言葉の妙

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何気なく交わされる言葉に置いて、森羅が「??」と思う事を思いつくまま綴ります。言葉って読み込むと、人の気持ちが見えてきます。さて、言葉の使い手から何を読みましょう。
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我慢と努力の違い

春は色々と行事が多かったりしますね。年度始まりと言うのは何かと調整や慣らし等が必要だったり。職場では新人歓迎会やお花見とかで人間関係の構築が図られるかと。学校関係だと、人間関係構築のお手伝い行事が遠足だったりしますね。サクランは遠足と言う事で。中学校に入ったキンシコウは一日だけの行事ではなく、オリエンテーションとして合宿が予定されていました。がぁ、なぁんで初のテスト週間中に合宿するのかなぁ… (ーー;) ま、現在、キンシコウは人生初のテスト週間というものを体験中。これはこれで別のお話と言う事で。 (^m^)
 
麗らかな春の日、森羅は用事で “都会” に出掛けました。用事を済ませ、電車に乗り込もうとホームに立った森羅でした。そのホーム、ワサワサ・ザワザワとちょっと賑やかで。それもそのはず、ホームには黄色の帽子を被った団体が。森羅の胸の高さの身長の人間が背中にはリュックサック、頭には黄色の帽子―― これは見るからに小学校の遠足風景ですね。このサクランより幾分低めの身長の団体の中に、際立って背が高く見えてリュックを背中にしている人物が、察するに引率の先生でしょうか。ヒヨコちゃんの群れ、社会認識も発展途上、電車内をどんな様子で過ごすのでしょうね。 (^−^)
 
  ちょっと興味が募る森羅、見るでも無し見ないでも無しの風情で眺めていました。電車は進行方向に対しての横揺れと共に走り始めて、黄色の帽子も風が吹いたかの様に揺れて。大人は釣り皮とかに届くから良いですよね。背の低いヒヨコちゃんたちは壁か車内のポールしか捕まる所がなく、その体を支えられる車内のパーツも限られていて。踏ん張る事で凌ぐしかない様子。その中の一人が、電車の揺れで倒れてしまいそうな点を引率の先生に申し出たようです。それに応える先生の話で森羅の耳に届いた言葉は、「我慢する」でした。
 
  我慢…??  我慢って、我を抑えて耐え忍ぶって事ですよね? 苦しさや・辛さ・痛さ・寒さ・悔しさとか快適とは言えない事を堪えるって事ですよね? う〜ん… 微妙…
 
  我慢と言うものを強いられた人間って、往々にして胸に溜めるものがありますよね。自己の意思と反して、外部からの圧力に屈した形の場合、“堪えた“ って自覚は芽生えましょう。引き換え、同じ我慢でも自主的だった場合は、本人の意思は損なわれず、外部からの圧力は無し。これは自己コントロールの一種ですから問題無いと致します。
 
  我慢って言葉、割にネガティブな響きを持つ事が多いと思います。電車の揺れを耐える努力はネガティブな事?? 決してネガティブな事柄ではないのでしょうが、ヒヨコちゃん達の心にはネガティブに響いたのでは?と思わずには居られません。もし、これが、「倒れない様に踏ん張る努力をしてみましょう!」 「足を開いて立って、転ばないようにしましょう。」 「どうしたら転び難いと思う?」とかってポジティヴな方向の提案をしていたなら、ヒヨコちゃん達もポジティヴに転ばない努力をしたのだろうと思います。もしくは 「転ばないコンテストの最中ですよ〜! みんな頑張ってね♪」なんて先生が言ったなら、俄然、ヒヨコちゃん達はポジティヴ度をググっと上げたでしょうね。他には 「ならば、先生に掴まっちゃう?」 なんて言えば、先生の温かさをヒヨコちゃん達は感じたでしょうね。
 
  正直、どちらの言葉でも結果としてヒヨコちゃん達が揺れに耐えられたら良いんですよね。その結果を導き出すのに、己を曲げさせる言葉を掛けるか、己を伸ばさせる言葉を掛けるかで受け止め方の違いは生まれちゃいますよね。
 
  仔細な事なのでしょうが、こんな先生の働き掛けの違いで、甥っ子AD君の昔のクラスメートは堪え切れない!と当時の担任の先生にプチっとした造反した事があるそうです。一度決めた事を簡単には変更できないAD君の動きを、担任の先生はクラスメートに 「我慢しなさい」 と納めさせて来たのだそうです。回数が多くなるにつれ、クラスメートたちには自分達が後回しにされている感じが募った結果の様です。もし、先生が我慢と言う言葉の代わりに、「理解する努力をしてみないか?」と声掛けをしていたなら、造反も、裏に回ってAD君への腹いせも防げたのかも知れません。
 
