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写真は,平成11年に発行した,
「『信濃子ども詩集』半世紀の児童詩から ちゃんときいて!」という書籍です。
このころ,子どもたちに関わるさまざまな事件が起こり,
「キレる」「むかつく」という言葉が頻繁に使われるようになりました。
そんな中,長年,児童詩を通して子どもたちと向き合ってこられた
長野県作文教育研究協議会の先生方が,
半世紀の間に蓄えられた子どもたちの膨大な詩作品を振り返りながら,
子育てや教育について不安を感じ,自分には何ができるだろうかと考える人たちと
いっしょに解決の糸口を見つけられたらとの思いで編まれたのがこの本です。
表紙を決める際,私は,迷わずいわさきちひろの絵を使いたいと思いました。

“いわさきちひろ”と聞けば,
だれもがあの独特のやわらかなタッチの子どもの絵を思い浮かべるでしょう。
その無垢な姿に,育つ時代や環境によらない子ども本来の姿がみえるような気がして,
どうしてもその絵を使いたいと思いました。

先日,絵本画家いわさきちひろのドキュメンタリー映画の試写会がありました。
“誰もが知っている絵本作家の,誰も知らない波乱の人生”
刺激的な言葉で彩られた55年の人生は,思いもよらないものでした。
自分の意志に反する結婚をせざるをえなかったこと,そしてその無残な結末。
忘れることのできない,被害者としてのまた加害者としての戦火の記憶。
思うようにいかない日々の中でも,画家になりたいという強い思いをもちつづけたこと。
作品の酷評に悩み,挫折を乗り越え,自身の画風を極めていったこと。
童画の力を信じ,読む絵本ではなく,“感じる絵本”を生み出そうと試みたこと。
著作権という意識が希薄な時代,作家の地位と権利を守ろうと奔走したこと,等々。
近しい人たちへのインタビューを交え,さまざまなエピソードと数々の作品が紹介され,
いわさきちひろの人となりと人生が浮き彫りになっていきました。

映画を見て,私がその作品に感じた“子ども本来の姿”とは,
子どもたちが何の苦しみも災いもなく生きていける平和な世界であってほしいという
いわさきちひろの祈るような願いが表現された姿だったのだと思いました。
そしてそれは,子どもたちの詩を通して荒れる子どもを真正面から受け止め,
ともに歩んでいこうとした先生たちの思いにも通じるところがあるのではないかと思いました。

「いわさきちひろ 〜27歳の旅立ち〜」は,長野相生座・ロキシーにて,
7月28日(土)から8月10日(金)までの上映です。

2000年「日本作文の会賞」受賞
「『信濃子ども詩集』半世紀の児童詩から ちゃんときいて!」
・A5並製 256ページ 1500円  お求めはしんきょうネットまで

伊予国へ行ってきた

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先週,6月7,8日と仕事で愛媛県に行ってきました。

我が信教出版と同じように,
地域の教育に貢献することを使命としている会社の会合だったのですが,
いずれの会社も少子化と学校現場の多忙化の中で知恵を絞っている話が聞けて,
大変参考になりました。

会議の翌日,愛媛県教育用品の方の案内で
「松山市立子規記念館」と「坂の上の雲ミュージアム」を見学しました。
どちらも非常に素晴らしい建物でしたが,
特に,安藤忠雄氏の設計による「坂の上の雲ミュージアム」は,
三角形の斬新な建物で,その3辺をらせん状に見学していく構造になっており,
この建物の
“三角形のスロープをあがっていくことで,歴史と共に回遊しながら,
 明治の精神を感じ,一人一人が思索できる空間”
というコンセプトを十二分に体感させてもらいました。

いつも思うのですが,明治期の日本人の学びに対する意欲や生真面目さには,
頭が下がる思いがします。
地域の期待を背負い,いったいどれほど勉強したのでしょうか。

短い時間でしたが,また,ゆっくり訪れたい場所です。

お久しぶりです!

平成24年度が始まって,はやくも4月も後半に突入です。
長いこと更新ができませんでしたが,
新年度を迎え,新たな気持ちで取り組んでまいりますので,よろしくお願いいたします。

さて,5年半前のブログデビューの折,
“学習書や書籍,それらを制作している間,この部屋で何が起こっているのか,私たちが何を思っているのか,ささやかに,そんなことをお話していこうと思う。”
と記しましたが,約三か月休んでいる間にいろいろなことがありました。
まず一つめは,2月後半から3月にかけて,
県内の小中学校へ,私たちが作成した教材のご紹介に伺ったこと,
次に,昨年より取り組んでいた,オンデマンド出版と電子書籍がようやく形になったこと。
オンデマンド出版と電子書籍については,本家HPに本日アップすることができました。
信州大学の伏木久始先生の編集による『信州発・大学版「総合学習」の展開』
伊那小学校の30年前の名著『内から育つ子ら』
いずれも,関連会社のしんきょうネットIT事業部の協力の下,
ようやくご覧いただけるようになりました。

