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アメイロ飛行隊

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今日は昨日の雨に続いての晴天。しかも気温がグンと上がった。

5月の初旬と言えばオオアリ、アメイロアリの飛行シーズンである。
4月のクロナガアリの飛行観察は逃した形だが、今回のこの飛行時期に関しては逃してはいけないのである。

今回の主人公はアメイロアリ4年目;ミザルコロニーだ。
新女王として採集した女王ミザルのもと、空前のスピードでコロニーを急成長させ、3年目である昨年、有翅雌誕生に至った。立役者である女王ミザルは有翅雌誕生直前に急死しており、ミザルコロニーにおいて有翅雌達を自然に放つチャンスは今春だけなのである。

そこへ来ての今日の『飛行日和』。石膏巣とエサ場のみの密閉された空間にいる状況のミザルコロニーが野外へと繋がれるような経路を用意しなければならない。
そこで引っ張り出してきたのが昨年も使った『飛行用器具』。長いチューブの先に羽アリが飛び立てるように足場(『飛行場』)を設けてある。室内に置いてある飼育ケースからチューブを分岐させて『飛行場』まで伸ばす。『飛行場』の側壁にはワーカーの脱走を防ぐ為にベビーパウダーを塗布してあり、『飛行』しないと脱出はできないように細工してある。飛行条件を感じてここへやってきた雄アリ、雌アリのみが外に脱出できる仕組みなのだ。

器具をつないでしばらくするとワーカーや雄アリ達がチューブ内を歩く姿が見られ始めた。あいにくやや風があり、すぐに飛行準備に入るものはいなかったが、日中の留守中いくらか飛んだものはいただろうか?
しばらくこの状態でいつでも飛行できるようにしておくつもりだ。


話題は変わり、巣内へ・・・
今回の『飛行用器具』接続を機にじっくりと巣内を観察してみると、一角に小さな卵塊があることが分かった。巣内に産卵する女王はいないので、この卵を産んだのはワーカーということになる。
女王不在の状態ではワーカーが雄アリになる無性卵を産むというが、おそらくこの卵塊はそれにあたるのだろう。
自分達の遺伝子を残す・・・
そんな命の現場を垣間見た気がした。

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5月1日のアリ達

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忙殺されて約1ヶ月ぶりの更新となってしまった。

これまでにシリアゲアリCrematogaster scutellaris新女王、ツヤクロヤマアリ新女王のうち1匹、ムネアカオオアリ4年目マーズ・A・コロニーの女王マーズが死んでしまった。悲報である。

だが、嬉しい光景もある。
その他のほとんどのコロニーでは産卵が始まり、越冬幼虫が繭を張り、ワーカーになり、新しい活動のシーズンを感じさせる。
4年目を迎える我が家の最古株のひとつ、クロオオアリ;リゲルコロニーでは状態は順調そのもの。越冬幼虫がみな大きく成長しているため、こんなに幼虫がいたのかと思うほど辺り一面幼虫が溢れている。
終始大きな腹部をしている女王リゲルのすぐそばには大きな卵塊がある。これらが成長すれば今年は間違いなく1000匹規模を超えるだろう。

同じ『クロオオアリ』の名を持つカラフトクロオオアリ;ハーデスコロニーでも越冬幼虫が1匹ワーカーにまで成長している。給餌後は女王ハーデスの腹部は大きく膨らむが、腹部の形状や色艶、節の伸び方はどちらかと言えばミカドオオアリの膨らみ方に似ている。

さらに、2年前の2009年にミカドオオアリに寄生したトゲアリ女王カロン2世において多くの卵が確認できた。2年目にしてようやく、トゲアリワーカーの誕生があるかもしれない。

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アカヤマアリ2年目;ラフィアコロニー

昨年2雌の状態でコロニーが立ち上がり、越冬も無事に乗り越えていた。
今日見ると、女王のうちの1匹が死んでおり、ワーカーによって解体され始めていた。
昨年に一度、女王の1匹がワーカーに囲まれて『張り付け状態』になっていたことはあったが、その後は平穏に推移していた。

一方で、もう1匹の女王の周りにはアカヤマアリワーカーがたくさん。相当数の卵も卵塊としていくつかにまとめられている。おそらく、昨年生まれたワーカーもこの女王のワーカーだったのであろう。
平穏に見えたコロニー内では女王の1匹にとって他人の大家族の中に放り込まれたような違和感が漂っていたのかもしれない。

