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ネットのニュースによると,フェイク・ニュースなるものが流行っている(いた?)ようです。
アメリカの大統領選挙では,フェイク(嘘)のニュースによって民主党の候補が敗れ,
あの大統領が誕生したのだとも言われています。
読んでおもしろいだけの他愛もないニュースならいいのですが,
大統領選挙ともなれば国の行く末を左右しかねない危険があります。

興味がわいて,「フェイク・ニュースの作り手の意図はどこにあるのか。」
という解説を読みましたが,その多くは金儲けが目的だそうです。
一風変わったニュースや刺激的なニュースを見るためにそのサイトにアクセスする人が多くなるほど,
そのサイトの広告を通じて収入が増える仕組みとのこと。
そもそも,このようなフェイク・ニュースが急激に増えたのはなぜか。
その温床となっていたのがヨーロッパの小さな国の小さな町の若者だったとか。
栄えていた工業が衰退し,不況にあえいでいる町で,若者たちが
小遣い稼ぎと暇つぶしのために始めたのが世界中に広まったそうです。

ところで,今月4日(土曜日)にしんきょうネットの販売研修会があり,
私ども信州教育出版社はメーカーとして教材のPRをさせていただきました。
今年は改訂年度ではなかったのですが,わが社の基幹商品について説明しました。
私は「理科学習帳」について,中身を見てもらいながら主な特長を説明すると同時に,
「理科テスト」もあわせて紹介しました。

これら2つの教材に共通しているのは,文章で説明する問題を全単元に入れることにより,
それらの言語活動を通じて思考力や表現力をつけることを目指したことです。
よく「記述式の問題があるので難しい。」というご意見をいただきますが,
2020年から実施される「大学入学希望者学力評価テスト」(仮称)では,
思考力を重視し,国語と数学の一部で記述式の問題が導入されますし,
最近の高校入試でも記述式の問題が増えています。
自分の考えを自分の言葉で表現するということが入試でも求められつつあるのです。

もちろん,入試がそうだからその対策として記述式の問題を入れたということだけではなく,
子ども時代に,考えながら書き,書きながら考える習慣を身につけておけば,
将来,社会を支える大人になったときにも,豊かな発想で人の役に立つ創造的な仕事を
することができる一因になるのではないかと思うのです。
そうすれば,苦境に立たされた時も,
フェイク・ニュースで暇つぶしをするような若者にはならないのではないか。
そのために,多少難しくても,考えたり書いたりする機会にたくさん触れてほしいと思うのです。
この気持ちは決してフェイクではありません。
(N)


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