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<カバー>と言うのはおかしいかも知れません。 勿論、作者の一人ですし... しかし、何故かこの曲だけは、借りてきた人の曲をひとつのオールディーズとして演っているように 感じてなりません。 89年のツアーからどんどん演りはじめたビートルズ曲♪一時期は懐メロパレードみたいな感もして 食傷気味な感もしましたが、ある時期から<ポールのビートルズ曲>としてしっかりとした 色がついてきたような気がします。 昨年のツアーからの「プリーズ・プリーズ・ミー」でさえ、<ポールのバージョン>として 馴染んできたのですが、何故かこの曲だけ――妙にチープに浮いて聴こえるのです。 ☆ 何故でしょう。思う所、この曲。安易に軽く作られたようで、実はビートルズが出発点となった リバプール・サウンド(ベタな言い方ですが...)のステレオタイプのパターンへの 当時、自らの手によるパロディ、もしくはオマージュとして創られたのでは無いでしょうか? もう1曲あります。「サンキュー・ガール」です。 「フロム・ミー・トゥー・ユー」「サンキュー・ガール」とビートルズサウンドのパワーを 邁進する2曲の裏で、実は彼らからすればもう彼らの遥か後方を追いかけてきている 当時のサウンドのムーブメントを少し茶化して見るような視点で――その2曲は創られたような 気がします。 しかし、そうは言いつつもそこは「1級のビートルズ・サウンド」 可愛い中にある威厳みたいなものは、彼らが他の同時代グループに提供したどんな曲よりも まぶしい光を持っています。 ☆ ポールのバージョンが何か別物に聴こえるのは、曲の背景がそういったイメージを持って 創られたところによると感じたりしています。マージービートのパロディを、自らまた 真面目にやるので妙な感じがするのでは無いでしょうか?
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