  キンシコウのアンポンタン振り、サクランの我儘態度に日々、振り回されている森羅でありますが、我慢と言う言葉は辞書にありません。子供たちが小さい頃、預かってくれる先がなかったので、どこに行くのでも連れて行き、子供と離れる事などなく過ごした森羅。時に自分だけで好きなように動きたいなぁ〜と思う節はありましたが、踏ん張りどころだぁ!と自分を鼓舞させて切り抜けました。それは自分への挑戦で、「こんな事で音を上げたら情けないぞ!」 なるモノでした。「子育てって大変でしょ?」 と共感と労わりをもって声を掛けて下さる人は沢山いました。自分のキャパシティにリミットがあると思いたくない森羅、「皆さんが通って来た道ですから、頑張ります!」 と笑顔で応えましたわ。 我慢と言う言葉を使って、自分の信条を表していたら、きっと日々の全てが我慢の色に染まってしまい、精神的な成長どころか気持ちが腐って行く方向にあったのかも。我慢はしないが努力とチャレンジはする―― 改めて自分のあり方を考えちゃいました。
 
  と言う事で、我慢せずに子供たちのオイタには、力いっぱい叱ってやるもんね〜♪  (^Д^)グワハハハ!    

日本人の証明

  “証明” と言うと、色々な “証明” が思い浮かぶかと。10代の頃は、図形の証明であり、サスペンスドラマを見たらアリバイの証明だったり。時に証明するのはスムーズで簡単だったり、時には簡単そうに見えて難しかったり…  願わくば、突き詰めて何かを証明しなくてはならない事態は避けたいと思いますけど。 (^−^;)
 
 
 
 
  統一地方選選挙なる物が行われましたね。一応、国民の義務とされているので (モリラフが払っている) 税金分くらいの権利は使わせて頂こうと、森羅も投票に行って参りました。後学の為とキンシコウも同伴し、静まり返った投票場に足を運びました。
 
  今回も指示する候補者はいるのですが、その方はとても地道で素朴で実直なタイプでして、街宣車ならぬ街宣リアカーでの選挙活動。事務所も自宅の居間だったりするのでお祭り騒ぎって感じでもありません。お手伝いに… なんて出向いた所で、お客さん待遇を受けるがオチだったり。差し入れ位は持参したいなぁ〜と思いつつも子供の学校関係で気忙しく、思いは思いのままで投票日を迎えてしまいました。
 
  余りにも選挙活動期間中に関心が薄かったのですが、それでも結果に寄せる関心はそこそこありました。市長選では選挙権の無いモリラフですが、推したい候補者がいるとの事でその方の得票数もきになります。また旧知の友人でもある森羅が指示する候補者の結果も気になります。と言う事で、開票&集計作業の会場にお散歩のつもりで向かったのでした。
 
 
 
  施設内の照明が落とされる時間帯、開票作業会場からは煌々と灯りが漏れていました。参観者入口に行きますと、数名の職員がテーブルの向こう側に待機していました。施設内に歩き進んだ森羅に、「こちらの方にお名前と住所と生年月日の記入をお願いします。」 との事。え〜、面倒くさいなぁ〜と思いつつも、 “Bang-show 森羅” と名前を、そして住所に生年月日をサラサラと書き込みました。すると… 「失礼ですが、外国の方でいらっしゃいますか?」 と職員が問い掛けて来ました。   憮然…   前置きの通り、失礼極まりないジョ、全く!
 
 
 
 
 外国人だったら何かあるんですかぁぁぁ?? 
 
 
  ここに基本的に単一の民族で構成される日本の人たちの潜在意識が見えた気がしますね。確かに、アルファベット表記をしましたので、所謂、一般的な日本人とは言い難い事は推測がつきます。
 
  この質問の根源は、選挙法の8?条の?項に基づき、投票した人しか参観出来ないと言う事ラシイのです。ふ〜ん… と言う事で、法律を調べてみようと思ふものの、現在の所はシッカリとウラが取れていません。何方か詳しい方がおみえでしたら、ご教授頂きたく思います。
 
