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断らない

雑誌「信濃教育」2月号(1515号)巻頭言で信濃教育会会長の後藤先生が
本年度最後の「ふるさとの大地」編集委員会に出席されたときの所感を述べていらっしゃる。
その委員会に私も出席していたのだが,巻頭言にもあるように,
初めて「ふるさとの大地」編集委員に選任された先生方が
初めはその存在すら知らず,委員に選任されたことに後ろ向きな気持であったのに,
いつしかやりがいを感じていった様子が本当によく伝わってきて,私も胸が熱くなった。
そして,会の最後の後藤先生のあいさつに,また深く感銘を受けた。

後藤先生は,
「今までの教員生活の中で,きた仕事は断らない,をモットーにやってきた。」とおっしゃった。
それをお聞きして,社会人になってから今までの自分自身を振り返ってみた。
そうすると,ダメだ,できないと思いながらも,何とか取り組んだ仕事は,
結果の如何にかかわらず,自分の世界を広げてくれたし,
それによってわずかでも成長できて,よい経験だったと思えたのに対して,
逃げ出してしまった仕事については,
どうして逃げ出したんだろう,どうして頑張れなかったんだろうと
情けない気持ちでいっぱいになってしまった。
まさに“やらずに後悔するより,やって後悔した方がいい”ということだ。

振り返って,仕事を依頼する時の気持ちを考えてみれば,
この人なら,きっといい案を出してくれるだろう,
きっといいものを仕上げてくれるだろうと思うからこそ,依頼するのだ。
その確信がもてなくても,なんとかやり遂げてほしいと願って依頼するのだ。

仕事が来るということは,そういうことなのだろう。
待ってましたと意欲満々で取り組めることもあるが,
時には,期待にこたえられるか,ちゃんとやり遂げることができるか,
そんな不安に足がすくんでしまうこともあるだろう。
こんなことはやりたくないと思うこともあるだろう。
それでも逃げずに取り組んでみることが大切なのだと思う。
もちろん成果をあげるべく取り組むわけだが,もしも思うようにいかなくても,
経験が財産になるということは,確かなことだ。

“断らない”は,もしかしたら成長への一番の近道なのかもしれない。


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