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桜の季節

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野も山も,淡いピンクに染まる季節が到来しました。
といっても,ここ長野市は,先週末あたりがちょうど満開で
信教出版スタッフも金曜日の終業後,お花見に繰り出しました。

この季節,私たちは新しい学習教材を仕上げ,一息ついているところなので,
毎年,お花見を欠かしたことがありません。
逆に私たちが制作した教材の販売を委託しているしんきょうネットは,
今が販売の最盛期で,お花見にはついぞ縁がないとのこと。
ちょっと申し訳ない気持ちもありますが,桜の開花が近づくとウズウズしてしまいます。

私たちは毎年,善光寺の裏手にある城山公園近くの花見茶屋で宴会をします。
桜の開花に合わせた急な予約でしたが,窓際に席が取れ,
天気もよく,桜もちょうど見ごろで楽しい会でした。

やり遂げた仕事,これからの新しい仕事のこと,たわいもない世間話。
満開の桜の中で,おでんや焼き鳥をほおばりながら杯も進みます。
隣の席の知らない人ともついつい言葉を交わしてしまいます。


昨日,熊本で大きな地震がありました。
九州全体が揺らいだような地震で,
当地の方々は,本当に不安な時間を過ごされていることと思います。

毎年,当然のように続けてきたお花見ですが,
それはたいへん幸せなことなのだと思います。


信教出版スタッフ一同,一息ついて,次に向かってまたスタートです。

今日は,2月29日

平成27年度も残り少なくなってきて,
私たちの新年度の準備も峠を越した感のある近頃です。
通常は,週末の休日や,めぐりあわせのよい連休がうれしいものですが,
今までは,それさえ恨めしいような毎日だったように思います。
まだまだやりたいことが山のようにあるのに,どうして三連休なんだ。
あと一日あれば全然違うのに,何で休みなんだろう。
意を決してカレンダー通りに休んだり,結局休めなかったり。

今日までのブログには,そんな毎日から生まれた新しい教材が紹介されています。
平成28年度は,中学校の教科書が変わる年度であり,
信教出版でもそれに合わせて新しい教材の準備をすすめてきました。
執筆の先生方をはじめ,出版に関わるさまざまな職種の人たちと協力して,
何とか完成させることができた教材たちです。
一人でも多くの先生方にご紹介して,
一人でも多くの生徒のみなさんに使っていただきたいと思います。

見本をご覧になって,ご質問等がありましたら,何なりとご連絡ください。
どうぞ,よろしくお願いいたします。


山場を過ぎての余裕の一日。
今日は,ゆっくり過ごしたいと思います。

人と向き合う

新年 あけましておめでとうございます

信教出版は,1月5日が仕事始めでした。
現在は,平成28年度の教材制作の最終段階でてんてこまいです。
4月より,長野県の先生方,児童生徒のみなさんにお届けできるよう,あと一息,頑張ります。


さて,
今年の年末年始休業だが,大掃除,初詣,あとは家でゴロゴロ。それで終わってしまった。
そんな中で,特に心に残ったのが,
BS朝日放送の「世界遺産で神話を舞う 〜人間国宝・能楽師とギリシャ人演出家〜」という番組だ。
人間国宝の能楽師,梅若玄祥氏とギリシャを代表する舞台演出家のミハイル・マルマリノス氏による,
ホメロスの叙事詩オデュッセイア第11章の「ネキア」を原作とした能を上演するというプロジェクトを追った
ドキュメンタリーである。
マルマリノス氏曰く,「古代ギリシャの文明は,日本にある」とのこと。
彼は,そこにこのプロジェクトの成功を見出していたようである。
確かにキリスト教化される前のギリシャは,日本の八百万の神々のような多くの神々を信仰していたのだろう。
とはいえ,そんな共通の土台があったとしても,一筋縄ではいかない状況をドキュメンタリーは追っていた。

能の様式を守ろうとする日本側,それを超えた表現を要求するギリシャ側。
能楽プロデューサーの笠井賢一氏が,ぎりぎりのところまで譲歩した脚本を認めないマルマリノス氏。
何度もそんなことを繰り返し,あわやすべてがご破算という時,マルマリノス氏が来日。
両者は,ひざを交えて猛烈に議論する中で,お互いを理解していく。

こんな一大プロジェクトなのに,ほとんど実際に顔を合わせることなく進行していったのは,
居ながらにして情報交換ができる現代だからであろう。
しかし,それでは埋められないところが人間にはあるということだ。
お互いを目の前にして言葉を交わす。その時の言葉の勢い,微妙な表情のゆれ。
そんなものを人は読み取ってしまう。そしてそこから相手の思いをくみとっていく。
新しいものが生まれていく。