  さて、何が気に入らないか? です。 “投票権を持っている” = “有日本国籍者” の図式は間違えでは無いと思います。投票をした人のみと言う限定が有る場合、確認において “外国人” と言う言葉は必要かどうか? の疑問を感じます。この職員の質問は、 “あなたは外国人=日本人じゃない” の概念を持って発せられた言葉ですよね。つまり、暫定的とは言え、森羅は日本人では無いと見做された訳です。日本生まれの日本育ち、日本人としてのアイデンティティーを持たざるを得ず過ごして来た人間に対して、日本人である事を否定するのは、その人間の存在を否定するにも等しい物を感じます。よって森羅が受けた印象は、“森羅の存在を否定された” と言った所になりますかしら。 (^−^;)
 
  投票権のある人間かどうかを確認したいのであれば、「本日、投票をされた方でしょうか?」 と尋ねるのがヨロシ。こう言った尋ね方なら、国籍を問う意味合いなど微塵も無く、必要な事は知る事が出来ます。中には長年、日本に住まい、本国の国籍から日本国籍に帰化された日本民族以外の方もおみえでしょう。“外国の方” と尋ねられたら、Yes・No 何れの答えも該当しちゃいますよね。帰化した事で日本に居を構え、日本に税金を払い、日本憲法の義務を果たしている元外国籍の方からしたら、大変な失礼でありますよね? 
 
  ふむ、これが他民族との交流が少ない単一民族の方たちの一般的な姿なんだろうなぁ〜と眺めにケリ。恐らくアルファベット表記で無く、カタカナ表記でも同じ事を言われたのでしょうね、日本人らしくないから。もちろん、大きな語弊が有る事は職員の方に、森羅の存在否定に対する多大な不快も添えて申し入れさせて頂きましたけどw
 
  森羅が覗いた開票・集計会場はまだ始動していませんでした。ので、一旦自宅に戻り、存在否定への対応策を思案しました。通常、身分証明となると運転免許所や学生証、健康保険証などが挙げられます。が、これらの何れも日本国籍を証明する事は出来ないのです! 免許証は交通法規と運転技術で一定のラインがあれば発行されるもので外国人でも所有できるのでダメ。。学生証は学校に在学していれば発行されるもので留学生でも所有していますし、森羅は学生では無いのでダメ。健康保険証は健康保険料を支払っていれば発行してくれますからダメ。間違う事無く日本人である事を、知らないとは言え屈辱的な発言をした職員に提示したいと思う森羅、思案しました。提示と共に国籍を明示出来る物――― 
 
  開票作業もそこそこ進んだろう頃、再び選挙結果を知りえる為に開票会場へ。ポケットにはトルコからの帰国スタンプが押されたばかりのパスポートが。そうなんです、国籍を証明できる書類はパスポートくらいしかないのです! で、パスポートは持参したのですが、黄門さまの印籠の様に掲げなくてはならないシーンは無く、徒労に終わりました。 (笑) 
 
 
  
  色々と身分を証明する書類ってありますが、改めて日本国籍保有者である事を証明するのが難しい事に気付いちゃいました。アジアの諸国を見まわしてみると、色んな国に日本人っぽい風貌の方が散見できますね。お顔を見て、「○○人っぽい」 とは言えますが、「○○国の人」 と断定出来ませんね。なぁ〜んて国籍って言う物を考えしまう今日この頃デス。
  高学年となったキンシコウ、児童が活躍する学校運営なども任されるお年頃です。そんな学校運営の一環である○○係でキンシコウは体育係に任命されたそうです。
 
 
  体育係―― 全児童が利用する可動式遊具を収める倉庫の鍵の解錠・施錠であったり、学校全体の体育行事で先生のお手伝いをしたりが内容の様です。で、その体育係の仕事の一環として、全児童の前でマット運動を披露する機会があったそうです。この披露の為、体育係の全メンバーが、事前にマット運動の練習に励みもしたそうです。そして当日。全校児童の集会のワンシーン、体育係が集会場所である体育館内にマットを敷き、指導先生の笛に合わせて前転、後転と一人ずつが披露して行ったそうです。その中の一人の体育係さん、マット運動は得意では無いらしく、特訓の成果が芳しくなかったそうです。この係さん、上手にマット運動が出来なかった為に、見詰めていた児童の中から笑いや野次が出て来たそうで…
 
 
  「ボク、おかしいと思う。上手に出来なかったとしてもさ、その後は今まで練習に頑張って来たんだよ。それなのに野次を言うのっておかしいと思う。」 とキンシコウ、思った事を森羅に話してくれました。ふむふむ。社会に出たなら結果至上主義にならざるを得ないでしょうが、そんな伸るか反るかの世界に飛び込む前に、プロセス重視で自信や努力する意味や価値を身につけるお年頃だと小学生時代を思います。キンシコウが不満に思うのは尤もだと森羅は思いました。一通りキンシコウが不満に思う点を森羅に聞かせてくれました。
 
