ミッシングワーカー

 先日、NHKでミッシングワーカーが取り上げられていました。ネット上でも結構評判になっているようです。ミッシングワーカーというのは、求職活動をしていない仕事を諦めている 人たちの事を言うもので、 特に40代50代に急増していると。それも親の介護が契機となっているという報道でした。

 親の介護のために職を辞め、親の年金を頼りに生活と介護を続け、親が死んで再度、社会に復帰、就職できなくなっている状況の人の話です。わずかな貯金を取り崩したり、介護の母親のみが残された場合には、わずかな年金のみになる話でした。

 こういう番組を見ていて思うのは、福祉の話がまったく出て来ないのがどうしてなのか分からないのです。仕事を完全に辞めなくとも、各種の福祉サービスがあり、生活保護というものもある。民生委員もいるし、包括支援センターもある。番組の中では月に5万円で生活するとかの話がありましたが、生活保護の申請が認められない理由が定かではありません。
 福祉の手が入らない領域だと強調したいのかもしれませんが、福祉の助けがあることを知らないのか、拒否しているのか。知らないとすればNHKの人が教えてあげれば番組にならないのかもしれませんが、これはおかしな話だし、訴える方向が違うでしょう。

 社会問題を煽るNHKの性なのか。必要以上に大変だ、可哀そう、早急の支援がいる、誰でもなる危険性ばかりが強調されているように思えます。

 こういう人達がいるというのは分からないでは無いですが、もう少し客観性のある話でないと、私のように疑り深い人間には、非常にレアなケースを取り上げているのではないかと疑ってしまうところがあります。

 7チャンネルの「家について行っていいですか」で展開される話題の方がリアル感に満ちており、相変わらずNHKはヤラセで作っているという疑いから抜けないのです。

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病院のランク

 昨日、話の初めに高度化医療を担当している大病院と、母が入院している中小規模の病院の話を書きました。医療の現場は病院の下にクリニックと称される個人病院というか、医師が経営する診療所があります。

 今回、病院に入院する切っ掛けになったのは、介護保険申請のためで、近隣のクリニック、つまりはそれが主治医という位置づけになるのですが、そこで診断書をもらってくれという話から始まりました。

 近隣の、ほとんどかかった事のないクリニックでしたが、取り敢えずの申請のために訪問し、診察というか検査、血液検査を受けました。
 その検査結果が、問題になり、何の数字だったのか分からないのですが、普通の人の10倍以上の数値だから、直ちに医療入院が必要で、紹介状を書きますと告げられました。

 それで現在、入院している病院に行く事になったのですが、そこは10年前に入院したこともある病院であったことが理由として大きかった。
 で、そこでの診断はクリニックでの話とは大いに違う話になりました。クリニックの医師が問題視した項目は高齢者ではよくあるものであって、そこのクリニックの限界を示しており、つまりはお手上げということのようでした。

 そして癌が強く疑われるという診断に行きつくのですが、しかしこの病院ではそこまでであって、どこの癌であり、ステージがどのレベルにあるというところまで行きつきません。他で聞いた話では、あそこのレベルでは、たどりつけないのは当然だろうというのです。
 高度化医療を担う大病院ならば、一年間に癌の患者を数千人診ており、手術の件数も驚くべき数に上っているのはHPでも確認できます。つまりは経験の差が圧倒的であり、解析力も半端じゃないのでしょう。

 病院のランクが医療の高度化により、どんどん大きくなっているのでしょう。個々の医師の能力にはもしかするとそんなに開いてはいないのかもしれませんが、病院という総合力の力比べになると大きな差になっているのでしょう。
 これは何も高度な医療機械が入っているかではなく、専門スタッフを雇えるだけの財務力やら、人材の育成する力なのでしょう。

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病室の風景

  現在、母が入院している病院は救急病院で、100床に満たない中規模と言うか、やや小さめの病院です。5階建てです。

 地域内には高度化医療を担っている大病院が2つあり、周辺の地域をも含めれば、4つか5つあるでしょう。100床前後の病院というと、倍以上あるでしょう。

 母親の入院しているフロアは、母は当然ですが、皆が皆、高齢者が多く、90代、80代がほとんどと思われます。意外に思われるかもしれませんが、頻繁に患者は入れ替わります。既に三週間入院している母親なんかは、珍しい存在です。
 元気になって、あるいは死亡して退院している訳ではありません。ほぼ100%、施設と病院を行き来している人々です。つまり施設で調子悪くなって、病院に行き、治ってきたら施設に戻るという形です。

 まずまともに口をきけません。自分がどこにいるかを理解しているかも定かではありません。施設と病院との行き帰をする場合に家族が一緒というのはほとんどないようです。大概は施設の職員が付き添い、入院が終わると帰って行く。退院の場合も同じようです。

 見舞客は家族を含めて非常に少ない。毎日のように見舞う私なんかは例外中の例外です。

 5人部屋なんですが、ひっそり静まっている場合が多いのですが、うめき声やら、自分がどこにいるのか分からないらしく、病院に帰りたいとか、助けてを連呼するお婆さんがいたりします。

 人生の最終章ではないけれど、なかなかの光景が広がっています。

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