『多雌』という特別な状態であったアカヤマアリ;ラフィアコロニーは『女王淘汰』という結末に収まった。

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向き不向き

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ヨツボシオオアリ;スアロコロニー

このコロニーは『トマト蜜エサ』が全く口に合わなかったタイプのコロニーの一つである。

今日は『トマト蜜エサ』を嫌ったがために腹部がぺちゃんこだったこのコロニーに水で薄めた蜂蜜を与えた。
蜂蜜と言えば当然、アリの嗜好にはドンピシャである。
瞬く間に、腹部は大きく膨らんだ。

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残りの常温組と温室組の全てをカウントした。
やはり変化はどれも誤差レベルだ。
しかし、イトウオオアリ;グランコロニーでは1匹減で0匹・・・。
誤差レベルが致命傷になっている。もう一度ワーカーを育てる力が残っているかどうか・・・?

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常温飼育組を収容してある3つのカゴのうち2つを給餌&カウントした。

越冬後ということもあり、基本的にはどのコロニーでも『現状維持〜微減』といった感じ。しかし、2年目を迎えるトビイロシワアリ;アリオンコロニーではワーカーが全て死亡。女王アリオンが単独で生き残るという状況になってしまった。いわゆる、越冬失敗である。

また、嬉しい発見もあった。
先日のツヤクロヤマアリ新女王に続き、以下のヤマアリ勢4コロニーで産卵が確認できた。

・アカヤマアリ2年目;ラフィアコロニー
・アカヤマアリ2年目;ロッソコロニー
・推定ハヤシクロヤマアリ2年目;ラスペルコロニー
・クロヤマアリ3年目;シェダルコロニー

どれもかなり多くの卵が複数のワーカーによって運ばれていた(振動を与えてしまったため)。どうやら単に今まで気付かなかっただけのようだ。
しかしながら、昨年から不調の続くクロヤマアリ4年目;カペラコロニーでは産卵が確認できなかった。今年も厳しそうな雰囲気だ。

カウント数は『New Queen's Workers』ページにて。

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悲報

先日、女王の一角、リギルが死んだミカドオオアリ;リギル&ハダルコロニー。
今日の巣内には残った女王ハダルの姿も無かった・・・。
右触覚を失っていたのはこの前兆だったか・・・。

飼育期間約3年10ヶ月。
コロニーは崩壊した。

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産卵確認

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ツヤクロヤマアリ新女王で産卵を確認した。
越冬前にも産卵があったが、その後無くなっていた。
今度は増えるか?

また、不調だったバルバルスクロナガアリ新女王でも卵が増えているのが確認できた。10くらいあるだろうか。
こちらはいい具合に『放置』していた成果である。

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この間作った特製蜜エサ(命名;『トマト蜜エサ』)を全コロニーに与えた。

各コロニーともこの間よりも反応がいい。
中でも反応のいいアメイロケアリ;アークコロニー。
やはり前回の給餌よりも明らかに集まるワーカーが多い。もしかしたら前回は冬眠明けでまだ活動モードになっていなかったのかもしれない。
巣内では女王アークがワーカーに囲まれている。
やや腹部が大きくなってきているように見える。
産卵はまだ確認できないが、春が近いことを感じさせる。

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騒乱の痕跡・・・?

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ミカドオオアリ;リギル&ハダルコロニー

このコロニーでは越冬中に女王リギルを含む多数の個体が死んだ。
乾燥か自然の衰退かと思っていた。

今日、ふと巣内を見渡すと腹部が膨らんでいる女王ハダルが確認できた。何気なく観察しているとあることに気付いた。

・・・女王ハダル右触覚欠損。

これは今まであったはずのものである。
女王ハダルは衰弱などしておらず、触覚が無くなるというのは他者からの干渉が無ければ基本的には有り得ない現象である。

誰が・・・??

もしかしたら・・・。
女王リギルの死亡と何かつながりを感じる。
通常多雌ではなく単雌でコロニーを作るミカドオオアリにおける2雌コロニーを築いていた女王リギルと女王ハダル。表面的には問題無さそうに見えた2匹の女王の間が本当は『きわどい』絶妙なバランスで均衡を保っていたとしたら。

生き残った女王ハダルの触覚欠損は『女王リギル vs 女王ハダル』の痕跡なのではないだろうか・・・??

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