ところで,2月後半から3月にかけての学校訪問ですが,
信教出版6名のスタッフが,しんきょうネットの営業担当と学校にお邪魔して,
新学期に使っていただきたい教材のご紹介をしてきました。
特に,昨年,小学校の新学習指導要領施行に合わせ,4教科をそろえて発行した,
「信教小学校テスト(国語・社会・算数・理科)」,
そして,24年度の中学校の新学習指導要領施行に合わせて改訂新版を発行した,
「新漢字練習帳」と「数学の基礎練習」を中心に据えて,
約130校に伺い,お忙しい中,大勢の先生方にお話を聞いていただくことができました。
おかげさまで,それぞれ新規に使ってくださる学校もあり,感謝しています。

特に「新漢字練習帳」は,大きく採択を伸ばすことができました。
わたしたち,信教出版の教材は,
長野県の先生方による,長野県の子どもたちのための地域に根差した教材という性格をもっています。
「新漢字練習帳」は,それを生かして“長野県高校入試に出題された漢字に旗をつける”など,
長野県版であるということを前面に出して制作してきました。
担当も正月休み返上で,間違いのない教材,役に立つ教材を目指し,仕事に取り組んできました。
「新漢字練習帳」には,多くのライバル教材がありますが,
その中で大勢の先生方に受け入れていただき,本当にうれしく思っています。

久しぶりのブログで,少々長くなってしまいました。
部内スタッフたちにも,それぞれこの三か月に様々なことがあったと思います。
過去,現在,未来のモロモロ,新しい情報,いろいろ更新していきますので,
よろしくお願いいたします。

本を取り巻く環境

お昼過ぎ,『義民城に叫ぶ』という本の問い合わせの電話があった。
昭和61年刊のその本はすでに絶版になっているが,
入社数年の当時,校正のアシスタントをしながら,
「二斗五升!」と叫びながら磔になった多田加助たちに泣けてしまった本である。
この本のことをいったいどこで知ったのかと思ったが,
今日日,インターネットで検索すると,信教出版の本がかなりヒットする。

何かしらの文章に資料として登場したり,講演者の執筆本として紹介されたり,
また,ダイレクトにネット書店でもその書名を見つけることができる。
アマゾン・ドット・コム,bk1,7net等々。
書名ばかりか表紙画像が掲載されている本もあるが,弊社が出品したのではないからか,
「お取り寄せ」とされていたり,扱いが中古品のみだったり,
「現在お取扱いできません。」「ネット在庫なし」ということになっている。

…実は,弊社3階の倉庫に,物によっては十分な在庫が眠っているのに,だ…。

本の流通もだが,本の形態も一様ではなくなってきた。
今のところ,弊社書籍を電子書籍で読みたいという要望はないが,
今年,信教出版は,デジタル教科書を発行し,
紙でない本についての取り組みも開始した。

本屋をうろつくことが好きだったり,本のカタチの美しさに愛着があったり,
個人の好みはともかくとして,
どんな形にせよ,本が読みたいという人々の欲求をかなえることが
出版社の使命の一つであると思う。

本を取り巻く環境は,大きく変わりつつあるが,
新しいことにもひるまず取り組んでいかなければならない。

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暑い毎日が続いていますが,いかがお過ごしでしょうか。
一週間ほど前に,関東甲信越も梅雨明けしたとみられるとの報道があり,
信州もいよいよ夏本番を迎えました。

それにしても,年々,梅雨の風情がなくなっていくような気がしてなりません。
子どもの頃は,梅雨の季節といえば毎日毎日雨が降り,じめじめとした日が続き,
だけど,学校から帰る頃には雨が上がり,かたつむりを見つけたり,虹がでたり,
そんな中,お気に入りの長靴を履いて,ぴちゃぴちゃと家に帰ったような気がします。
近頃は,雨降りの日が少なくなり,梅雨の期間もなんだかはっきりしない感じです。
降る雨も非常に暴力的な感じがして,風情というより,災害が心配になります。

さて,今年の梅雨も梅雨と認識する間もないうちに終わってしまったようで,
本当に暑い毎日が続いています。
信教出版では,二学期以降の学習書の制作が本格的に始まりました。
季節を先取りした,「冬休み」「春休みの学習」ほか,
来年度から施行される,新しい中学校学習指導要領に沿った学習書など,
忙しさのピークはもう少し先になりますが,
今の仕込みが今後のスケジュール,そしてできばえを左右すると思います。

出社するだけでぐったりしてしまうような毎日(前回ブロガー)ですが,
“健康管理も仕事のうち”をモットーに乗り切っていきたいと思います。


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