 
  そして森羅、「うん、君の言いたい事は判るよ。50点の子が55点になったのでも努力の結果だもんね。でもさ、今ここで私に “すべき事では無い” と語った所で、笑ったり嘲けったりした子たちに何の変化ももたらさないよね。キミが怒りを感じて胸に思った事は、その場で口にしてあげる事が出来たら、嘲た子たちに一石を投じられたと思う。」 と言葉を紡ぎました。 「でもね、先生が余分な事は喋っちゃいけないって言ってたから…」 とはキンシコウの弁。 「ふぅ〜ん、そう言う人の努力を評価する以前に卑下するのを先生は止めなかったんだ。だとすると先生に止めなかった理由を聞いてみるのも手じゃないかな? ともかくね、君が人の努力を認めるべきだと感じたってのがね、君が人間的に素晴らしくなっている事なんだと思うよ。」 と返しておきました。惜しむらくは、感じた不条理の是正を、その現場で出来なかった事かなぁと思ったりします。が、こう言った “変だそ!” と感じ、それを自分で整理する中で、 “自分に何かが出来たはず” って思いを重ねる事で、ここぞ!と言う時に行動する事に繋がるのだと思いました。ま、キンシコウ君、只今成長中です。 (^−^;)
 
 
  そんな精神的成長の片鱗を見せてくれたキンシコウ、「お母さ〜ん、あのね〜」 と言って来た別の件。 「4649!」 って書かれていると、語呂合わせで、「ヨロシク!」 って伝えたいのが判ったりします。 「2525」 だったりすれば、「ニコニコ」。 「1919」 であれば、「行く行く」 って感じでしょうか。 「893」 なら、言わずも知れた… 「135」 ってあれば、「イナゴ」。 「1818」 であれば、「イヤイヤ」 なんて読めますよね。 と色々と語呂を合わせて数字を覚えたり、数字を読んでみたり。数字の憶えが悪い森羅、大事だと思う数字は語呂合わせで頑張ります。それでも歴史の年表を覚えるのは苦手でした。 (苦笑)
 
 
 
 
「お母さん、18782+18782って何になるか知ってる?」
 
 
 
と藪から棒に聞いて来ました。夕飯の支度でまともに聞いていなかった森羅、ぶっきら棒に、「難になるの?」 と返しました。
 
 
 
「あのさ、18782で “イヤナヤツ” なんだよね。」
                                 とキンシコウ。フンフンと聞いている森羅。
 
 
 
「18782に18782を足すと、37564でさ、
 37で “みな” でしょ。56で “ゴロ” でしょ。
 で、最後の4で、“” だってさ。※※君が言ってたよ〜」
                    とキンシコウ。
 
 
 
  フ〜ムと妙に納得した森羅―― シュールです…
 
 
 
 
  アンポンタン加減は、まだまだ遥かに発展途上人の様子です、キンシコウ… (苦笑)
 
 
  
 
  四月も半ば、桜の木には可憐な花弁にとって代わって若葉が芽吹く頃。進級したキンシコウと策乱、新たな学年に慣れた感じを受けた頃。特に策乱、最下級生だったのが、この四月から下級生が出来、多少は年長者の自覚も生まれているかと。
 
 
  この年長者の自覚ですが…  森羅たちが住む集合住宅に住むアジア系の可愛い奥さんの長男が、今年度からキンシコウと策乱の小学校に通い始めたのです。ピカピカの一年生♪♪ 実は可愛い奥さん、息子の入学以前より、混血児である我が子が学校で上手にやって行けるかと不安がっていました。もっとも長男を始め、彼女の子供たち、混血である事は見た目では分からない顔立ちなのです。それより、日本人であるお父さんにソックリ!! の顔立ちでして。加えて地元の保育園で過ごして来た経由から、日本語に淀みなどありません。家庭内言語は日本語―― 結局のところ、可愛い奥さんが気にしているのは、日本人の親に引けを取らずに学校関係をこなせるかどうかが不安なのだと思います。それは日本文化が、自分が生まれ育った環境や体験と大きく違うと言う実感を抱いているからなのでしょう。そして彼女の夫、愛情表現ヘタクソさんですが、妻も子供も大事!大事! の方なのです。ま、愛情表現がお上手でないのと、ご自身の意向が強過ぎたりで空回りっぽく見えてしまうシーンも無きにしも非ず… って森羅は思ってしまってみたり。個人的な意見はさておいて、このご主人さん、家庭を守るためなのでしょうね、会社経営で夜も遅くに帰宅し、日本の小学校に不安が大きい妻の良き理解者の席に座ってくれません。そんなこんなで世話焼き森羅、奥さんが 「判らないんで…」  と連絡が入ると、階段を上り下りしていた訳です。
 