日々の中でも,人との直のコミュニケーションに煩わしさを感じ,それを排してしまう時がある。
さらにその煩わしさを,相手の迷惑という言葉で覆い隠してしまうこともあるように思う。
人と向き合うというのは,「私以外私じゃない」わけだから,なかなか難しい。
それでも「人と向き合う」ということを大切にしていきたい。


なお,ひざ詰め激論の結果か,ギリシャの古代劇場エピダヴロスでの公演は大成功だったそうだ。

図書館の庭

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信州教育出版社の道を隔てた東には,長野市立図書館がある。
仕事をしている3階の窓からのぞくと,図書館の正面の様子がよく見える。

この季節,正面に向かって左側の大きなイチョウの木が,かがやくような黄色に色づいている。
ヒノキの緑と,奥に植えられたドウダンツツジの鮮やかな赤とが並んで,実に美しい。
いつもイチョウとドウダンツツジを別々に見て,その色合いにため息をついていたけれど,
何年か前から,これはしっかり計算された植栽ではないかと思い始めた。
そう思いながら眺めると,この季節の図書館の庭は,どこも本当に美しい。
秋の信教出版は,毎年,新学期の準備で非常に忙しいのだが,
休憩時間に図書館の庭を歩くと,ちょっぴりリフレッシュできる。


図書館の庭には,カシの木も植えられている。
少し前からカシの木の下の道沿いの花壇にたくさんのドングリが落ちるようになった。
道を渡った信濃教育会の通り沿いにもドングリがたくさん落ちている。
道や花壇に落ちたたくさんのドングリを見て
(今年はドングリが豊作なのかな。クマは,里に出てこなくてすむのかな)と思った。
そうしたら,日曜日の信毎に「熊の目撃 県内大幅減 木の実平年並み以上の量」という記事が載っていた。

何年か前,民家の庭の柿の木に登っていたクマが撃たれたというニュースのあと,
胃の中にはその柿しか入っていなかったという翌日のニュースに胸が痛くなった。
安易にかわいそうなどと言ってはいけないのだが,やっぱりかわいそうに思う。
山は豊作らしい。どうか里におりることなく,お腹いっぱいで冬を迎えてほしい。

図書館の庭のベンチで,このままヒトと鉢合わせしないようにと心から思った。

AIBOを知っているだろうか。
1999年にソニーから発売された,人工知能を搭載した犬型ペットロボットだ。
当時,華々しい宣伝で,AIBOが発売されたことは知っていたけれど,
第1に犬より猫が好きだったこと,第2にやっぱり本物の動物でしょという気持ち,
第3に25万円という価格が自分にとってはぜいたくだったこと,
なにより,新しいもので,どんなものかまったく想像できなかったこと,
こんなことから,買おうとは思わなかった。

先日,テレビでAIBOの修理を請け負う技術者集団の番組を見た。
なんでも,ソニーでは,進化させながら続けてきた生産を2006年に終了,
メンテナンス部門だけは機能していたということだが,2014年にそれも終了。
ところが,その後もAIBOは,“飼い主”のもとで“生きて”いた。

修理を切望する“飼い主”たちの思いをくんでそれを請け負っているのが,
株式会社ア・ファンの技術者たちなのだそうだ。
かつてソニーに在籍していた乗松伸幸氏が立ち上げたこの会社は,
各メーカーの生産終了によって取り残されてしまったお客様への技術者としての「おもてなし」を社是に
活動を続けている。
乗松氏は,番組の中で次のようにおっしゃった。
「技術者たる者,自身が制作したものには,最後まで責任をもつ,という教えのもとに仕事をしてきた。」
胸が熱くなった。

番組を見て,思いもよらなかったことに気づかされた気がした。
機械が壊れるということは,よくわかっていたことなのに,
なぜロボットは壊れないと思いこんでいたんだろう。

AIBOは,“飼い主”に「今日はどうしていたの。」と問われ,
かわいい声で「ボーっとしてた。」などとこたえている。
わが家の生身の猫らは,柔らかくて暖かくてとてもかわいい。
けれども,AIBOのように人間語でこたえてくれることは,決してない。
つい先日,ソフトバンクグループからpepperという“感情”をもった家庭用ロボットが発売され,
あっという間に完売した。
同社のHPには,「pepperがやってきて,家族に笑顔が増える。」とある。

AIBOやpepperの行動が感情によるものなのか,人工知能の計算によるものなのか,それはともかく,
問題は,それを受け取る人間には,心があるということだ。
今後,学校や教材にも“感情”をもった“なにか”が入り込んでくるのかもしれない。
子どもたちは,生身の先生よりも“なにか”を信頼したりしないのだろうか。
長年親しんだ“なにか”のサポートが終了した時,子どもたちはどんな気持ちになるのだろう。

AIBOの顛末は,ロボットが永遠でないということに気づかせ,
キカイとにんげんの未来に新たな問題を提起してくれたと思う。


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