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 長岡在住のお二人から中越地震のことが報告という形でじっくりと述べられ、これは圧巻であった。

 新潟県中越地震は言うまでもなく平成16年(2004年)10月23日17時56分に、新潟県中部深さ約13kmを震源とする大地震で、ブリタニカ年鑑のデータで見ると、マグニチュード6.8、最大震度7、避難者約10万人、住宅損壊約9万棟、被害額約3兆円超えで、地域社会への深刻な打撃は「阪神・淡路大震災」にも匹敵するとされる。

 私は迂闊にもこの地震についてはあまり深く知らなかった。地域の被災状況、新幹線の脱線、幼児救出のニュース等は新聞等で見てはいたが、多忙な業務の中深い関心を持っていたとは言えない。比較的多額(?)の義捐金は病院の募金を通じて送ったものの、どちらかというと対岸の火事的感覚でいた。

 お二人のうち一人は長岡日赤の副院長であり、一人は耳鼻咽喉科医院院長である。住民としての立場からと組織の管理者として、医療従事者としての立場から実態を述べてくれたが、それを聞きながらあまり関心を向けていなかった自身を深く恥じ入った。
 特にライフラインが立たれた状態での医療の維持の問題、自らの生活の不便さ、悲惨さは約一年を経過した今だからこそ静かに語ることが出来たのかもしれない。
 本震による被害はさることながら頻発する大型の余震は心底から恐怖であり、住宅の中で休息・睡眠を取ることも不安で出来ず、車の中で眠ってみたがそれも耐え難く、最終的には住宅の中に眠るための場所だけは何とか確保したとのことである。
 
 救援物資、ボランティアなどによるマンパワーは比較的短時間に供給されたが、電気、ガス、水道の復旧までの不便さは大変なもので、特に排泄物の処理の問題、入浴出来ない不便さは何ともし難いものであったという。

 お二人の話の中でよく出てきた言葉は「TVでご覧になったでしょうが・・・」であったが、実は私は殆ど見ていない。これも拙いことで情報として仕入れておくべきだった。

 今回、私は一人の生活者としてだけでなく、病院管理者として無関心でいてはならない重大ごとだと認識をあらたにして聞いていた。秋田で同様のことが生じたら、特に厳冬期間中であったら私どもは当面何をすべきなのか??
 
 長岡日赤だけでなく被災された周辺の医療機関でも今回の地震の総括などまとめるであろうから是非とも手に入れて勉強したいものだと思う。また、新潟県中越地震に関する資料集等も購入しようと思っている。


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