 
  以前からの付き合いもあり、長男君の登校は自然にキンシコウ達と共に♪ となりました。そこで張り切るはキンシコウと策乱。奥さんのお宅に行くと、何時でも歓迎してくれて、長男君も次男君もキンシコウや策乱を慕ってくれます。三男君はヨチヨチ歩きですけど、キンシコウに策乱はモタ〜リとした赤ちゃん時代から知っています。三男君の成長を見て来ただけに、三男君がヨチヨチ歩きで寄って来る姿は、愛らしくて仕方ないのだと思うのです。キンシコウと策乱にとっては大好きなご近所さんの一つです。その慕ってくれる長男君がキンシコウ達と学校に行きたい!! と意気揚々なのです。そしてキンシコウ達もお兄ちゃん気分、お姉ちゃん気分がくすぐられて。寝起きの悪い策乱ですが、少しばかり寝起きが良くなったような気がします。 お金では買えない人の気持ち、ありがたい事だと森羅は感謝の思いです♪
 
 
  さて、可愛い奥さんの不安材料、森羅は慣習の違いと漢字の壁だと思っていました。で、慣習の違いって具体的にはどうなのよ?? と聞かれたら実は答えに詰まる… 
 
 
  一年生の時間割はまだ定まっていない様で、時間割は一週間ごとにプリントで渡されている様です。そして月曜日の欄―― 一時間目 こくご 二時間目 がっこうたんけん…… と書かれたその右側に持ち物欄。 こくごのきょうかしょ ふでばこ… エプロン マスク… と書かれていたそうで。これを見た可愛い奥さん、衣料品店へ慌てて向かい、長男君に合うサイズのエプロンを購入、月曜日に長男君に持たせたそうです。 が、考えてみて下さいね。日本人が小学校でエプロン・マスクと言われて連想するのは給食当番だったりしませんか? そして給食当番のエプロンは学校で準備されていて、配膳掛かりでエプロンを着用した児童は週末に自宅に持ち帰り、洗濯の上で月曜日に持ち帰る―― ものですね。 エプロンを持たされた長男君、帰宅して言うのが、「ママ〜、エプロン要らないって! 先生が言ったよ。」 との事。訳が判らない可愛い奥さん。だって学校から配布されたプリントには持ち物として掛かれています。それを買って持たせたのに、要らないってどう言う事?? って事ですよね。訳が判らない可愛い奥さん。
 
 
  時々、可愛い奥さん宅を訪ねる森羅。と言って、彼女は同じ国から日本に来ている友人達が多く、その友人達が訪問するので彼女の部屋は治外法権って感じになっている事も良くあります。 (笑) ですので、適度な距離はお互いにおいている付き合い、用事のある時は連絡して / 貰って、顔を合わせるって所です。で、エプロンの一件の後、提出プリントの書き方が判らないとして連絡が入ったので、森羅はお邪魔に上がりました。プリントの不明点は、直ぐに解消。で、いつもの様に他愛のないお喋りを。そして横道、逸れ道、主旨スライドetc  よくある女性の脱線であさっての方向に向かう会話をしていた所でエプロンの一件が。彼女の話を聞いてプリントを見た森羅、月曜日のエプロンでピン! と何が起きたか判りました。森羅が知る英国の給食事情、スクールディナーレディとなる給食のおばさんが、スクールディナー専用の部屋にいて、トレイを持って移動してくる児童達のリクエストを聞いて準備されている食べ物を取り分けてトレイに乗せてくれるのです。いわゆる大学とかでの学食スタイルって感じでしょうか。日本スタイルとの大きな違いは、お給仕するのが専門の人か児童たちかの違いです。恐らく英国人が学校のプリントを見たら、可愛い奥さんと同じ対応をしたのでしょうね。
 
