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頭が慣れてくる?

 現在,私は長野県読書感想文コンクールの金賞作品集『ひろがる読書』の校正を行っています。それを受けて,今回は,最近私が読書をしていて気づいたことを話したいと思います。
 以前このブログで,自分は小説を書くのが好きだと書いたことがありました。それで次に書こうとしている話を考えていて,
「こういう内容なら…舞台は江戸時代の農村かな……でも何も知識がないな」
 ということで,図書館に資料を探しにいきました。しかし,そういう本は読んで楽しいというものではないので,すぐに嫌になってしまい,読み進められません。
「まいったなぁ…でも,様子がわからないと書けないぞ」
 この時点で,そもそも自分は江戸時代の農村の何を知りたいのかすらわかっていません。
 それでもなんとか頑張って,すごく時間をかけて無理やり一冊読み切りました。そして,次は子ども向けの民話を読み,また資料を探して読みました。
 四冊目の関連書籍を読み終えたあたりで,ふと気づいたことがありました。
「あれ……なんか,あんまり嫌にならずに読めるようになってきた」
 頭が,そのジャンルの話題に慣れてきたのでしょうか。
「あれ,この本のこの内容,ほかの本でも述べられていた気がする。重要なことなのかな」
 そして次に調べたいことがわかってきました。
 流れはこんな感じです。
 最初に頑張って読んだ本というのが,お百姓さんたちの水資源抗争についての本でした。
「新田開発についてすごく言及している……じゃあ,時代は具体的に,江戸時代の新田開発がさかんに行われていた頃にしよう」
→江戸の農村について調べよう→新田開発について調べよう→当時の農業のことも調べないと→農民の暮らしを調べないと→主人公は子どもだから,農民の子どもの暮らしを調べないと……。
 なんとなく,本を探すときのキーワードが浮かんでくるようになり,必要な資料も見つけやすくなりました。「頭が慣れてくる」と書きましたが,頭の中で知識がつながってきて飲み込みやすくなるのかもしれません。それが自分にとっては驚きだったので,新しい発見をしたなどと一人で喜んでいた今日この頃でした。

 さて,最初に述べた『ひろがる読書』も校了日が迫り,平成30年度版の夏休み帳・冬休み帳に関する作業にも追われています。今朝のニュースでインフルエンザが猛威をふるっていると報じられていたので,健康に気をつけて乗り切りたいと思います。

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