|
『字統』は私の宝物です。
この字書は実証に基づく金文甲骨文字研究の成果を存分に取り入れた「現代の説文解字」というにふさわしい内容であることは、評価が定まっています。
著者の白川静先生が人生のすべてを漢字学にかけています。私の道しるべというような存在です。
研究生活50年を通じて、白川静先生は一途に「東洋の精神の本源」を追い求めてこられました。中国の古代文字である甲骨文 ・ 金文を分析、従来の漢字解釈を覆し、古代人の生活と意識にまで踏み込んだ「白川文字学」の体系を打ち立てられたのです。
ご高齢であるにもかかわらず、講演会では熱意のこもったお話しぶりで、聴講した方々は「白川文字学」の世界に導かれて、魅了されています。
文字と言葉の語源から、人間の言葉の構造・文字からの人の発想がわかります。
白川静先生の字書三部作
「字統」
教育漢字、常用漢字、人名漢字など、漢字6838字の文字の成り立ちをさぐった漢字字源辞典。親字を五十音順に配列。字音索引、字訓索引、部首索引付き。
「字訓」
「古事記」「日本書紀」「万葉集」などにみえる上代語の基本語彙1821語と、その語の表記として用いられている漢字との間にみられる、語義と字義との対応関係を検証する古語辞典。配列は五十音順。和語索引、漢字索引、関連漢字索引、万葉索引付き。
「字通」
親字の字数9500、熟語220000語、五十音配列。漢字の成り立ち、意味の展開、造語力を体系的に知ることのできる漢和辞典。 著者渾身の最高傑作。
漢字だけではなく、人類史そのものを理解するには欠かせものであります。お勧めします、ぜひご一読を・・・
|
机の上に一冊置いておくと世界が広がるでしょうね。買うことにしました。
2005/12/27(火) 午前 10:31 [ shigechanizumo ]
記事にしてよかった、嬉しいです。
2005/12/27(火) 午後 5:29 [ sin**awa5* ]