 
  習慣の違い―― 一言に言う事は出来ますが、果たして具体的には?? と考えてしまった一件でした。結局、森羅は日本式は判っています。そして一部の英国式も何となく判ります。が、それ以外の国での一般的な流れとなる、知らないので比較する事すら出来ないのです。これは森羅がどれだけ注意を払ったとしても、感知し辛かった事柄なのだとシミジミと感じました。そしてやはりこう言う事は同じ国民なら以前に感じた・失敗した事などから益の高い情報交換が出来るのだろうと思います。そんな訳で、地元教育委員会では彼女と同じ国籍の方がスタッフとして勤めているので、その方と彼女を引き合わせる算段にしました。同国民で先生をする人に何時でも尋ねられる環境は、きっと彼女の肩の力も緩む事かと思います。
 
 
  彼女の家を出る前、毎度の事ながら、彼女は森羅に迷惑を掛けたと詫びを口にします。そして森羅も毎回の様に言うセリフ、「迷惑じゃないよ。近所だし、近くに親類もいない同士だし、助け合っているだけだもん。私も世界大会の時に、子供達を預かって貰ったし。お互いさま!」 と口にしました。って、毎回、別れ際になると、お互い暖かい気持ちの展示合戦 (??) が始まるんですよね。でもこの時、展示合戦もすこしスケールアップした様で… 真剣なまなざしで彼女が口に出した言葉は、「BFSFね!」  ヌヌ? ちょっと判らない森羅。すると彼女、「ベスト フレンズ シスターズ フォーエヴァー ね!!」 とまるで指切りゲンマンみたいに、森羅の小指に彼女は小指を絡めて来ました。説明によると、指切りゲンマンよりもっと意味合いが深く、軽々しくない人間関係の深さを表わす際にするジェスチャーの様です。彼女にとって、森羅はベストフレンドであり、そしてシスターの様な存在との事――  
 
 
  彼女との友好な関係が棺桶に入るまで続いてくれたら、本当に良い冥途の土産になるでしょう。この先、色んな事柄が起きて、このシスターズが遠く離れてしまう事もあるでしょう。でも、何が一番嬉しいって、彼女がそこまで信頼を寄せてくれている事です。 「え?? 森羅なんかでエエんですかぁ??」 って戸惑いはたぁ〜くさん、胸にあります。海を越えて、人種を超えて、言葉の壁も越えて、気持ちで繋がれる―― 素敵だなぁ〜とシミジミ。
  小学校一年生の策乱、1〜10の数に関して一学期に学習しました。計算カードなる、カードをリングに通して表側に数式が、裏側にその答えが書いてある補助教材を使ってなんとかマスターしました。二学期に入って、繰り上がりのある足し算 を学習する段階となり、コインを使ったり、同じく補助教材のブロックを使ったりと四苦八苦。それでも回数を重ねる内になんとか頭に概念が入ったようです。


  この計算カードによる反復学習、これは毎日の宿題となりました。その宿題を確認するため、チェックシートなるプリントが配布され、それを厚紙に貼り付け、宿題と課された日にシート内に成果を書き込みます。日付と、スラスラ言えたか否か、間違えてしまった式はどれで書き込んで… とチェック項目が有ります。父と母の絶望と怒りと厭きれと一縷の望みに支えられ、策乱は繰り上がりのある足し算は時間短縮に間違え皆無で行えるようになりました。ふう、忍耐! の二文字が支えでしたけど… (苦笑)


  そんな訳で、間違えた計算式を書き込むスペース、何も書く物がなくなりました。用紙の真ん中に広い枠が取られているのに、何も書かないのって宿題を消化したかどうか一目瞭然とは言えません。何だかスペースが無駄な気がしまして…


  「策乱、間違えた式がないのなら、タイムを計ってみたら? で、全部の式を解答するのに掛かったタイムを書き込んでみるのはどう?」 と森羅が提案しました。


  計算に時間がかからなくなり、間違えもなくなった事で気分の良い策乱、「うん、タイムを計るんだね、判った♪♪」 とニコニコして答えました。そして森羅はキンシコウの宿題の一つである本読みに耳を傾けながら、夕飯の支度をしたのでした。


  翌日、帰宅した策乱、計算カードの宿題をする為に森羅のところへ。宿題をチェックするシートも持参で。ふとチェックシートを見てみると前日の計算カードによる計算の間違えた式のところに書かれた文字に目が釘付けに…







11月 ○✕日  たいまを はかりました





















  オイオイ!! 森羅たちはその手のブローカーじゃないぞ!! って、先生、何事も無かった様に 「 Good job!」 ってかわいいスタンプを押してるし… 「たいま」 って何さ?! この一字違い、久々にヤヴァイ間違えです… (苦笑)

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