかしだしちゃって・・・・俺達は取り残されて解散しちゃったんですけど・・・・。そこそこライブとかはやってたんで・・・・」
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
 
「「逸材だったっっっ!!!???」
 
俺とフユの声が響き渡りました。
 
 
 
 
そして、明日。
 
俺、フユ、ユウ君、ツトーでスタジオとなりました。
 
楽しみです。笑
 
 
つづく。
 

バンドクエスト。

かなり前に・・・。
 
ドラムをやっている友人、ツトーに。
 
「職場でバンドメンバーとか探せねーの?」
 
と言われ。
 
「まぁ、探してみるわ」
 
と適当に返事をしたままになっていたのですが・・・。
 
 
「結局その後、どうなったん?」
 
さすがにツトーにそう尋ねられ・・・・。
 
「ま・・・まぁ、ボチボチ進んでる・・・かな?こ・・・乞うご期待」
 
と、夏休みの宿題の進行状況を、母親に聞かれた子供みたいな返事をしてしまった俺。
 
しかたなく職場でバンドメンバー探しに乗り出しました。
 
で、とりあえず・・・・。
 
俺がギターを教えているフユに声をかけます。
 
「フユ」
 
「あ、シンさん。どーしました?」
 
「お前も、ギター始めてそこそこ経つし、ここらでバンド結成に乗り出さない?」
 
「お、いいっスね!!」
 
モテたい。という理由でギターをはじめたフユ。さすがにこういう話へのやる気は十分です。
 
こうして、ギター担当フユをゲットしました。
 
・・・・・・が。
 
「さて、ここでついに暗礁に乗り上げてしまったな」
 
「乗り上げるの早っっっ!!??まだ、俺達だけですよねっ!!??」
 
フユから的確なツッコミが来ます。
 
「俺がベース、フユがギター、ツトーが一応ドラムやってくれるらしいけど、職場でドラムやりたい人も見つかるならドラム教える役にまわるって言ってたけどね」
 
「てか、あきらかにヴォーカルという最重要ポジションが空白じゃないですか・・・」
 
「・・・・・うむ」
 
「他に声をかけれる人として・・・」
 
フユが腕を組んで考え出します。
 
「アオシさん・・・は子供生まれたばっかりでそれどころじゃないっスよね・・。T永君は・・・意外に趣味多いみたいだから中々参加難しそうだし・・・・」
 
・・・・・・・・・・・・・・。
 
俺は遠い目で言いました。
 
「・・・・バンド、諦めるか」
 
「諦めるの早っっっ!!!???誘っておいて、諦めるの早っっっっ!!!!????」
 
 
そのとき。
 
「お疲れ様です」
 
そう言って、俺達の横を通り過ぎる一人の人物。
 
新卒職員の男の子。ユウ君。
 
大人しめのイマイチ目立たない子ですが。
 
・・・・・・・・・・・・・。
 
「・・・・・・ユウ君とかどうですか?」
 
フユが言います。
 
「・・・・・え?」
 
俺が聞き返すと、フユはダークな笑みを浮かべ言いました。
 
「ユウ君はあの性格からして、先輩職員からのお願いは確実に断れないタイプっス。そこにつけ込んで、メンバーにしてしまいましょう」
 
「お、お前・・・・・そんなヒドイ作戦・・・・・むしろ名案」
 
俺もダークな笑みを浮かべます。
 
こうしてバンドメンバーにユウ君を巻き込む作戦に出た俺達二人。
 
いったいどうなることやらです。
 
 
 
つづく。

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